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帰り際に吉名美幸が
新木大輔に声をかけてた。
私は小走りに
「お先に失礼します!」
「新木さん待って~新藤さんと知り合いですか」
「親戚の娘だよ君馴れ馴れしいよな」
「……」
口を閉ざした美幸が
携帯電話を持ち、
「暁…気にくわない奴がいるのよね…
来てくれる?
『美幸…有り難いな電話くれるなんて 笑っ相手の名前は?』
「新木大輔、総務課、庶務課に新藤由岐がいるの」
『任せろよ』
なんだ?あの娘入ってきたばかりの吉名美幸だろ…
「社長運転手がいないなら送ります?…」
「市原専務も家族待ってるだろ」
「何まだ独り身ですが…」
吉名君どうした?…帰るよ
え?社長ですか…それに市原専務も
さっき誰かいたよな。
「あの…新木大輔さんと新藤由岐はお付き合いしてますの?社内恋愛禁止されてませんの?」
「今の時代に禁止か…恋愛は自由だろ君も居たら早く退社するだろうな。新藤由岐は見込みのある女性だよ人の事気にするより自分の事考えろよ…小川物産お前の叔父だろ潰されるよ」
「社長ほどほどにしないと辞められますよ笑っ」
…
頭を傾けてた美幸が…
なんだってよ!!
駐車場まで歩いてたら
車の騒音が聞こえてきた。
「またか…学生や若者達が喧しいよな市原」
吉名が道路に出てた
おーい美幸だろ!!
渡るふかすな!!
振り向いた社長と市原が
誰だ…
吉名~!危ないって!!
轢かれた
倒れた彼女…
頭から血が流れた!
市原救急車呼べ!
渡…
お前美幸を轢いたよな…
アクセルとブレーキ間違った…暁どうする…
小川物産の社長と吉名の親父に電話しろ!
おい!君達あの娘と関係あるのか!
今警察呼んだからな!
え?逃げろ!!渡!
逃げたら罪が重くなるって暁…
暁…ねぇどこ?…死にたくない…よ
吉名、社長服が汚れますよ!
固まった若者が動かず泣いてた…
馬鹿野郎手伝え!
サイレントとパトカーが見えた
「市原専務…」
「うちの職員だよ…」
「神木刑事如月刑事とじゃないのか…」
「今有給休暇取ってます…」
あの子達が轢いた。私達も帰る途中に吉名美幸が道路に立ってた。
慌てたのが市原だった
でも何でまた道路で
早く来いって!
君の名前は?
森田暁、
秦野渡…
こちらに急ブレーキの跡がありました!神木刑事~!
救命隊が
担架に乗せた女の子…
痙攣した
「急ぎますから親族にご連絡してください!」
大丈夫だからな頑張れ…
名前は?
身分証明を探したバックから、なんだ…この白いのは…吉名美幸って名前か…親の番号が書かれてた。
木崎?…
手を握った。
心拍数をかけた。
高島企業…
さっきの人達か?…
若者がいた…
髙城~!急げ!
了解…
ーこちら中央救急車
急患が乗ってます。ただちに正面玄関まで入ります!ー
けたたましい騒音をしたパトカーに
高島企業の社長と専務が乗りついた
森田暁、秦野渡が頭を抱えてた。
親父達呼ばれるな…
当たり前だろ…
「口慎め…」
忘れ物を取りに来た如月警部
パトカー?…また事件か…
救急車が警察病院に入った
由岐と交わしてた手帳…を内ポケットに入れた
おい!神木
「如月警部ちょうどよかった笑っ」
ややこしい事件で…
高島社長…市原専務が降りてきた
事情聴取しますか…
森田暁、秦野渡がパトカーから出した。
自宅にTELした如月刑警部が
「大きな事件が入り込んだ休んでなよ」
由岐も電話に出なかった…
紹介した新藤由岐の愚痴、
新木大輔といるのが社内恋愛とか禁止されてませんが
なんだって吉名美幸に呼び出された事を話した秦野渡がボロを出した。
クソガキ…
私達が彼女を支えて道路から退かしましたが彼氏なのか…あの子達手伝いも出来なかった…
「警部~!居ますか!吉名美幸亡くなりました…」
暁…
渡…
親父達を呼べ!…神木!
怒鳴ってた如月警部が
お前ら一時刑務所行きだな…
はい幡野ですが…
「警察ですが東署まで起こして願いますか渡君が人を轢きました」
『え?あなた~!』
『森田ですがどちら様でしょか』
「東警察ですが森田暁を預かってますが御両親共々お越し願えませんか…」
『暁が何かされました?…』
「人を殺めましたのでお願えませんか?」
『パパ~!暁が大変な事したって』