※ちょっとだけ腐向けかもしれない。過去捏造、音鳴、レダーメイン。サブでケイン。初心者駄文、誤字脱字(注意はしたはず)、読みづらいかも
配信者様のキャラクター名をお借りしています!ご本人様とは一切関係ありません!
音鳴視点
名前がレダーで、苗字がヨージロー。
最初の印象は、まァなんかしけたツラしてんなーってぐらい。
少し縮れた黒髪に、しわの寄った目元。
ま、言うなればオッサン。アカンこれ怒られる?
ソイツは俺が入隊した時の教育担当で、腐りに腐った警察内でもマシな感覚の持ち主だった、と思う。ちゃうかな。
地上よりも上空を好み、淡々とした抑揚のない声でわっかりやすい報告を落とす、優秀な上官。
上の奴らからはいいように使われて、下の奴らはポンポン辞めていく。板挟みの中間管理職。辛そー。
俺もあんときは若かったからね、チョケやってぶっ飛ばされたりしてたわ。
……まー、自分で言うのもなんだけど、
あの時のレダーを一番そばで見てたのは、一番分かってたのは、俺だった。
もちろん夕コや刃弐もおったで?でも俺、直属の部下やったし、地上と空で連携組んだりもしてた。事務やら仕事やらに追われるアイツを連れ出してやったりもした。
なんやかんやで、まー割と心開いてくれたんちゃうかな、て思うようになって。
それまで全部ひとりでやってた仕事回してくるようになったし、ほんのちょっとだけ笑うようになった。あ、俺が笑かしてやったんよ?
んで、大分距離縮んだなー思ったぐらいの時に、
レダーは倒れた。
過労、睡眠不足、あとほかにもいろいろ。休まず寝ずに働きすぎやってん。
三日の入院の最後の日、仕事の合間縫って見舞いに行った。
その時、アイツ初めて泣いたんよ。いや、初めてちゅーか、人の前でな?
「つらい」「辞めたい」って何度も言うて、後から入ってきた芹沢と夕コ困らしとった。
レダーが復帰して、夕コに言われたんよね。
「あいつは無理をしすぎる。自分が無理をしていることに気づかないふりをする。だから、無理やりにでもいいから、休ませてやってほしい。見た感じ、お前一番心許されてるっぽいし、あいつの休める場所になってやってよ。」てな。
なんて無茶なこと言うんや思ったよ。
でも俺もレダーのことは心配してたからさ。
定期的にメンケアして、甘やかして、仕事しない日作ってやって。
そしたら、自分から甘えてくるようになって。すごい進歩やでこれ。
部下の不始末も片付けてやるような仕事人間が、俺んとこ来て、「休みたい」って。
あーやっとかー、よくここまでがんばったなー、てハグして頭撫でてその日はもう帰らせた。
そっから、割と定期的にコイツダメんなるから。俺が癒してやらなあかんねん。
溜め込んだもん吐き出させんと、いつ爆発するかわからんし。
頼ってもらえるんは嬉しいしな。
だから、レダーが俺に張り付いてきたときはそういうときやから。その辺頼むわ。
夕コ追ってこの街来てからも、抜けてへんみたいやし。
あ、このことレダーに言うなよ?俺殺されるって。
「…おとなり。」
「んー?あぁ。ええよ。おいで。」
豪邸でボーっとしてたら、レダーが俺に抱きついてきた。疲れたんやろなぁ。
俺よりも身長の高い、デカい図体を両手で包み込む。
落ち着く場所を探してか、モゾモゾと動いて少し唸る。俺の首元に落ち着いたらしい。
こーなったら、軽く一時間は動けない。
まあ最近頑張ってたみたいやし、そろそろかなー思っとったけど。ちょっとこの体勢キツイねんな。
今俺は片手にスマホ、膝の上にレダーを抱いてソファに座っている。うん、スマホ見れんわ。
他の人よりも低い体温、煙草と、鉄の匂い。レダーの匂い。
アカン、眠なってきた。俺も最近寝不足やってんな。でもーここで寝たら風邪ひきそうやし…あ、レダー寝た。寝息聞こえる。
