元貴Side…
元貴「ッゲホッ、っゲホッ、…はぁ、はぁ…」
あれから1週間ぐらい、たつ。
それでも僕の病気は落ち着くどころか日に日に悪化してる気がする。
元貴「っ、…いたっ、…」
動いても、筋肉痛のような痛みが全身に走った。
元貴「ゲホッっ、…あっ、…ケホッ、ゲホッ…」
痛いし苦しいし、どうしようもないほどの苦しみに僕は泣きそうになる。
元貴「んっ、…ふっ…」
今日は滉斗に来てもらおうかな……
でも、迷惑かな、…
しつこいって思われちゃうかな、
でも、告白の返事待ってるよ、きっと。
僕は、滉斗と話したいって思いでいっぱいになり、滉斗に、LINEを送った。
既読なかなかつかない、…
部活、忙しいのかな、…
確か、通ってる高校のサッカー部は強豪校で有名だったからな〜。
ピロン…。
元貴「あ、…」
スマホを確認すると、滉斗からLINEがきてた。
滉斗『元貴、どうしたの?』
僕はすぐ連絡した。
元貴『会いたい。』
滉斗『今?』
元貴『すぐに。』
滉斗『うん、待ってて』
やった、滉斗が来てくれる。
嬉しい。
ピーンポーン…、
きたっ!
滉斗が来た!
がちゃ。
滉斗「よっ、」
元貴「来てくれたの、嬉しい!、……いたっ、」
滉斗が来て起き上がろうとしたら足が痛くて、転んでしまった。
滉斗「大丈夫、…?元貴。」
元貴「、…うん、……」
滉斗「とりあえず、横になって。安静にしてて。」
元貴「、………」
滉斗「あ、あのさ、…」
元貴「…?」
滉斗「まえ、告白した時の、返事って。」
元貴「あ、…」
滉斗は、耳を赤くして僕に問いかけてきた。
でも、まだ会ったばかりだし、付き合っても、滉斗が僕から離れていくってなると、すっごく辛い。だから、
元貴「あ、その返事、ね、…まだ付き合うのは早い、…と思うの。……だから、友達、から始めるのはどう、…??」
滉斗「……そうだよな。笑展開早すぎだよな。」
元貴「ごめんね、…。」
元貴「っ、…!…ゲホッ…ケホッ、っ、ゲホッ」
滉斗「元貴!」
元貴「んっ、ゲホッ…ゲホッ…ケホッ、…っ…。 」
滉斗「薬、飲もっ! 」
滉斗は、僕の背中をなでて、ゆっくり寝させてくれる。
元貴「んっ、…滉斗、…ありが、と。」
滉斗「ううん。良いよ。」
優しいな…。滉斗は。
こりゃ、モテるよね。
誰にも取られたくない、…な…。
……………………
あれから1週間。
滉斗とあれ以外合ってない。
久しぶりに相談室に行っても、滉斗は来てくれない。僕来週から診察があるから、入院するのに。それと、……言いたいことがあるのに……
教室に行ってみようかな、…でも怖いな、…
でも、滉斗に会いたいな、…
少しだけ、……行ってみようかな。
よし、行こう。
元貴「先生、僕、教室に行ってきます。」
先生「そ、そう?体調大丈夫なの?」
元貴「今のところは、」
先生「そう。体調悪くなったらすぐ近くの先生とかに言うのよ。」
元貴「わかってますよ〜。」
滉斗いるかな…、
女子生徒「滉斗く〜ん!」
え、…
滉斗「なに〜、」
女子生徒「今日帰りに、駅前にできた、ショッピングセンター、一緒に行かない??」
滉斗「え〜、めんど〜、」
女子生徒「お願い〜!あの言ってた子に合う服探せばいいじゃん、デート渡すんでしょ?」
滉斗「う〜ん、仕方ないな〜。」
女子生徒「ありがと〜!滉斗くん、ファッションセンスいいからたすかるの〜!」
滉斗「はいはい。」
なにあれ。
デート??言ってた子??
滉斗には、ほんとは彼女がいたのかな。
何この気持ち。嫉妬??
苦しい。息が。
やばい。手が痙攣してる。
発作もくる。
元貴「ケホッケホッ、んっ、…ケホッ、ゲホッ…」
僕は廊下の壁に寄りかかり、座りこんだ。
男子生徒「先生っ!!大森さんが!」
滉斗「元貴……?」
先生「大森さんっ!大森さん大丈夫!?」
滉斗「元貴っ! 」
元貴「エホッ、ゲホッ、…っ、ケホッゲホッ…。」
息が、苦しい。
ちゃんと薬飲んで安静にしてたのに……
悔しい……こんなことで倒れちゃって……
滉斗「先生っ!元貴は俺に任せてください!先生は家の人に知らせてほしいし!」
先生「え、あ、わかりました!若井さん、お願いします。」
元貴「ひ、ろ、…と…??」
この物語書くの楽しすぎて多分ずっと書いてると思うけどみんな前の作品の投稿ネタ思いついたら書くから待っててね。
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コメント
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こういう系統の物語大好きなので嬉しいです〜✨️続き楽しみにしてます‼️