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第三話:『屈辱の刻印』
地下の調教室には、溶けた氷の冷気と、楓の体から発せられる熱気が混じり合い、立ち込める淫らな匂いはさらにその濃度を増していた。
度重なる寸止め、そして氷と指による絶え間ない温度差の責め苦を受け続けた楓は、もはや吊り下げられた鎖がなければ、泥のようにその場に崩れ落ちていただろう。
「……あ……あぅ……九条、様……っ、もう……許して……」
琥珀色の瞳は完全に焦点を失い、九条がわずかに動くだけで、彼女の体は期待と恐怖が入り混じった激しい痙攣を起こす。
「許して、だと? 楓、勘違いするな。私は君を罰しているのではない。君という素材を、私の好みに合わせて『成形』しているだけだ」
九条はそう言うと、傍らのテーブルから「口枷」を取り出し、抗う術のない楓の口に深く押し込んだ。革帯が後頭部で固く締め上げられ、彼女の端正な顔立ちは屈辱に歪む。
「……ん、んんっ!?」
「目隠しはしない。君のその誇り高い琥珀色の瞳で、自分の肌に私の証が刻まれる様を、とくと焼き付けておくがいい」
九条は、激しく暴れる楓の柔らかな両脚を力技で割り開いた。超合金の鎖が彼女の脚を外側へと固定し、秘部と太腿の内側を白日の下に晒す。九条は電気炉から、赤々と熱せられた鉄棒を抜き出した。
「誇りに思うがいい。これは私が認めた『最高級の愛玩物』にしか与えない特権だ」
「んんっ! ん、んんーーッ!!」
口枷に遮られた悲鳴が漏れる中、赤く熱せられた鉄の塊が、楓の白く瑞々しい太腿の内側に押し当てられた。
ジュウッ……!
肉を焼く音が、静まり返った地下室に悍ましく響く。楓は自分の肉が焼ける煙を、そして肌に「九条」の紋章が刻まれていく様を、涙に濡れた瞳で見開いて直視させられた。喉から漏れたのは、絶叫ではなく、震えるような、甘く掠れた長い吐息。
激痛。だが、媚薬で飽和した彼女の脳は、その衝撃を「至上の快感」として受容してしまう。
九条は刻印を押し当てたまま、空いた手で楓の豊かな胸を乱暴に、しかし巧みに掴み上げた。
「あ、ん、んんっ!!」
太腿を焼かれる激痛と同時に、胸の先端を指先で強く弾かれ、捻られる。
下半身の焦燥と、上半身の鋭い快感。相反する刺激が彼女の神経を真っ二つに引き裂く。九条はさらに、氷の塊を楓の乳首に押し当て、熱り立った先端を一気に凍えさせた。
「っ!!! む、んんんーーッ!!」
太腿の「熱」、胸の「冷」、そして「愛撫」。逃げ場のない波状攻撃に、楓の身体は鎖を激しく鳴らしてのたうち回る。
ようやく鉄が離されたとき、楓の太腿には蛇が絡みつく紋様が深く、鮮明に焼き付いていた。だが、九条の「教育」はさらに深淵へと進む。
「いい子だ、楓。焼きついた外側の熱を、今度は芯から冷やしてやろう」
九条は、鋭い角を持った氷の塊を手に取ると、楓の最奥へと、それを一気に、深く押し込んだ。
「んんっ!!! ぁ、んんんーーッ!!」
内臓を直接凍りつかせるような、極寒の衝撃。
内側からは氷の冷気が、外側の太腿からは刻印の残熱が、そして胸からは執拗な揉みしだきが彼女を襲う。楓の琥珀色の瞳は白目を剥きかけ、口枷の隙間から溢れた涎が胸元へと滴り落ちる。
「どうだ、楓。自分の体が、私の与える痛みと快楽だけで満たされていくのが見えるか?」
九条は、最奥の氷を溶かすように、外側から楓の腹部を強く圧迫し、同時に胸の先端を氷と指で交互に責め立てた。
もはや、忍びの矜持など微塵も残っていない。楓は視線を九条から逸らすことができず、ただ主人の与える「次」を待つだけの、哀れな肉の塊へと成り果てていた。
「ん、んんっ! ぁ……っ、ぁああーーッ!!」
ついに九条が最後の一押しを与えると、楓の意識は白濁した快楽の彼方へと吹き飛ばされた。
太腿に刻まれた消えぬ支配の証を自ら見つめながら、胸と最奥を弄ばれ、絶頂の波に呑まれていく。一度、二度、三度。執拗なまでの「熱と氷」の蹂躙に、楓は最後には魂まで明け渡すように、ぐったりと鎖に身を預けた。
口枷を嵌められ、太腿に主人の紋章を刻まれ、全身を快楽の毒に侵された姿。
楓は、自らの脚に刻まれた「三つ鱗に蛇」を愛おしげに見つめ、声にならない声で主人への愛を誓うのだった。
次回予告
視界を奪われず、自らの「堕落」を直視させられた楓。彼女の精神は、もはや九条の姿を見ること、彼に触れられること以外に意味を見出せなくなっていく。九条は、完全に自我を失わせるための最終段階へと歩みを進める。
次回、第四話:『従順なる愛玩』