葛葉side
なんて教師らしからぬことを言って衝動的に近くにあった俺の手を掴んで走り出す
どこか楽しさが溢れているようなその背中をみて笑みがこぼれた
『ねぇ、
家ここでいい?』
そう言って指を指すのは一軒家にしては広かった
それに目の前が学校!w
最高かよw
『』side
湊「うっわ!すっげーひろー!!!」
イブ「まじか…」
ロレ「え、
最高???」
葛葉「でっけー…」
『もうこの家買ったからさ、
各々元家から荷物取っておいで?』
葛葉「は?買った!?」
イブ「さすがに金持ちがすぎるw」
『今日荷物取り終えた人からここに住んでよーし!』
そう言うと無言で走って行く4人
『あはは…w』
『私も荷解きしなきゃな~』
と適当にダンボールを開け片付け始める
ローレンside
本当は行きたくないのだがあんな生活も今日で区切りがつくのかと思うと嬉しくてたまらない
拝啓俺のクソ両親へ
お前らは俺を売って、
本当に最低最悪なクソ野郎だったけど
お前らのおかげで俺をちゃんと見てくれる人に出会えた
借金なんかお前らの汚ぇ体売れよ
毎日俺を犯そうとしやがってゴミカスだなほんと
息子にも見放されてお前らはどうなるんだろうな
そう皮肉を込めて手紙を綴る
ひと段落してまたダンボールに荷物を詰めた
元々そんなに荷物は無かったのですぐに、
少しの量で終わり足を早めて新しい家へと向かった
イブラヒムside
俺の家は元々お金持ちだ
そのおかげで難なく、
苦労なく過ごすことができた
感謝はしている
けど…
父「もっと上手くなりなさい!!!稽古事は全て完璧でなくては…」
母「これが婚約者さんよ~♡」
とか押し付けて、
決めつけてくるこの生活に嫌気が差していた
拝啓父と母へ
苦労のない暮らしを今までありがとうございました
でも俺は貴方たちの考え方が嫌いだった
金持ち、
という概念に縛り付けられ見るものも見えず俺の気持ちも考えなくなった
そんな人と一緒にいるぐらいなら全てを投げ出してもいい
でも、
この人ならどんな俺でも何も無くても受け入れてくれる、見てくれると思える人を見つけた
何も出来ずごめん、
でも家が変わるだけで学校は辞めないし
いつでも遊び来て
俺らしくない、
改まって長い手紙になってしまった
今の気持ちをそのまま書き留めた紙をいつもの書斎の机へと置く
イブ「今までほんとありがと」
後ろ髪を引かれる思いで書斎を後にした
コメント
5件
ロレ…イブ…泣
のほーん...() そんな過去があったのか...2人とも
神!神!え?え?好きだが? ちょ、え?好き