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ruf《敵のアジトの地下にて、美鶴様を発見いたしました》
《っ…すぐに向かう》
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ruf「ヴァンダーマー様。美鶴様の拘束はすでに外しておいておきました」
地下室に入ると、ルーファスによって応急処置をうけた美鶴が横たわっていた
2人の元に駆け寄り、ルーファスに一言礼を言ってから美鶴を抱きかかえる
「美鶴……愛らしい顔に、大きな怪我を作らせてしまったな…」
美鶴の頬を撫でたその時、揺れによりおきたのだろうか、美鶴と目が合った
美鶴「ゔぅっ……ヴァン、さん?……」
「美鶴っ……すまなかった。辛い思いをさせたな…」
美鶴「……っ大丈夫、です………っ……私は、MOZU、の…メンバーで、ヴァンさんの…恋人ですからっ……」
美鶴は時折痛みに顔を歪ませながらも、笑顔で言葉を紡ぐ
その姿に、とめどなく怒りが湧いてくるが、今は美鶴の治療が優先だ
ルーファスによると、美鶴の負傷箇所はそこまで多くないが、どうにも意識の混濁が激しいようだ
原因は、おそらく床に散乱しているこの注射器だろう
すぐに治療してやりたいが、ここに長居をすればじきに警察が到着する
《キミトス、アジトに個人医を呼べ。ライアン、お前は車を運転して、私と美鶴をアジトまで送れ》
kimi&rai《了解しました。ボス》
車での移動中、私は常に美鶴の頬を撫でていた
美鶴の体温を手のひらを通じて感じ、やっとうまく息が吸えたような気がした