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アーサー・カークランドが死んだ日

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アーサー・カークランドが死んだ日

3 - 第3話 : アントーニョ・ヘルナンデス・カリエド

♥

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2025年01月18日

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なんかすごい伸びてて吃驚してます

ラストは決まっているのですが、それに行き着くまでが難しいところです…

作者が関西弁を喋ったことがないので大方エセです。


許してください


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーキリトリーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「話せる?ポルトガル」

視線が集まる。

深緑色の瞳は虚ろで、最早何も見えていないようだった。

ポルトガルの国体である「それ」は、床を一点に見つめていた。

「何か、言ったらどうなんだい」

アルフレッドがその沈黙に耐えきれず、ポルトガルに告げた。

依然、ポルトガルが口を開くことはない。

唯一の親友ーーただでさえ友達のいない彼がそう認めるほど、2人の間には深い絆があった。


「すまん、アルフレッド。

やっぱり俺から話してもええ?」

またもや沈黙に耐えきれず、アルフレッドがポルトガルに詰め寄ろうとしたときだった。

褐色の肌に柔らかい茶髪とペリドットの瞳。

ポルトガルに似ているようで、似ていないーー

口を開いたのは、話を切り出した、アントーニョであった。


「丁度、2ヶ月前だったと思うんけど…

アーサーが、突然ポルを訪ねに来たんよ。

そのとき偶然、俺もポルん家にいたから、紅茶飲んで… 」

「アーサーのやつ、俺もいるって分かったら露骨に嫌な顔しやがって…結局は紅茶も淹れてもらったけど、ほんまムカつくわぁ」

「…あ、『心配事』やんな?本田も言うとったけど、アーサー、隈が凄かったんよ。

ポルに良く愚痴っとったし、そのときは溜めこんでんのやなーと思っただけで…

ほら、アーサーとはいえ、人の話を盗み聞き?するのもあかんやろ?

せやから、俺はすぐに帰ったし『心配事』の内容はポルしか知らんとちゃうかな」


その話を聞いて尚、ポルトガルの視線は動くことがない。

全ての国体の目は、ポルトガルに向いているのにも関わらず。

それから数十秒経った時、ようやくポルトガルの面は上がり、口が開いた。


「確かにそのとき、アーサーには相談をされた。」

「せやけど、まだ、その内容は言わない…。」

「どうして…それで、犯人が分かるかもしれないんですよ、!?」

本田の声を最初として、国体の批判の声が地下を埋め尽くした。


「今言っても、解決しないからや。

もう俺が今話せることは、なんもない。」

彼が犯人と言ってもおかしくないその言動には妙な説得力があり、ポルトガルを責める声は聞こえなくなった。


ドアが、開いた。

「すいません。ご迷惑をお掛けしました…。

もう大丈夫です。

僕も、話し合いに参加させてください」

マシューと、フランシスが地下に加わり、

マシューを心配する声や、フランシスをからかう声で地下は賑わった。

まるで、彼のことなんか、なかったかのようにー


「…さてと、」

その平穏を破ったのは、彼の「腐れ縁」である、フランシス・ボヌフォワだった。

「そろそろお兄さんの番かな、坊っちゃんのこと一番知ってるの俺だもんね 」

そのマウントともとれる話しぶりに、嫉妬しない国体はいない。

それが虚言ならともかく、全てが、事実であるから。

「俺さ、犯人の見当、ついちゃったかも」

アーサー・カークランドが死んだ日

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コメント

4

ユーザー

あぁぁぁぁこうゆう雰囲気の小説大ッッッ好きです!!😭😭💞ポルさんが出てきて嬉しみのダンスです…(?)初コメ失礼しましたそしてフォローも失礼します!!!

ユーザー

お兄さん…!!ポル…!! 全員面白いし関西弁もすごい…!(not関西人…) 犯人がわか…!!お兄さんが凄い… こんなハイペースで投稿されてて凄いです! 無理せず頑張って下さい! 続きが楽しみです!

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