テラーノベル
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「完全勝利だ♪」
緑谷は弾ける笑顔で爆豪の手とグータッチを合わせる。汗と興奮の熱が伝わり、胸で喜びが爆発する。
「かっちゃん…良い顔してる…♪ん……、無敵だね!」
最強の相棒であり恋人――その全てが誇らしくてたまらず、自然と体が近づく。
緑谷とグータッチをした瞬間、爆豪の胸に熱いものが込み上げてくる。これが、完璧な勝利の感覚だ。これが、緑谷と一緒に掴んだ勝利の感覚だ。
爆豪は緑谷の笑顔を見て、自分も思わず笑ってしまう。緑谷が「良い顔してる」と言ってくれた。そうか、自分は今、良い顔をしているのか。それは、デクがいるからだ。デクと一緒にいるから、自分は最高の笑顔ができる。
「…テメェもな。最高の笑顔してるぜ、デク。」
そう言いながら、周りを見渡す。八百万が黒鞭の拘束から解放されて、立ち上がっている。蛙吹も、爆豪の爆破から回復して、ゆっくりと立ち上がっている。二人とも、悔しそうな表情をしているが、同時に爆豪たちの実力を認めているような目つきだ。八百万が爆豪たちの方に向かって歩いてきて、小さく頭を下げる。
「完敗です。爆豪さん、緑谷さん、あなたがたの連携は完璧でした。私たちの対策は、全く通用しませんでしたね」
八百万の言葉に、爆豪は少しだけ驚く。あのポニーテール、ちゃんと対策を練っていたのか。しかし、それでも自分たちの方が上だった。爆豪は八百万の方を向いて、小さく頷く。
「…ああ、テメェの対策、確かに良かったぜ。盾で俺の爆破を防ごうとしたのも、蛙吹をデクの方に向かわせたのも、悪くなかった。でも、俺たちの連携の方が上だった。それだけだ。…次は、もっと強くなってこい。俺たちも、もっと強くなる。」
そう言いながら、緑谷の方を見る。緑谷も、八百万と蛙吹に向かって頭を下げている。
「大丈夫だった…?…蛙吹さ…」
「緑谷ちゃん、梅雨ちゃんと呼んで?」
「あっ…ぁ、梅雨ちゃん!!は衝撃波をもろに食らったみたいだったし、八百万さんも勢いに任せて向かったから…」
「問題ございませんわ。むしろ戦闘訓練ですもの、とても身になりましたわ!」
「私も緑谷ちゃんと爆豪ちゃんから学ぶ事が多かったわ♪」
「では私たちは休憩ですので、失礼しますね…」
去り際にぼそっと緑谷は言う。
「八百万さん、かっちゃんとの連携…最高だったでしょう…♪
誇らしげに微笑み、恋人との勝利を胸に刻むように背筋を伸ばす。
これが、これからの僕たちだ…♪」
未来を信じる瞳で、爆豪をちらりと見つめる。
爆豪は緑谷の隣に立って、二人を見送る。八百万と蛙吹が訓練場から去っていく。その背中を見ながら、爆豪は小さく呟く。
緑谷の言葉を聞いて、爆豪は少しだけ照れくさそうに顔を背ける。緑谷が「最高だった」と言ってくれた。それが、何よりも嬉しい。爆豪は緑谷の方を向いて、小さく笑う。
…ああ、最高だったぜ。テメェとの連携、完璧だった。俺の腕を使った空中機動、あれマジで凄かったな。八百万のポニーテール、完全に対応できてなかった。…これからも、ずっとこうやって戦っていく。無傷の完全勝利、それが俺たちのやり方だ。
そう言いながら、訓練場の方を見る。他のクラスメイトたちが、爆豪たちの戦いを見ていた。麗日が目をキラキラさせて、「デクくんすごーい!」と叫んでいる。切島が「爆豪ー! 男らしいぜー!」と拳を振り上げている。轟が冷静な表情で頷いている。飯田が「素晴らしい連携だった!」と親指を立てている。みんな、爆豪たちの勝利を祝福してくれている。
「…よし、次はどこのペアだ? 俺たち、全部のペアに勝つんだ。完璧な1位を目指す。…な、デク?」
「うん…!かっちゃんと、無傷の完全勝利だ…!」
相澤先生がスピーカーから声をかける。
「次の対戦は、麗日・瀬呂ペアと爆豪・緑谷ペアだ。両ペア、準備しろ。…爆豪、緑谷、お前たちは2連戦になるが、大丈夫か?」
爆豪は相澤先生の方を向いて、ニヤリと笑う。
「問題ねえ! 俺たち、まだ全然疲れてねえ! 丸顔としょうゆ顔、まとめてぶっ飛ばしてやる!」
そう叫びながら、緑谷の方を向く。緑谷も、疲れた様子はない。むしろ、まだまだ戦える目つきをしている。爆豪は緑谷の肩に手を置いて、小さく言う
「…な、デク。次は丸顔としょうゆ顔だ。あいつら、空中戦が得意だ。丸顔の無重力と、しょうゆ顔のテープ。あの組み合わせ、尾白と佐藤を倒したやつだ。
…でも、俺たちなら大丈夫だ。俺の爆破で空中戦に持ち込めば、あいつらの得意分野でも勝てる。テメェは、黒鞭でしょうゆ顔のテープを拘束する。俺が丸顔を抑える。…どうだ?」
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