コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
そして私たちはあっという間に時が過ぎて高校生となった気がつけば3年生だったし。
内部進学だから受験がないのがすごく楽である。
というのも高校生までで大学は各々好きな進学先を選んでいる
部活動は辞める辞めないは選択式なのでななっし〜とさもくんは部活を続けたまま過ごしている。
ななっし〜はそのままバレー部を続けているし、うたいさんとさもくんは軽音部に入った。
2人ともできるの羨ましい、、、
さもくんがベース引けるのは知ってたけど、うたいさんがギター引けるのはなんか以外だった。
かくいう私は未だに体調不良になることも多いから多分部活はできない。
別に絵がかけたりさもくんみたいに楽器ができる訳でもないから、部活に入ってもしょうがない感がある。
凸さんはと言うと結構外部交流が多いので最近は神出鬼没になっている。
ちなみにだが進学先はうたいさん以外はみんな一緒である。
ってかエレベーター。
そのまま進学する感じである。
考えるのもめんどくさかったし、、、
これでも成績はいいから割と楽に行けた。
「ねぇべる?」
「ん?どうしたの?さもくん?」
「明日の土曜日のライブで最後なんだけど、凸さんとかと見に来ない?」
「いいの!?」
いつも危ないから来ない方がいいよとか言ってたのにお誘い!?
嬉しい、、、!
「ん?ってかななっし〜とかじゃなくて凸さんなの?」
「ななっし〜にさっき声かけてみたんだけどちょうど最後の試合だったみたい」
「あ〜確かにそんなこと言ってたね」
「そうそう凸さんはうたいさんからもお誘いされてたし行くみたいだからべるも来るかなって」
「嬉しい!じゃあ凸さんと行くね!」
「そんなに期待してても俺上手くないよ?」
「いいの!今までさもくんの心配性で誘ってくれなかったせいだもん!」
「それじゃ!俺は部活行くね!」
「うん!また明日!」
「べーるちゃん!」
「凸さんじゃん」
「さもさんからライブの件聞いた?」
「うん!」
「いつもの駅に午前10時待ち合わせな」
「ライブってそんなもんなの?」
「そりゃ高校生の部活のライブなんてそんなもんだろ」
「そうなんだもっと夕方なイメージ」
「まぁべるちゃんはさもさんの箱入り娘みたいなもんだしな。知らなくても当然か」
「そんなに箱入り娘してる??」
「はいはい。とにかく遅刻すんなよ!」
「はーい!凸さんまたあした!」
ーーー
次の日。
「凸さんおまたせ〜!早いね」
「ん?べるちゃんが10分前に来てるなんて珍しいこともあるんだ」
「楽しみで、、、」
「まぁ彼氏のライブ初めて見ますとかなるとそりゃテンションも上がるか」
「部活の練習は何回か見たことあるんだけどね〜」
「あっじゃあニグさんと知り合いなんだ」
「うん!」
「なんか意外だな」
「そんなに〜?」
「まぁいいや!行こうぜ!」
ーーー
もうすぐでさもくんたちのライブが始まる。
さも君たちは最後だからすごく楽しみだった。
「べるちゃんもうすぐだよ」
「うん!」
胸が高鳴る
今までにない高揚感を感じる
いつも近くにいてくれるさもくんがいい意味で遠く感じる
今まで見てきてどのバンドも先に準備をしている。
つまり、、、、
ドキドキしながらステージを見ていると、さも君たちが出てきていた。
じっとステージを見ていると準備を終えたであろうさも君と目が合った。
なんとなく
なんとなくだけど、絶対に見つけてくれた。
そんな確証があった
どんな演奏をするんだろう。どんな姿を見せてくれるんだろう。
そんな期待を抱えて私はさも君たちの出番を待っている
ふと隣を見ると凸さんが子供を見守るような眼で私を見ていた
「そんなに見てなにさ」
「いやぁ、、、浮かれてんなぁ、、、って」
「だってさも君に来て良いって言われたの初めてだし」
「まぁ最初で最後だろうししっかり見てやれよ。」
「皆様お待たせいたしました。次は最終グループの、、、、、、、」
ステージにさも君、うたいさん、ニグさんたちが入ってくる。
それと同時にステージの中央にスポットライトが当たる。
「それでは、聞いてください!」
そんなニグさんの声でライブが始まったのだった。
ーーーーーー
「ふぁ~~~!!!たのしかったあ!べるちゃんどうだった?」
「なんかすごかった、、、!」
「うたちゃんもそうだけど。さもさん。かっこよかったっしょ??」
「うん!!!!」
なんとなくあそこまで真剣なさもくんは久しぶりな気がした。
いつもは余裕そうにふるまっているからもっとラフな感じなのかと思ってた
「それでなんだけど、ほかの人たちと別の方向に歩いて行ってるけどどこに向かってるの?」
「ん?だってべるちゃんさもさんに会いたいっしょ?ってか俺もうたちゃんに会いたいし」
「、、、、、!うん!」
ーーーー
「さもさん、うたちゃん、ニグさんお疲れー!ってドラムの子もう帰ったんだ」
「凸さんじゃん。今日のギターよかったでしょ!」
「俺には違い分かんないんだけど、、、?」
「さもくん」
「べる!」
「すごくかっこよかった!!」
「そう思ってもらえたならよかったよ。人多かったけど、体調大丈夫??」
「うん!!」
「待機場所に長居するのもあれだし、かいさんにしよっか。さもさんべるさんニグさんまたね!」
「またね!」
「俺たちもいこっか!」
「どこに、、、?」
「たまにデート。いこ?」
「、、、!うんっ!!」
ーーーー
そうして私たちはショッピングモールへといった
こっちにはあまり来たことはないからあまりわからない。
「こっちのお店いってみよっか。べる好みのお店あったよ」
「ほんと!?」
さもくんはだいぶいきなれたのか、分からない私のことをエスコートしてくれている。
こんな日々が続くといいなぁ。
一応完治はしているけれどまた再発するかもしれない。
またさも君とずっといられない日々を送るのは嫌だ。
そんなことを考えていると雑貨屋さんについた
「べるこういうのすきだよね?」
「うん!」
「よかった。一瞬好み変わってたらどうしようかとか思っちゃった」
店内を見て回る
きれいな刺繍のハンカチやマグカップ。
ノート類も売っている
「わぁ、、、!このボールペンかわいい!!」
「だよね!俺もそう思った!!
