あてんしょん
◽︎本作品は旧wrwrd様、mzyb様の二次創作
◽︎ご本人様には一切関係ありません
◽︎os、ht、niは出てきません
◽︎検索避けをお願いします
◽︎暴力などの表現あり
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ciは全力で走っていた。
裸足で森を駆け抜けていた。
その姿はまるで怪物に追われている子供のように怯えた表情をしている。
ci「はぁッッ、はぁッッ!!」
足が茨に絡もうが関係ない。
石を踏もうが関係ない。
今ある地獄から抜け出すためだ。
ズキッッ
ci「クソッッ!!」
足が思うように動かない。
ciはこのままあの地獄に戻ってしまうのかと思ったその時、
??「お前、大丈夫か?」
「足いっぱい怪我しているゾ!!」
ci「た、助けてくださいッッッ!!」
ciは藁にもすがる思いで必死に助けを求めた。
??「あぁ、大丈夫だゾ!助けてやる!」
その声を聞いた瞬間ciは意識を手放した。
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ci「ハッッ!」
白い天井が視界に入ってくる。
??「あぁ、起きたか。しばらく安静にしているといい。」
ci「あの、ここって…」
??「勝手に連れてきて悪いな、ここはW国だ。」
ci「W国ってあの強い国?」
??「そうだ。」
ciは自分の逃げてきた国から遠い国に連れて行って貰えたのだ。
??「突然だが、W国の軍に入らないか?」
ci「えッッ、?」
??「どうやらお前はA国から逃げてきたらしいな。」
ci「そうですけどなんで俺なんかが?」
??「おっと、自己紹介がまだだったな、」
gr「俺はgr、W国の総統だ。」
ci「総統様?!」
gr「そんなにかしこまらなくてもいいゾ!」
「俺はお前が気に入った。」
「名はなんという?」
ci「ciです。」
gr「そうか、ci!是非この軍に入ってきてくれ!君がいるともっとこの国は強くなるだろう!」
ci「でも俺ッッ、戦闘はあまり…」
gr「あぁ、知っている。A国について調べたらciの情報が出てきた。なんでも腕のいい外交官だそうじゃないか!」
ci「腕のいいなんてそんな、俺はA国の奴隷みたいな感じですよ。」
gr「ふむ、ここでは隊員を奴隷みたいには扱わないゾ?」
ciは考えた。
A国に戻って奴隷のように生活するよりW国で活躍した方が開放される、と。
ci(もしここでも同じような扱いを受けたら逃げればいいだけ…それならッッ!)
ci「分かりました。非戦闘員でいいなら…」
gr「やったゾッッ!!ありがとうな!ci!!」
「それと、俺の軍の幹部が挨拶に来るそうだから来るまで寝ていてもいゾ!」
ci「いえ、怪我もだいぶ治ってきたし起きています。ていうか何時連絡したんですか?!」
gr「さっきインカムでさせてもらったゾ!」
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ドタバタと大勢の足音が聞こえる。
バァァァァァァァン!!
gr「お前ら、少しは静かにするんだぞ…」
??「あぁ、grちゃんすまんw」
??「で、新しく軍に入る子は何処おんの?」
gr「ここに居るゾ!」
ci「ciです。どうも。」
??「ッッは?」
??「ci…?」
ci「その声は…にいちゃん?」
tn「なんでお前がここに?」
ci「にいちゃん…ポロポロ」
gr「なんだ、お前ら知り合いか?」
tn「それより、お前に軍はダメだ。」
ci「なんでそんなこと言うの?俺A国に買われても頑張ってきたんだよ?」
zm「俺は反対。危ないやん。」
sha「俺も。戦闘出来ないなら殺されちゃうかもよ?」
rbr「俺も反対かな。」
shp「俺は別にいいと思う。」
gr「反対派もいるのか…」
tn「grさん、俺も反対や。」
gr「なんでだ?お前ら兄弟じゃないのか?」
tn「兄弟だから。兄弟だから軍から遠ざけていたのにッッ!!」
「軍にいたらいつ死ぬかも分からんのに置いとけるわけが無い…」
gr「でも俺はciに外交官をやってもらいたい。ちょうどこの間前の外交官が辞職したし、ちょうどいいじゃないか!!」
ut「tnち!非戦闘員ならあんまり危険じゃないんだしいいんじゃない?」
tn「まぁ、戦わないなら…」
ci「にいちゃん!!お願い!!俺A国で奴隷みたいな生活してきてもう嫌やねん!!活躍できるように頑張るからッッ!!」
