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yukkedoluce「林檎売りの泡沫少女」
👑🍍
No side(誰視点でもない)
遠い遠い時の果て
そこに住まう人は皆
永遠の命を持つ世界での話
赤い実の成る木の下
lalalula生まれながらに◯の呪いがかけられた少年の話
🍍side
色付いた町外れ蒼く光る湖畔赤い実のお菓子屋
🍍「ちょっぴり寒くなった」
今日は妙に誇らしげ
🍍「自信作を売りにいく、待ってて今度こそ美味しいんだから」
時計塔の見える市驚いた
🍍「珍しく賑やかね」
lalalula lucky!!
物憂げな街の隅ひとり
🍍「赤い実のパイどうですか?」
自信作なの
街の人「そんなの一つも売れないさ」
少年を見て蔑む人達
みんなと何も変わらないのに
おいしくできたのに
今日も声は届かないのね
まるで透明になったみたいだわ
No side
そうして誰もが知らぬ振りをした
なぜなら少年は呪われているから
◯んだ世界でただ1人生きていた少年の話
夜なべでアレンジパイとにっこりスマイル
引っ提げ
少年はまだ諦めない
時計塔の針も空を指してお腹も鳴るそんな時
ふと後ろから人が少年を押す
甘い籠は落ちる
🍍side
お菓子を踏み行く人達
平気な顔してさ
惨めに拾い集める
ふともう1人の手が
どろどろのパイを徐に口に入れて
👑「おいしいね」
その声で心は溢れた
まるで輪郭を描いたみたいだわ
No side
そうして彼は手を差し出した
なぜなら少年に呪われているから
◯んだ世界でただ2人生きていた遠い物語
街の人達は哀れむ
赤い実を食べて呪われた者を
永遠に生きられずに◯ぬのさ
嗚呼なんて可哀想な話
ふたりは笑う、それでも笑う
lalalaとっても素敵な呪いね
例え明日◯んでも「今」が確かで大切になるから
🍍side
もう声は届かないのね
まるで透明になったみたいだわ
そうして誰もが知らぬ振りをした
🍍「なぜなら世界が呪われているから」
No side
『永遠』の呪いは解かれていた
まるで2人の方が狂ったみたいだろう
そうしていつか笑うように眠る
なぜなら2人は放たれているから
◯んだ世界でただ2人だけが幸せだった