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──────八幡さん視点──────

こいつが、こいつが──────!!!!

私の戦場を荒らし、私の楽しみをぶち壊した。これだから神は嫌いなのだ…!!!

感情のまま拳を構えた瞬間、私は幻覚を見た。

───星空のような瞳。この世で唯一私が神だと認めた尊敬できる存在。そんな姿が私の視界に入り、無意識に動きを止めてしまう。


「───どういう状況ですかッッ!!」


しかし、それは幻覚では無いと言わんばかりにめめさんの力強く、鋭い声が私の耳に響く。

───振り下ろしかけた拳をあたかも手を振るために出したかのように切り替える。めめさんはそれをふざけていると捉えたらしく、またまた鋭い声が響く。


「八幡さん!返事を!」

「めめさん!後ろ!!」


私は、返事の代わりに大声を出し、警告する。なぜならば背後にはメテヲさんがいるからだ。それも、私と良い戦いが行われるであっただろうぐさおさんを一撃で殺したのだ。警戒するな、という方がおかしいだろう。めめさんは、背後を素早く見ながら、右手に鎌を握る。なかなかに素早い手さばきに強者の風格だと、心がワクワクするのを感じながらも私もまた、拳を構える。

今のメテヲさんは警戒した方がいいだろう。何がしたいのか分からないが、仲間を殺し始めたのだ。正気の沙汰じゃないし、何がしたいのか目的も分からない。危険である。

しかし、私の考えに反してメテヲさんは意外な発言をする。


「まって!ぽれはメテヲじゃない!ぜんこぱすだよ、ぜ・ん・こ・ぱ・す!」


そう言って、慌てたような情けない表情を浮かべながら、両手をあげる。まるで降伏したかのようなポーズで、あのメテヲさんが冗談でやりはしないであろう態度だった。確かに、どことなく雰囲気がぜんさんに似ている、とは思う。しかし、その不確定な要素だけでめめさんは決めつけない。


「ぜんさんである証明って出来ますか?魂が完全に別物なので本人だと思えません。」

「いや…そりゃそうですよ。ぽれは魂毎回食してますから!」


めめさんが提案したことに、ぜんさんは明るく返す。


「魂の数が前から足りないと思ってましたが…あなたのせいですか…」


めめさんが呆れたような言うが、自称ぜんさんはそれに対して驚いたような反応を見せる。


「え〜!!魂の数わざわざ数えてたんですか!?」

「当たり前ですよ!死神は魂の管理も仕事ですからね!?てか、魂を消すのって…神しか許されてないものですよ。他の人がやれば…重罪ですけど」

「え、もしかしてぽれ捕まる???」

「いや、神に反逆してる時点で大罪よりも重い罪ですよ。直接神に危害を与えているので。」

「変わらない、ってこと???え!?てか、みぞれさん!?なんで生きてるの!?いや、失礼だけど!!!」


感情豊かに話すその姿はメテヲさんとは似ても似つかなくて。本当にぜんさんなのだろうと実感される。…だからこそ、戦いを妨害されたこの溢れんばかりの怒りをぶつけることは出来なかった。めめ村のメンバーだから。めめさんが大切にしているのならば、私も同じく大切にしたいし、個人的にもめめ村は好きだ。だからこそ。この、やるせない気持ちを素敵ることも、発散することも出来ない。…感情の制御が得意な方でよかった、と思う。

と、言うか。めめさんの後ろを見れば、遠慮がち…という程では無いがみぞれさんがいた。宝石のようにキラキラと輝く銀髪は生気を帯びていてる。───本当に生きているみたいだ。だが、実際は死んでいるのだろう。だって、メテヲさんとみぞれさんは途中、1体1になった。ぜんさんは最初、ぐさおさんの方に行っていたはずだ。つまり、みぞれさんが死んだ後、ぜんさんがメテヲさんを殺した可能性が高い。

───真面目に推理したが、まず、ぜんさんがメテヲさんに勝ったことがおかしい。なおかつ食した?…はっきり言って何を言っているか理解できない。…いや、ぜんさんは暴食の悪魔と契約をしていたはず…。暴食の悪魔の能力はなんでも食べることが出来ることだったはずだ。…神は食べれるのだろうか?いくら、七つの大罪の悪魔でも神を食べることは不可能に近い、と言うよりも気づかれて殺されるのが性で───


「…勝った…んですか?」


不意に、近くで声が聞こえた。いつの間にかみぞれさんが合流している話は終わっており、いえもんさんが合流し、ラテさんやルカさんも合流していた。少しばかり考え事をしている間に話が進みすぎだろ、と思いながらめめさんたちの会話を静かに聞く。


「えぇ。…犠牲者が思いの外多いですが。…今から、神界に行きます。心の準備は大丈夫ですか?」

「待ってください…。一旦、少しだけ休憩にしましょうよ…。心の整理を…させてください。」


そう訴えかけるのはルカさん。まあ、元とはいえ妹を手にかけたのだから、そりゃそうなるだろう。なんて思いながら私は一眠りすることにする。これ以上何かをしていると無性に戦いたくなってしまう気がした。少しばかり他の欲で埋め合わせをしよう。そう思いながら、雲の上で眠りにつく。

天国で寝るなんて、贅沢なものだ──────

























ここで切ります!やっと…やっと天界から離れられそうです…やっとだぁ!長編書いたことある人に伝わって欲しい。キャラ崩壊が起こる。まあ、この物語の場合キャラによっては心の内側が見えてきた、と言うだけなんですけど…まあ、これを書くのが難しい。正直に言うと、私ギャップが好きなんですよね。書いてて好きなんですけどムズすぎて嫌いにもなります()。やりすぎるとキャラ崩壊になるし加減が…まあ、いっか()

今回は落書きで上手くかけた八幡さん載せときます!

画像

褐色の肌描くのむじぃ…

それでは!おつはる!

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