スタート
〜kanata side〜
何が起こった?いつのまにか触手みたいなのに掴まれてる。マウハナとか言ってたやつが操ってるんだろうなこれ。武器出せれば抜け出せるのに手とか拘束されてて動けない。どうしたもんか。
バキッ
気のせいなんだろうか、骨が折れる音がした。どこの骨だよ……。いいやこの状態でも治癒くらいできるし。この状態で魔術打とうとしたら自分まで巻き込まれるから使えないんだよなぁ…。いっそ巻き込まれてでも抜け出した方がいいのかな
ギィ……
Re「は?」
あ、りーくん入ってきた。まぁ混乱もするよね。なんか知らん間にみんな捕まってるし。説明しようにも僕もなんで捕まったのか理解してないんだよな…
Re「何やってんだよタコ?」
マウ「目的のためだから」
タコ……まぁタコかこの状況だったら。でもなぜ疑問系なんだ。確定していいよ、多分。
カチャカチャ
Re「チッ💢」
弾切れ…多分あの変質者が何もしなかったんだろうな。りーくん焦ってる。僕が捕まったから?弾切れしてるから?どっちだろう。どっちもかな。どっちでもいいや。
Re「あんまこれ使いたくないんだけど……」
ガリッ
ブチッ
kanata「え…りーくんなんで手首噛みちぎってんの⁉︎」
ドロ……
無理無理無理無理。止血してよ。なんで噛み切ったりなんかしたの。周りバカしかいないから感染した?今まで読んできた本にもそんな感じの魔法なんてないしどういうこと?
Re「《肉体造形・sculpture blood》」
ギュル
カチャ
ダンダンダンダンダン
Re「けほっ……」
りーくんがなんか血から銃作って鈴たちが入ってる鳥籠と、僕のこと拘束してた触手を壊した。末吉ですら壊さなかったのに。初めてみる技…何あれ…
Re:の能力《sculpture blood》
名の通り、血から物を作る能力。作った武器の能力は普通の5倍以上に跳ね上がる。
だが自らの血以外では発動できないため、能力使用後は貧血がやばいし、出血量が多すぎると死に至可能性がある危険な能力。常人なら絶対に使わない
トッ
kanata「りーくん大丈夫⁉︎」
Re「大丈夫、大丈夫。貧血がやばいだけだから」
kanata「無理しないで
ザクッ
kanata「え?」
Re「………」
末吉「りーちゃん!」
なんで?なんでりーくんにさっきの触手刺さってんの?しかもみぞうちのところだから心臓に近いし一歩間違えれば死……
マウ「……手痛い…」
kanata「鈴」
鈴「はっ、はい!」
kanata「りーくんのこと治せそう…?」
鈴「わたしじゃ……難しい…です…。」
kanata「そっか………どうしたら…」
鈴「っ…できる限りのことはやります!だから…だからりーさんの仇打ってください!」
末吉「勝手に殺すな。」
kanata「……一人でやる」
ベル「は?」
kanata「邪魔しないで」
ベル「まっt」
末吉「ベル、止めんな」
ベル「……わかった」
続けたら変な感じになる気しかしないから、少しおまけというか休憩というか?※お借りしてるキャラです。
琴「ふわぁ……」
星「琴ちゃん寝不足なノ?」
琴「いやー、夢から魔王のどうの聞いたけど、あんまわかんなくて、考えてたら眠くなっただけ」
星「そう……そういえば聖成ちゃんはどこに行ったノ?」
琴「2週間前から行方知らず。どこ行ったかは知らんけど。煙草吸ってこよ」(実際は喫煙者じゃないと思う())
星「………」
琴「どした?」
星「前々から気になってたネ、ほんとに修道女なノ?」
琴「多様性ってやつだよね」
星「頭おかしいんじゃないノ?」
琴「キャラ崩壊してるが?」
星「知らないネ」
〜Re side〜
…どこだろ…ここ。暗いというかどこを見ても闇とか暗黒とかいうのがあってるような気がする。それに何箇所かに扉がある。というか今まで何してたっけ。全く思い出せない。誰と話してたのかも、自分がなんなのかもわかんないってことある?あんのかな俺が覚えてないだけで。
ズキッ
Re「っ……頭いた…」
とりあえずどこかに入ってみないとどうなってるのかわかんない。一番左からでいいか。
ガチャ
子麦粉「ん?ありーちゃんやほー」
Ama「やほー( ‘༥’ )ŧ‹”ŧ‹”」
何ここ…わかんない。学校……?俺学校にいて…?違う気がする。この人たちのこともあんまり覚えてないし。俺はどうして此処に来てるんだ?
子麦粉「まさとしひどー。というか聞いて⁉︎今日あまちゃんがね…」
Ama「本人の前で話す?普通」
俺何も話してないのに会話が続いてる。喋ってることになってる?話せないのに何か理由があるのかな…。目が覚めてから変なことばっかり起こってる。処理速度が間に合わない…。
子麦粉「でねーw」
Ama「だから、ごめんって謝ったじゃんか」
子麦粉「あ、りーちゃん時間だから教室戻らないと」
動いてないのに視界が移動する。それで気がついたら目が覚めた場所に座ってた。
おわり