硝子の床

みんな生まれ持った才能がある。それを生まれたあとの努力や頑張りでかえたりすることはできないし、もちろん増やすこともできない。

それがこの世の定義だ。

　

よいっしょ。いつも通学に使うバスに乗ろうとするといつもタイミングが合わないまゆみがいた

　

まゆみ　 ねぇ見た？昨日の流れ星のライブ！！

みか(私)  (まゆみはいつも急に話し出す。別に嫌なわけでもないので同じテンションで返す) あーみたみた！〇〇ちゃん超可愛かったよね！！

まゆみ　 そうそうやばいよね？！

みか(私)　 そう！まじ天使だった！！！

流れ星は今人気を呼んでいる地下アイドルグループだ

まゆみ　 あっそうそうあそこのさー誰々が~

みか(私)　えっやば〜

まゆみ　よいしょ(携帯を取り出す)またりかちゃんセンターとるかな？ー

柑橘系の匂いが冷たく匂う

みか(私)　えっわからないよ〜かなちゃんとるかもだし

まゆみ　あっそれもありそう！

みか　あっそろそろ学校だよ！

まゆみ　あっそうだね！

みか一緒に行こ！！

あの頃は知らなかった、まさかこの後私達が思いもしなかったことが起きるなんて