君の声を探してる

つづきぃ！

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デク)ねぇ、死柄木。

死柄木)お？どうした？

デク)死柄木は僕を裏切ったりしない？世界を変えてくる？僕みたいな人が増えたりしない世界、作ってくれる？

死柄木)ヴィラン連合はそう言うやつばっかりだ。大丈夫、俺達はお前を裏切ったりはしない。

デク)ありがとう….。

溢れそうになる涙を死柄木の指が拭き取る。

死柄木)さっきは辛かったよな。嫌いな奴らに本音を言った。それだけでお前はえらいよ。俺はお前に出会えて良かったよ。俺も昔は辛かった。けどお前に出会ってからそれが吹っ切れたんだ。これからもっと辛いことが来ると思う。ヒーローから襲撃受けたり、そんなことがあるかもしれない。それを乗り越えてこそ、

俺達ヴィランだろ？

お前がさっき言った六等星。見てみろ。

今はあんなに綺麗に光ってるぞ。

俺からしたらお前はそんな風に光ってるんだ。

お前の声を聞かせてくれ。

デク)死柄木、僕頑張るよ。ヴィランとして。

死柄木)あぁ！その意気だ！

ギュッとデクを抱きしめる。

ちゃんと中指を立てて消えないように。

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僕は一番ヴィラン連合の中で不器用だし、

力の加減もできない。

情緒不安定だし、

みんなに一番心配かけてる。

でもみんなはそんな僕を見守ってくれる。

気にかけてくれる。

死柄木、僕は君が居たら生きれるよ。

ありがとう。

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荼毘)デク、寝ちまったよ。

トガ)かぁいいねぇ。

デクに掛け布団をかける。

死柄木)デクは辛いだろう。この中にいる誰よりも。

スピナー)そうなのさ、俺達に一番心配かけてくれんだよな。

死柄木)…笑ってられるのも今のうちだろうな。もうすぐ師匠《せんせい》が全面戦争を仕掛けるだろうな。俺も、俺じゃなくなる。

デク)しがらきぃ….

死柄木)今のうちに笑っておくよ…デク。

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麗日)私…救いたい。

轟)その気持ちはわかるが…、アイツをああいう風にした爆豪が一番救いたいだろう。

麗日)だけどッ..,.。

黙り込む麗日。

“僕もああ言う風に消えたくなるんだよ！！”

この言葉が頭をよぎる。

(消えないでくれ)

そういう自分勝手な言葉が溢れる。

どうにかしてヴィランから救い出す方法は…

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