んー…無理や、眠い。
起こさないようにそーっと抱き上げて、二階の寝室まで。そのまま二人してちょっぴりお昼寝。あ、薬練ろうと思っとったのに、まあええか。起きてからでも。
起きたら三時過ぎ。飯も食わず眠りこけていたらしい。隣にレダーの姿はなく、起こしてくれてもよかったのに、なんて思う。
汗ばんだシャツを着替えるために下に降りる。
あれ、ケインおるやん。
「おはようございます。会長。」
「おーおはよー。」
「店長なら先ほどクラフトしてくると出ていきましたよ。」
「あ、ほんと?おけー。」
なんで探してるってバレたんやろ。高性能やな相変わらず。
クラフトするならいつものとこやろ。軽く目星をつけて、ちゃちゃっと車をパチって向かうことにする。
「あれ、音鳴じゃん。…なんで松葉?」
「や、ちょっと敵襲に遭ってな。」「おっけ事故ね?」「言うな!」
よかった。もう大丈夫そう。
「危なっかしいな~w音鳴はw」
お前に言われたないけどな。レダー。
「今日どうする?大型なんかやる?」
「まあ~もうちょっと人起きてからじゃない?」「そーね。」
あの街を出てから少しはマシになったけど、まだまだコイツは休み方を知らない。
俺が、支えてやらんと。
レダー視点
なんだかすごく疲れている。
目も肩も痛いし、だるい。あとなんか、少し苦しい?感じ。こういう時は、
「…おとなり。」
「んー?あぁ。ええよ。おいで。」
ソファに座る音鳴のところへ行く。スマホいじって暇そうだったし、まあいいだろ。
抱きつけば優しく抱き返してくれる。
ナチュラルに俺が落っこちないよう腰を支えている。こういうところがモテる所為なんだろうなぁ。うわなんかムカつく。
ぼんやりと考えていたら眠くなってきて。あー今日の分のクラフト…しないと…。
起きたらベッドの上だし、音鳴がいる。運んでくれたのか、重かっただろうに。
大きくなったなぁ、なんて、牢王蓮が聞いたらオッサン臭いって言いそうなことを思う。
余計なことは言うもんじゃないよ蓮。
音鳴を起こさないように静かにベッドから降りて、下の階へ。そういえば体のだるいの治った。
「あれ、ケインいるやん。」
「店長、おはようございます。」
「俺クラフト行ってくるわー。上で音鳴寝てるから、起こさないであげて。」
「了解しました。いってらっしゃいませ。」
ガレージからバイクを出して、いつものとこへ。サプやマガジンをさくさく作っていく。
…よし。こんなもんかな。帰ろ。
「あれ、音鳴じゃん。…なんで松葉?」
クラフト場を出たら音鳴がいた。松葉付きで。
「や、ちょっと敵襲に遭ってな。」「おっけ事故ね?」「言うな!」
どうせまたシートベルトを忘れたんだろ。ウケる。
「危なっかしいな~w音鳴はw」
苦笑いする音鳴を俵担ぎにする。
「今日どうする?大型なんかやる?」
「まあ~もうちょっと人起きてからじゃない?」「そーね。」
音鳴見てたら元気出たわ。
寝る前までの疲れは一切なくなっていた。
ありがとね。音鳴。
以下読み飛ばし可
はい。どうもこんにちは。ねこにんじんでございます。(某水曜の番組風)いや~今回も長くなりましたね。約3000文字…w
今回は意を決して、うっすらと腐っぽい感じを出してみました。いやまあ出すつもりはなかったんですけど。音レダ好きです。はい。
元警察っていうステータスはオタクの恰好の餌食だと思います。沼る。マジで。
長くなりましたね。今回もお読みいただきありがとうございます。ではまた。
コメント
2件
神作品!!なんかもう! 語彙力欲しい!! 次の話楽しみに待ってます!! (* 'ᵕ' )☆
音鳴の関西弁にはまったく自信がありません!間違ってたらほんとにすいません…。