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お名前をお借りしておりますが本人様とは全くもって無関係です。
本人様方の視界に入らないようご協力ください。
また、誰かが見て不快になるようなコメントはお控えください。
なんでもありな方向けに作品を書いております。
pnside
rd「好きです。付き合ってください」
放課後の屋上。
この言葉が目の前にいる彼の口から出てきた瞬間、時が止まったような感覚に陥った。
吹奏楽部の楽器からでる音色
グラウンドで練習に励む野球部やサッカー部の掛け声
車が通り過ぎて行く音
その全てが静まり返ったような気がした。
彼はらっだぁ。
最近席替えをして、今は俺の前の席にいる。
そんな彼から今日、告白された。
男友達にどころか、告白すらが初めての俺は断り方なんか分からなかった。
大体彼は、こんな俺なんかに手を出さなくたって周りに困るほど女の子がいるわけで、だから他の人より顔が良くて、スタイルも良く、おまけに勉強が出来れば運動神経も良い。
そんななんでもできる彼なのになぜ女の子のに目を向けないのだろう。
大体彼女なんかとっくにいるもんだと思ってた。
rd「絶対幸せにするから」
俺の目を真っ直ぐに見つめてそう誓いを立てる彼を拒絶することなんか出来ず、そのまま俺は「わかった」なんて言ってその手をそっと握った。
1月という冬真っ只中なこともあり、彼の手は酷く冷えていた。
俺がひよってここに中々来なかったからだ。
それでも彼は俺に文句のひとつ言わずに、「来てくれてありがとう」と笑顔で言った。
rd「ありがとう、だいすき」
なんて言って俺を抱きしめる彼に「俺も」なんて早速1つ目の嘘をついた。
どうせ男同士の恋なんていつか自然消滅するに違いないのだから。
そう、いつか。
その日まで何とか彼に嘘をつき続けなければならない。
その日から俺は、彼に嫌われたくて必死に毎日彼の嫌がりそうなことをした。
rdside
rd「今日の放課後、一緒にカフェに行かない?」
付き合って半年。俺は彼女に放課後デートの誘いを入れた。
彼はいつも通り、無表情のまま俺の誘いを承諾してくれた。
彼は俺のことを好きじゃない。
これは半年前、俺が彼に告白した時から分かっていた。
分かっていて、飽きるめるつもりで告白したのにまさかの実ってしまったから、今更別れようなんて言えずに半年経ってしまった。
きっと俺なんかと付き合うより、もっと魅力的な女性と付き合う方がいい。
そんなこと分かっていても俺だって彼を愛しているのだから簡単には別れたくない。
それでも昼食の時間は一緒に過ごしてくれるし、登下校も一緒。
休日に会おうと言えば会ってくれるし、手作りのクッキーをプレゼントしたら目の前で美味しいと言って食べてくれる。
そんなたまに見せる本当の笑顔が俺は大好き。
けれどそんな優しい彼も、初めは俺に嫌われようと必死だった。
隠しているつもりだったかもしれないが、あまりにも丸分かりでそんな所も可愛いかった。
pn「どこのカフェ?」
rd「ここ、最近新しくできたんだ」
pn「俺も気になってた、楽しみ」
そうやってなんとか会話を続けようとしてる姿すら愛おしく思うくらいに彼の事を好きだけどその愛が返ってくることは無い。
でもいい。
俺は彼に見返りを求めて愛情表現しているわけではない。
pnside
rd「美味しかったね」
pn「うん、おいしかった」
rd「そろそろ暗くなったし帰ろうか」
pn「うん」
rd「家まで送るよ」
pn「うん、ありがとう」
rd「んふ、どういたしまして」
rd「ん、水溜まり」
pn「ほんとだ、危な …」
そう言って彼は俺の肩に触れた。
久しぶりに体に触れられて少しびっくりしてしまった。
バレてないといいな。
俺は放課後の夜、こうして夜景が綺麗な帰り道を歩くのが好きだった。
pn「…ん、なんか眩し ッ __ 」
キキーーーー ッッ !!
