テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
131
れもんてぃ🍋
27
「……本気で言っているんですか?」しのぶは呆れ果てたようにティーカップを置いたが、童磨の瞳は冗談を言っているようには見えなかった。彼は食べかけのタルトを飲み込むと、椅子に座るしのぶの背後に回り込み、その首筋にそっと唇を寄せる。
「だって、しのぶちゃん。さっきシャワー室で解いた時、すごく寂しそうな顔をしてたじゃないか」
「そんな顔、していません!」
抗議する間もなく、童磨の大きな手がしのぶのブラウスの裾から滑り込み、温まったばかりの肌を撫で上げた。朝の光に照らされた彼の指先は、夜よりもずっと鮮明に彼女の熱を暴いていく。
童磨はしのぶを抱き上げると、今度はテーブルの上に彼女を座らせた。ティーカップがカタカタと揺れ、朝食の香りが漂うリビングが、一瞬にして昨夜の続きのような色情に染まる。
「待って……っ、せめてベッドに……」
「ここでいいよ。光の中で、君がどんな顔をして僕を受け入れてくれるのか、全部見たいんだ」
童磨はしのぶの膝を割り、再びその熱い繋がりを取り戻した。昨夜の疲労など微塵も感じさせないほど、彼の動きは力強く、そしてどこまでも執拗だった。しのぶはテーブルの端を白くなるほど強く握りしめ、溢れ出す声を抑えるために自分の唇を噛む。
「……っ、ん……あ、ぁっ……! 童磨、さん……、あなたは……っ」
「いいよ、もっと声を聞かせて。……ほら、しのぶちゃん。朝の光がこんなに綺麗なのに、僕たち、最低に破廉恥なことをしてるね」
童磨は楽しそうに笑いながら、彼女の顎をクイと持ち上げ、深く、深く腰を沈めていく。しのぶの視界は、差し込む日光と快楽の火花で眩暈を起こしそうだった。昨夜の甘い微睡みが、今度は剥き出しの刺激となって全身を駆け巡る。
二回戦が終わる頃、しのぶは完全に力尽き、童磨の胸の中でぐったりと身を委ねていた。
「……もう、本当に……一歩も、動けません」
「あはは、お疲れ様。じゃあ、今度こそお姫様抱っこでベッドまで運んであげる。今度は繋がらずに、ただ抱きしめて寝ようか」
「当たり、前です……」
不機嫌そうに、けれど愛おしそうに目を閉じるしのぶを、童磨は宝物でも扱うように優しく抱き上げた。撮影現場の殺伐とした空気が嘘のような、二人だけの濃厚で騒がしい休日が、ゆっくりと過ぎていった。