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私の名前は🌸
いわゆる陰キャオタクだ
私は今ものすごく沼に沼っている作品がある
それは
友達におすすめされて、部活が少ない夏休イッキ見してみた
するとまぁびっくり驚く程に私は沼に堕ちた。
勧めてくれた友達に感謝だな、とか思いながら今日もバスに乗り学校に向かう
静かなバスの中での妄想はいい、落ち着くし。何より妄想は私の一日の栄養になるから。
学校に着き、バスを降りて靴箱に向かう。
同じクラスの幼なじみが私に言った
『そーいえば、🌸が休んだ金曜日さ、教育なんちゃら生?がウチのクラスに来てさ。男の人』彼は靴を取り、靴紐を結びながら私に言う。
結構背が高くて、言っちゃうとイケメンだった
と言った
「教育実習生、でしょ?先生に電話で聞いたけども…
お前もイケメンって言うなんて、相当イケメンなんだろうな」
先週の金曜日、私は熱を出した
たまにあるんだよね、興奮しすぎて熱だすの。アニメで推しが出る会とか、地上波の生で見た時とかは興奮して熱がでる
そんなにイケメンなんだ、ちょっと楽しみだな
とか思いながら私と幼なじみは教室に向かう
教室に入って、私は友達に聞く
「ねぇ、その教育実習生の担当教科何?」と、私は学生鞄から教科書とファイルを取り出しながら聞く。
『えーっとね、なんだったかな……』
と言ってソイツは少し考えた後
『あっ、そうそう国語だ』
「国語……って一限ジャン…」
『二週間だったか三週間いるんだってさ、それじゃ俺は寝る』
と言いながらソイツは自分の机に突っ伏して寝た
……国語か、と私は顔を顰める。
国語は他の教科にく比べてダントツで寝やすい&ダントツで落書き&妄想がしやすい。
だから、先生が増えると落書きは見つかるし、ノートちゃんと取ってないと声掛けられるし。
しかも二週間から三週間となると、結構妄想を我慢しなければならない
仕方ないか……真面目に授業受けるのもたまには、と思いながら鞄をロッカーに入れ、自分の席に着く。
人が段々増えてきて、教室も騒がしくなってきた。
私は机に頬杖ながらシャーペンで紙に緩く絵を描く
絵を描いてて思い出す。そう言えば私が熱出した理由、いい絵が描けたからだった。
ハイキューの中で一番が決められない推し達の一人、宮侑
その絵が予想以上に上手く描けて、それで興奮して熱が出た。
まぁ部活休めてある意味ラッキーだな、とか思いながら絵を描いていたら突然、
『なぁ、🌸ちゃんやろ。先週休んでた』
関東所在の学校に、聞きなれない関西弁が私の後ろから耳に入る。 私は咄嗟に絵を隠し、声がする方へばっ、と振り向く。
『あー…ごめんな?驚かせてしもうたな?』
関西弁、私はあの人を思い浮かべながらも、突然のことに焦りすぎてなんて返していいか分からず
「あっ…?はい、🌸です、えっと……」
『あ〜焦ってるやろ?突然声かけられて、かわええな〜……』
(…今可愛いって言った?いや普通に嬉しいけども、距離エグ近)
え、てかめっちゃイケメン、髪の先っぽちょっと金?色だけど染め直したのかな
関西弁は私に刺さるよ、え、今まで二次元にしか興味なかったけど三次元もいいかもしれない…?
『むっちゃ頭ん中でぐるぐる考えとるやろ?あ、俺 三ツ矢 挙武先週からここに教育実習生として来ました、三週間よろしゅうな?』
「三ツ矢……先生?えっと、よろしくお願いします。🌸です」
みつや…他界隈の推しと同じ名前、いいなぁ
『そんなそんな!(笑)苗字なんて硬くなくてええよ、アム先生でええよ!!』
え、いいんだ。名前+先生なんて小学校で終わりかと思ってたのに
「じゃぁ……アム先生…?」
『そうやそうや〜!!アム先生って呼んでな!』
めっちゃリアクション嬉しそうにするやん。小学校の先生向いてるんじゃないかなアム先生
なんて思いながら話してたら朝学活の時間になって
『じゃあ一限、よろしくな?🌸ちゃん』
「あ、よろしくお願いしますアム先生」
こうして、楽しい楽しい三週間が始まった。