テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「えっと、なんて言おう」 

う〜んと唸って考える沙羅。そしてしばらく考えてから、何かを思いついたように顔をパァっと明るくさせた。 

「明日、駅前のカフェで会いませんか!?」 

あたしの顔をドヤ顔で見つめてくる沙羅。

「なんで敬語なの」 

「え〜っと、なんか?う〜ん、ちょっとなんていうかあれ!アレなの!」

指示語が多くて言葉になってない。あたしはあたふたしてる沙羅を見て吹き出しそうになった。

「いいんじゃない?メッセージ送ってみなよ」 

「うん!」

沙羅はタタタッと文字を打って送った。沙羅は決めるまでの時間はすごくかかるけど、決めたら行動をすぐ起こすタイプなんだよな。 

「……あ!既読ついた!」 

「海斗くん…、『行けるよ。明日楽しみにしてる』だってめっちゃ嬉しい〜〜」

「よかったじゃん。快く了解してくれて」 

「うん!ドキドキして寝れなくなっちゃうかも〜!」

「あはは。…あ、もうこんな時間だ。急いで帰んないと」 

あたしは自身の左腕に付けてる時計を見て、時刻を確認する。もう5時半だ。 

「明日頑張ってね!じゃあ、また月曜日〜」

「そうだね!じゃあね〜」

沙羅に手を振って、あたしは駆け足で家に帰った。


あたしのお兄ちゃん

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

14

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