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幼橙「先に……行かんといて…」

俺を置いて行かんって約束してたやん…ッ


橙姉「橙!一緒に遊園地行かない?」

橙兄「僕も行くからね」

幼橙「やった!行く!」

この時俺はこの先なんて見てはなかった


幼橙「姉ちゃん!兄ちゃん!次あれ乗ろ!」

俺が指さしたのはジェットコースター

橙姉「いいよ~」

橙兄「お~け~」

けれど、乗って、発射する時

幼橙「ッ?!姉……ちゃん…?兄……ちゃん…?」

姉の兄は発射する時、手が間に挟まり、そのまま✘‎くなった


橙「紫……様…ッ……」

震える体

誰もいない部屋で俺は何も出来ない

紫様や、他のみんなもいない

橙「紫……様…ッ」ポロポロ


紫「橙くん?どこ?」

ご飯を作って待ってるんだけど…来ない…

黄「部屋にいるかもしれません、見てきます」

紫「ありがとう…」



黄「紫さん!大変ですよ!」

紫「え……?」

急にどうしたんだろう

黄「橙さんがッ…!」

紫「ッ…」タッタッタッ


青「ん…ぅ」

あれ…寝てた…

やば…目腫れてる…

青「二人…も…」

赤くんと桃くんまで…

とにかく…リビングに……


青「へ……」

見たのは…

紫「大丈夫、大丈夫」ヨシヨシ

橙「紫……様ッ」ポロポロ

黄「ソファーに……」

青「黄くん…?」

黄「青ッ……」

黄くんが気づき、こちらへ向かってくる

黄「青…すいませんが、お二人を起こしてくれますか?」

青「わかった…」


桃「橙…が…?」

赤「なにか心当たりが…?」

……そんなことは…ない…

絶対…


橙「なぁ、桃、実は俺…元兄姉がいたねん」

橙「✘‎んじゃった…けど…な…ッ」半泣

桃「詳しく教えてくれる?」


そんなことは…絶対…

ありえない…けど…

あの時…半泣だったってことは…絶対

青「桃くん…?」

桃「あの……橙の過去で…」


赤「聞いてみるしかないですね」

青「だね…」


紫「ふぅ……寝た」

黄「ソファーに寝転ばせましょう」


青「お二人とも!」

紫「な、何…?」

黄「急にどうしたんですか…」

赤「橙さんの過去を…」

紫「ッ?!」

橙くんの……過去…

俺は知ってる、過去のことを

一番初めに会った時に、教えてくれた

紫「急…に……どうした…の?過去…なん…か…ッ」

黄「紫さん…大丈夫ですか?震えていますよ」

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