「どうしよう、、、私かおっかな、、、」
「俺はオレンジのかおっかな」
「じゃあ私紫のやつ買う!!」
「じゃぁお揃いだね!何気に文房具のお揃いは初めてだね」
「確かに!」
「べるの分も買ってこようか?この前もプレゼントもらっちゃったし」
「へっ!?」
「ほらクリスマスの時もあんまり大したものもの上げれてなかったしさ」
「そ、そこまで言うなら、、、」
「了解!少し待っててね!」
「うん!」
それから二か月がたって三月になった。
もうすぐ卒業である
「ねぇべる。今年はお花見いかない?」
「さも君がそんなこと言うなんて珍しいね。」
「たまにそういうことしたくなってさ。」
「私桜見たい!!!」
「じゃぁ近場の桜の綺麗な場所さがしとくね!!」
「うん!!!って次私数学か、、、、教室移動だし。」
「俺もいかなきゃな。」
「じゃぁまたあとでね!!」
そういって歩き始める。
今日は少し朝から気持ち悪い。
まだ時間はあるしゆっくり歩いていけば大丈夫。
何も心配はない。
なのに、、、、、
なんで、、、、?
この胸の高鳴りはなに?
痛いぐらい胸がドクンドクンと脈うつ。
あ、あれなんで?
視界が歪んで、、、?
ってしっかりしないと倒れちゃう。
何とか意識を保つ。
そして前に進もうとしたその時。
無残にも
倒れてしまうのだった。
ーーーー
きっとあたっているであろう日差しが心地よい。
ここはどこだろう。
で直感でわかる。
病院だなって。
時間によってはあれだけど起きたらきっと_________
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「んん、、、、、って四時!?やばい!?うたいさんとの約束に遅れちゃう!?」
思った以上に寝ていたようだった。
こんなはずじゃなかったのに、、、、
すごく長い夢を見ていた気がする。
懐かしく、私のよりどころであった日々
さて準備はできているしいこうか、、、、、
ーーーーーーーーー
私が病院で
目を覚ましてから一年がたっている。
そこにかっこよくて私を支えてくれたあなたはいない。
「うたいさんおまたせ。こーゆー時だけは絶対に遅刻しないよね。」
「べるさんもね。ってかみんな来れないの残念だね。」
「うん」
市街地を抜けた先にはの木が咲いている
そんな桜の木の根元まで行く
「本当は大嫌い」
そうひとり呟く。
うたいさんはそれをただ一人やるせない表情をして見つめていたのだった。
数ある石の中から君を見つける。
一か月ぶりだね。
「さも君」
こらえていた涙が流れる。
何度来ても泣いてしまう。
だって、、、、
だってさもくんは
一年前亡くなってしまったから。
そして一年前の今日はお花見デートのはずだった。
二人で桜の木を見るはずだった。
大好きな人と見ることができない桜なんて嫌いだ。
病室でめを覚ました時そこにはうたいさんしかいなかった。
最初は用事でさも君がこれなっかっただけだと思っていた。
ただ実際は私のお見舞いに来る途中に信号無視してきた車にひかれてしまったらしい。
こんな別れ方はあんまりだった。
ちゃんとさよならが言いたかった。
それすらかなわずあなたはいってしまった。
お墓参りはおわってすぐに解散した。
なんとなく。
なんとなくだけど、いきに寄った桜の木に行ってみる。
そっと桜の幹にふれる。
ねぇ
私、さもくんといたときみたいに笑えてますか、、、?
『大丈夫べるはちゃんと笑えてるよ』
桜の向こうから声が聞こえてきた気がする。
「さも、、、くんなの、、、、?私、、、わたしさも君にまだ何も言えてないっ、、、、!いつもありがとうって、、、!私と一緒にいてくれてありがとうって、、、!まださもくんに大好きって伝えられてない、、、!さもくん、、、、待ってよさも君、、、!わたし、、、、わたし」
そっと抱きしめられているような感覚がする。
知ってるこのぬくもりは
大好きなさも君だって。
どうしようもなくわがままな私は嗚咽を漏らすことしかできない
これが幻聴だろうと奇跡だろうときっと私はさも君を困らせてしまっている。
『べるはもう大丈夫。俺がいなくても歩いて行ける。笑っていける。俺だってこんな結末なんて望んでない。でもそれでも俺はべるのことをちゃんと見守ってる。だから、だから泣かないで。』
怒ってるわけでも、心配してるわけでもなく信頼しているさも君の声だった。
『べるとであって、幼馴染で、付き合うことができてほんとうによかった。今度会える時は、、、、、笑って会おうね。、、、、ごめんねもうそろそろじかんだ。最後にべると桜。見れてよかった。ちゃんと話せてよかった。べる世界で一番愛してる」
「さも、、、、くん、、!愛、、、してるっ、、、、!」
そしてぬくもりはふわぁと消えるのだった。
一枚の桜が私の頬を伝って手のひらへ落ちるのだった。
またいつか笑って会おうね。