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「やっと、話せた!」
憧れの彼女と話せて、今の気持ちは舞い上がっていた。
それもそうだ、好きな人と話せたら、誰だって有頂天になる
俺は、自分の瞼を触る。
「…隠さんくても、ええかな」
なーんて
笑いながら思ってしまった。
「ロボロー!昼飯やで!」
そう大声でいい
ダクトから飛び出てくる緑色のパーカー
「いい加減、正規ルートから入ってこいやッ!」zm「俺の正規ルートはここやねん!」
なんでやねんッ!!
俺の大声が、辺りに響く。
zm「鼓膜破れる…ッ」
破れるわけないやろ、
そんな正論パンチを心の中でぶちかましていると、ゾムが俺に疑問を問いかけた。
zm「今日はしてないんやな」
あぁ~、と声を漏らす。
「気分転換や、たまにはええやろ?」
zm「…そう、かもな」
飯行こ、と言われ俺は慌てて席を立つ。
食堂へ着くと、いつも通り賑わっていた。
というかうるさい。黙れ
毎日毎日、飽きへん奴らやなぁ
gr「神に感謝を込め」
「「「いただきます」」」
rbr視点、終了
人よりも先にご飯を食べた私は、今日の仕事に取り掛かるとした。
あの後、地図を見つけて「監視室」と書かれている場所を見つけた。
約束は午後3時
今は12時
この3時間で、私は仕事を終わらす。
拷問室
『お腹は空きましたか?』
「…空いてねぇよ」
『そうですか』
少しの間が出る。
『ご飯、持ってきましたよ』
そう言って私が取り出したのは
「…虫、?」
そう、虫だ。
それも、梅雨になるとどこにでもいる
『カタツムリ』
『はい、あーんっ』
「ブッ、…ぁ”!お”ェっ…ェ、!」
口に入れた瞬間、舌触りが気持ち悪かったのか、吐き出されてしまった。
『きたな』
嗚咽し、泣きながら抵抗するが
体は頑丈に椅子に縛り付けられているため、
その抵抗も無に還る。
『吐き出しちゃダーメっ』
『頑張って飲み込んでください』
そう言って、先ほどより乱暴に口に放り込み無理やり飲み込ませる。
ごっくん、
相手の喉が鳴り、飲み込んだことがわかったやはり、人は虫に耐性が無い
初めての食感に吐いているが、
休む暇なんてない。
『ヤモリって、耳の中に入れるんですよ』
そう言って、耳に近づける。
『いってらっしゃい』
「ギモヂワル…ぃ、びッ…ァ」
屈辱的なのか、感覚が気持ち悪いのかどちらにせよ拒否しているのは確かだ
『楽になっちゃえ』
終わった。
虫を触るのは苦手だけど,でも”仕事だから”
今回は血を出さずに済んだ。
でも,唾液や胃液が散らばってるから
『掃除,しなくちゃ…』
あと,ゾムさんに処理をお願いして…
あっ,3時に用事あるんだった。
遅刻したらやだな…
「…ッ,お前,ぃつか壊れる…ぞ,?」
あいつはそう私に語りかけた。
まだ喋れる気力があったのか
『知ってますけど,そんなこと』
そう言って私は部屋を出た。