gr「じゃあ決まりだゾ!」
ciはW国の幹部。外交官になった。
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ciが外交官になって早1ヶ月…
それなりにみんなと馴染めていた。
1部を覗いては…
一般兵はciがいきなり幹部なのが気に食わないらしく、日々嫌がらせをしていた。
一方ciはそれを気にしている様子はなかった。
“表では”
───────
ci(W国にはだいぶ馴染めてきたけど一般兵からのいじめが凄いな、)
一般兵からは陰口、暴力などciの精神的ストレスになるものが多くあった。
ciは幹部棟で過ごしているため、他の幹部のメンバーには一般兵のいじめがバレることはなかった。
ci「みんなに言ってもいじめがエスカレートするだけだもんね、」
ci「俺が我慢すればみんなに心配かけなくてすむなら… 」
───────
幹部のメンバーはciが日に日にやつれていくのに気づいていなかった。
1人を覗いて。
tn「……(ciは絶対なんか隠してる…)」
tn「俺が解決してやらないと…」
───────
gr「突然だが、A国と戦争をすることになった。」
tn「ッは?」
gr「すまない。連絡が遅れてしまった。」
ut「ゆうてA国も大概強いねんな、」
kn「俺らで勝てるんか…?」
rbr「お前ら落ち着け!俺がしっかり指示出してやるからな!!」
sha「rbrがそういうんなら頼もしいわ!!」
zm「ふーーーーん!!!この俺に任せな!」
shp「じゃあワイは射撃の練習してるんで…」
ci(A国か…)
tn(絶対ciを、守る!!!)
───────
戦争当日
a兵「グアッッッ!!!」
zm「よーーーーし!ここらの敵は全部倒したぜ!!」
rbr『じゃあ、zm!!あとは左のknのとこ手伝ってあげ___』
『えッッ、なんやッッ?! 』
『ドカッッッッ、バタバタバタバタ』
『rbrさんッッ___』
tn「はッッ?rbr?!聞こえるか??」
rbr『tn!!!!!!ciがッッ!!』
tn「…………ダッッッ」
───────
tn「rbr!!!ci!!!!!」
rbr「ciが俺を庇って……」
rbr「俺は何とか残りの兵倒したんやけどッッ」
tn「出血がやばい……ci!聞こえるか…??」
ci「に、いちゃ…?」
ut「ci…?!」
ci「俺、や、役に立った、よ、ね……?」
tn「何言ってるんッッ!今手当するから喋らんといてッッ!!」
ci「も、もう俺は助からん………」
sha「ci??やだよ…俺ッッ!!」
ci「shaさん………」
tn「sn!!!!はやく!!!!!」
sn「………ダメだ…。」
「もう、心臓撃たれてるから…助からない……ッッツ!!!」
gr「ci!!!」
kn「ci!!!」
em「ciくん!!!」
zm「ci!!」
shp「ciッッ!!!」
ut「ci!!!」
rbr「ci!!!」
tn「ci!!!!」
ci「最期に………言わせて…、俺、み、んなの………こと、大好きだよ……こんな俺を…軍に入れてくれて…………あり……が、とう……。」
パタッッッッ
最期の言葉を言い終わると同時にciの手が力なく倒れた。
───────
tn「ci………助けられんかった………。。。」
「クソッッッ!!!!」
tn「グスッッ、、ヒッグッッ、」
“泣かないで。にいちゃん。”
“俺はもう、大丈夫だから”
tn「ci…?」
tnはciの声が聞こえたような気がした。
ciの分まで生きると強く心に刻んだ。
───────
あれから3年。
W国は世界で1番強い国になり、奴隷がいる国を潰しては奴隷だった人を救っていった。
これはciの意志だ。
戦争の前日、ciは覚悟を決めて手紙を書き記して置いたのだ。
内容は半分涙でぐちゃぐちゃになっていて見えないが、最後の文には、
“俺みたいになって欲しくない。奴隷になっている人たちを救ってあげて”
と。
✂︎—————–㋖㋷㋣㋷線——————-✂︎
初めてノベルを書いてみたんですけど意外と難しかったです。w
内容がタイトルと大幅にズレていましたけど
自分なりには終わり方は良かったと思います。
またこういう短編集をいつかあげようと思います。
全部で3600文字書きました。
ここまで閲覧ありがとうございました。
コメント
2件
こう言う系もっと出してほしいです!!!あとさいこうでした!!!