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そのようなことがあり、今に至る。
カイトは俺の首に刃物を突き立て、返事を待っているようだった。でもあまりの恐怖で頭が回らず答えられなかったしびれを切らしたのか低い声で
カイト「やっぱり、何か隠し事をしているんですね。どうしてですか?何を隠しているんですか?何で僕に監禁されるのを嫌がるんですか? 」
カイトの目は正気を失っていて少しでも答えを間違えたらズタズタにされそうな勢いだった
俺は重い口を開き
怜「普通に嫌だ、自由に出れないんて無理だ、隠し事もない!だから一回落ち着け 」
カイト「僕は至って普通です、さっきも言いましたよね」
怜「これが普通のわけないだろ!」
怒鳴り声を上げ、カイトを睨む
するとカイトは
カイト「そうですか、まあそんなことはどうでもいいです。ほら選んでください、僕に気絶させられて監禁されるか、おとなしくついていくかどっちがいいですか?」
怜(一体どうすれば……そうだこうすれば!)
俺は立ち上がると同時に砂を手に握るそしてカイトに近づき、手に握っていた砂を勢いよく眼球にめがけて投げる
カイト「ゔっっ!」
怜(いまだ!)
俺は全速力でその場から離れる
振り返らず、精一杯走った。
しばらくして体力が限界に達し、その辺に倒れる。昔陸上部やっていて人並み以上は体力があるが最近は体を鍛えてなく、明らかに体力が落ちていた
怜「ハアハア……」
心臓がドクドク高鳴り、疲労のせいか頭がうまくまわらなかった
どうやらカイトは追ってきてないらしいどちらにせよ好都合だ
だが問題はどこに行くかだ。俺の家はカイトに知られていて家で待ちぼうけしてるかもしれない。財布や携帯は走っているときに落としてしまったようで今は無一文だ
怜「困ったな」
呼吸を整え、歩き出す、ここがどこだか分からないがウズウズしていてもしょうがない
そう思い、暗い夜道を気をつけながら進む
何時間が経ったのだろうかたくさん歩き、足が限界に達していた。どうやら俺はだいぶ遠くまで走っていたみたいでなかなか見慣れた景色がみえない。看板や目印を頼りに進んできたがどうやらさっき走ったのと一、ニ時間歩いたことで身体が限界を迎えたようだ俺は右足を引きずりながら歩くが倒れてしまった
怜「もう……動けない」
最近仕事が溜まっていて残業をたくさんこなしたり、睡眠や食事がおろそかになっていたらしくいつもの何倍も体力が持たなくなってしまったこんなことなら残業なんてしなければよかったのにと後悔をしたが今更考えても仕方なかった
怜「………」
とても眠く、まぶたを閉じたら一生開けれないような重さがのしかかる
怜(まずい、このままじゃ寝てしまう)
慌てて立とうと試みたが体はとう限界を迎えていたため動かなかった
そんな中、前から声がかかる
蓮人「怜?」
思わず声の方向に顔を向けるとそこには会社の先輩がいた。
怜「先…輩?!」
俺は驚きと安堵の声を漏らす
まさか先輩がここにいるとは思っていかったからだ。先輩は心配そうに俺の顔をのぞき込んでいた
蓮人「怜、お前何でここにいるんだ?しかも今は朝の4時だぞお前の出勤時間じゃないだろう 」
先輩はそう言った
俺は事の経緯を話すため重たい口を動かす
怜「色々あったんですよ、少し長くなりますが聞いてくれますか?」
蓮人「ああ、勿論だ」
そう言い、俺は先輩に事の経緯を話す
カイトが俺を監禁しようとして、刃物で追いかけ回したこと、逃げているときに携帯と財布を落としてきこと、迷子になったことすべてを話した。先輩は驚いたものの真剣に話を聞いてくれてとても助かったすべてを話終わると先輩は
蓮人「よくここまで走ってこれたなすごいぞ」
と言い、安心させてくれた
蓮人「とりあえず今日は会社休め、俺から言っとくから後寄る場所ないなら俺の家に来い流石に後輩を見捨てるほど俺も腐ってないからな」
怜「先輩!本当にありがとうございます」
蓮人「いいから、早く着いてこい」
怜「すいません、実は身体が動かなくて」
蓮人「はー、お前はほんとに無茶ばっかするな。」
先輩はため息をこぼし、あきれたような表情でこちらを見る
怜「ごめんなさい」
蓮人「謝らなくていいとりあえずそこから動くな」
怜「?はい」
そう言いうと先輩は軽々と俺を持ち上げる
怜「へ?」
あまりにも予想外な行動に間抜けな声が漏れる
先輩より身長は低いといっても身長や体重はそれなりあるのにも関わらず軽々と持ち上げていて流石に少し引く
蓮人「どうかしたか?」
怜「先輩って前世ゴリラでしたか?」
蓮人「は?」
怜「やっぱ何でもないです」
人物紹介
名前/赤崎 蓮人
社会人
性格/真面目、クール、完璧人間