後ろから1台の大型トラックがこちらに向かって猛スピードで向かっていた。
危ない、ここに居たら俺らの命がなくなる。
… でも目の前に押し寄せるトラックの激しいエンジン音にかき消されて頭の中は真っ白で何も考えられなかった。
pn「危ない ッッ !!!」
俺が叫ぶと、彼は今の様子にワンテンポ遅れて気づいた。
それなのにも関わらず、彼は勢いよく俺の事を歩道側に抱き寄せ、そのまま真横にある住宅地に続く狭い道へと突き飛ばした。
その衝撃で体に痛みが走る。
pn「ッらっだぁ !!!!」
俺はその瞬間を目にした。
目にしたはずなのに、何も覚えていない。
視界が真っ白になって、気づいた頃には目の前に彼のスマートフォンがあった。
恐る恐る目の前に視線をやるとお店に突っ込んだトラックには血が付着していた。
… そうだ、らっだぁは _
pn「ッッ !!」
pn「らっだぁ ッッ !!」
pn「おい 、しっかりしろよ !!」
pn「ねぇってば !!」
rd「ッッ 、 ぺいんと ..?」
pn「らっだぁ …ねぇ 、」 ぐす ヾ
rd「はは、なんで泣いてるの、」
rd「せっかくの 可愛い顔が台無しじゃんか、」
pn「だって …」 ぐす ヾ
rd「… あぁ、もう痛みも感じないや、」笑ヾ
rd「ぺいんと はさ 、 あのころ、 … 俺の事好きじゃ なかったよね 、」
pn「…ぇ?」
rd「でも 優しいから 、 つきあってくれて ..」
rd「ありがとう …」
pn「ねぇ、やめてよそんな … ッ」 ぐす ヾ
rd「ねぇ … ぺいん ッッ …」
pn「らっだぁ !!」
rd「最期に … 、 ひとつ だけ、 きかせて ッ ..」ぐすヾ
rd「ぺいんと .. は 今 、」
rd「おれの こと 、 どうおもって … 、」
pn「好きだよ !! 大好きだよ !!」
pn「誰よりも好き !! 俺にはらっだぁしかいないの !!」 ぐすヾ
rd「ッそっ か … 、 笑ヾ」
rd「おれも だいすき .. だよ 、」
rd「俺 .. いま 、 とっても …. 」
rd「 ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎」
pn「ッらだ ….、?」
pn「ねぇらだ !! ねぇ ッ !!」
pn「いつもみたいに返事してよ ッ !!」
pn「ねぇ ッ !!」 ぐすヾ
初めてちゃんと好きって言えたのに …
pn「ッ ひとりにしないでよ … ッッ 、」
その後すぐに救急車が駆けつけてきたが、その場で彼の死亡が確認された。
彼の冷たくなって動かなくなった彼を見て泣き叫び、その瞳に俺はもう映っていないのだと実感した。
俺の悲しさの中に線香の匂いが漂う。
空っぽの胃にその煙が入っていくような感覚がして吐き気がする。
家族から順に彼の桶の中に花を入れていく。
俺は彼の手に花をそっと添えた。
最期に俺に触れてくれた手。
もう辛くて涙が出ているのかどうかも分からなかった。
ねぇ、らっだぁ。
らっだぁは俺に出会えてよかった?
俺が最初で最後の彼女でよかった?
こんな頼りない人でいてよかった?
俺はらっだぁが恋人でよかったよ。
ずっとずっと忘れない。
リクエストお待ちしております
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ ♡ 1000 💬1
コメント
4件
うわぁ好きぃ……🫶🏻ᩚ なんからっだぁが死ぬ間際?というか轢かれた時に、文字の感覚が空いてて、だんだん死に際というか死へ向かってる感覚があって好き。 リクエスト!!これのらっだぁが転生して、またぺんちゃんの事好きになって(らっだぁには前世の記憶があって)また恋人として幸せになるって言うやつみたいです!!ハピエンしか勝たんので!!