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異世界パロ 年齢操作 師弟関係 闇オークション
主な登場人物 (敬称略)
む…むつー(師匠)
シ…シャオロン(弟子)
と…夢咲刻夜
※これは2次創作であり、ご本人様とは関係ありません。
「120!」
「125!」
私は友達に連れられオークションに来ていた。
「125万で落札です!!」
友「見てるだけじゃつまんないだろ?」
む「…別に」
友「なに、緊張してんのか〜?」
む「欲しい物がないだけだってば…」
「次の商品はコチラで〜す!!」
それを見て私は驚愕した。
なんとまだ小さな人間の赤子が売りに出されていたのだ。
「こちらの商品は今回の大目玉ですよ〜!!」
「なんと…!!これ、世にも珍しい橙色の目を持っているんです〜!!!」
「しかもですね…噂によれば”呪い”の子だとか…!!」
友「うわ…まじか人間まで売るのかよ…」
「最初は200万から行きましょう!!!」
「250!」
「400!」
友「買うやつ居るんだな…やべ〜な…」
む「…」
「550!」
「700!」
「700万の他にはありませんか〜?」
静かになった会場でひとつ、手が挙がる。
「お!そこのお兄さん!」
む「…5000万」
会場がざわめく。
友「…?!あほか?!お前!!正気か…?」
む「…」
「え、っと…5000万の他には…」
「5000万で落札です…!!」
ガチャ
スヤスヤと眠る赤子をだき抱えながら家の扉を開けた。
家をというよりかは図書館や大きな書斎に近いだろうか。
中に入ると留守番をしていた触手達が驚いたように近づいて来た。
その気配に気づいたのかふと赤子が目を覚ます。
その橙色の透き通った目でそれらを眺めると、「キャッキャ」と笑いだした。
私なんかと違って橙一色で構成されたその瞳は吸い込まれる程に美しく、あいつが言っていた”呪い”の意味が分かったような気がした。
服に付いた名札を見ると「しゃおろん」と書いてあった。
私が、
む「シャオロン」
と呼ぶと赤子は「?」といった表情でこちらを見つめた。
毎日世話をするのは大変だったが、人間の赤子というのは面白かった。
そうして1年と2ヶ月ほど経ったある日。
私が本を戻そうと歩き出した時、彼が歩いてやってきた。
一生懸命な姿はとても愛しいものだった。
すると彼は
シ「…む」
シ「むッ…しゃ」
シ「むーしゃん!」
ニコニコしながらそう言った。
突然喋りだしたので思わず本を床に落としてしまった。
バンッと音がなる。
普通の子ならば驚いて泣いてしまうような音だったが彼は、よちよちと本に近づき両手でそれを拾うと
シ「むーしゃん、の!」
と小さな手で渡してきた。
呆然としながら本を受け取った。
数日後
「ピンポーン」
とチャイムが鳴った。
シ「むーしゃん!ぴんぽーん!」
そう言う彼を抱きかかえて慌てて扉を開けると、そこには金髪の男がいた。
む「…!あ、久しぶり〜ときやん」
と「久しぶり〜むt…」
彼がシャオロンに視線を落とすと言葉を詰まらせた。
と「え…?産んだ?」
む「なわけねーだろ」
そんな会話をしていると、突然
シ「むーしゃん…まま、!」
と「…?!w」
む「は…?!」
シ「まま!」
と「やっぱり産んだ?」
む「いやいやいや…!!違うってば!?」
ときやんを部屋に入れ紅茶を飲みながら話す
む「…って事で…」
と「オークション下手すぎだろw」
む「ぐ…そこは認める…けど…」
と「そんで、どーすんだよ人間の子って」
と「寿命だってあるし、脆いし、かと言って感情とか言葉も話せるんだぞ?」
と「ペットにする訳にもいかないだろ…」
む「別に考え無しで引き取った訳じゃないよ」
と「え、何にするんだよ…食う?」
む「さっきから考えが単純すぎんだよ…w」
と「いや、むつーならやりかねない」
む「どんなイメージ持ってんだ俺に」
む「とにかく、こいつは…」
シ「むーしゃん、だっこ〜!!」
む「はいはい、分かったから…」
彼を膝の上に乗せ、
む「俺の弟子にする」
と「は!?ついに頭終わったんか…?」
と「人間にそんなこと出来るわけないやろ…!」
む「いや、出来る。」
と「な、なんで断言出来んだ…?」
む「そうだな…あ、じゃシャオちゃん」
シ「?」
む「前の金髪の人に指さしてみて」
彼はその小さな指でときやんを指さす。
それと同時に先程彼と遊んでいた1匹の触手がときやんの頬を掠めた。
と「っ…?!あっぶな…!」
む「シャオちゃんには素質があるから」