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らだぴく過保護だなぁ
ピーンポーン
誰か来た。起きたくない。でも、グッズの宅配とかだったらやばいと思って、インターホンに向かった。
家に1人。
画面には、知ってる顔がふたつ。
ひとつが大きく。その奥にまたひとつ。
ぴくととらっだぁ
何しに来てん
桃:「どした」
ぴくと:「とりま入れて」
寒い外に出しておくのも可哀想だという私の紳 士 的な思考が
彼たちの待つドアを開けた。
桃:「なにしにきた」
ぴくと:「最近休んでるから何かあったのかなあって。」
らっだぁ:「おじゃましまーす」
桃:「おいおい」
他人の家に勝手に入んな???
ぴくと:「で?最近なんで休んでるの」
てか今長袖長ズボン着てて良かったああああ
ワンチャン半袖とか着てたら傷丸見えやんんん
バレたら死ぬ
桃:「別に。気分。」
らっだぁ:「早く学校来た方がいいよ」
桃:「なんで」
らっだぁ:「桃の噂が飛び交ってる」
桃:「どんな?」
らっだぁ:「七瀬 桃 って、生徒会に反発したんだって。って。」
桃:「は?反発」
してないが?
どうせ花だろ
桃:「花?」
らっだぁ:「花か生徒会。多分ね」
ぴくと:「あと、俺らの件もちらほら」
桃:「嫉妬買ってるちゅー話でしょ?」
ぴくと:「そそ」
桃:「あれ、まじ知らん」
らっだぁ:「…てか、これなに」
あ、首に貼ったバンドエイドがバレた
桃:「怪我した」
ぴくと:「は?」
怖い怖い
らっだぁ:「どこで?いつ?誰に?」
桃:「歩いてたら子供が投げた棒が当たっただけ」
桃:「大したことない」
ぴくと:「そのガキどこにいるの?」
桃:「知るか」
ガキ呼ばわりするなーガキだけど
ぴくと:「まぁいいや見つけたら言ってね1発やるから」
桃:「うんぜってぇ言わねぇわ」