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マタロウ「すごいなぁ~!」
マタロウ「でも、どうしてそんなことが起こるんだろう?」
アゲハ「わかんないけど多分、犬のウンチが原因だと思うよ」
フブキ「うん。ウンチを踏むと、頭の中でボーン、ボーン、って音が鳴って…
また、今日の朝に戻るの」
マタロウ「ボーン、ボーン…」
マタロウは顎に手を当てて考える
コマ「なんか聞いたことあるようなないような…」
マタロウ「…何か昨日、いつもと違うことはあった?」
マタロウに質問され、アゲハとフブキは顔合わせる
アゲハ「昨日は、夜眠れなくてここの冷蔵庫にあったプリンをフブキちゃんと一緒に食べたよ」
フブキ「あっ、そういえば。誰かに見られてる気がした」
アゲハ「え!そうだったの?ならちゃんとそう言ってよ…」
フブキ「ゴメン、ゴメン…;」
アゲハも少しづつ体調が良くなってきたのか、少しばかり顔色は良くなってる
ジンペイ「見られてる?」
フブキ「あと、ギーッていう不気味な泣き声みたいな音が聞こえてたような…」
アゲハ「それ、私にも聞こえたよ」
マタロウ「それ、ひょっとして…!」
マタロウは、食堂の入り口の上にかけられている古時計を見上げた
古時計からは秒針の音とともにボーン、ボーン、という音が聞こえてくる
アゲハ「あ…この音だよ!すごいそっくり…」
フブキ「うん!こんな音だった気がする!」
マタロウ「やっぱり…犯人はこの古時計だったんだ!」
「「「「え!?」」」」
4人はびっくりしてマタロウの方を向く
マタロウ「これは、学園7不思議の1つ、『呪われた古時計』だよ。
噂では、この古時計は夜中に泣き出す言われていて、
その声を聞いたものは呪われてしまうんだって」
フブキ「じゃあ、私達が聞いたのがそれ?」
その時、臼見沢先生がやってくる
臼見沢「君たち、もうすぐ始業時間ですよ」
ジンペイ「それどころじゃないんだよ!」
マタロウ「臼見沢先生がって、この宿舎の管理人ですよね?あの古時計について何か知ってますか?」
マタロウは古時計を指さしながら臼見沢に尋ねる
臼見沢「あれは、前の管理人がどこからかもらい受けた曰くつきの物だと聞いています。
時々妙な音がするので、つい先日も、修理の人を呼んだんですがどこにも異常はないらしくて…」
マタロウは古時計の右側面に彫ってある字に目が行く
マタロウ「ひでお、よしえ…?」
マタロウはぼそり呟く
臼見沢「そんなことより、早く登校してくださいね」
臼見沢はそう言うと、食堂を出て行った
マタロウ「アゲハさん、ジンペイ君、ウォッチで調べらないかな?」
ジンペイ「怨霊の仕業ってことだな」
アゲハ「分かった、調べてみる」
2人は食堂の真ん中らへんまで来ると、ウォッチのベゼルを反時計回りに回した
すると、ウォッチを中心に青白い光が放たれ、食堂を包み込んだ
アゲハはいち早く古時計から妖気が漏れていることに気付く
ジンペイ「そこかー!?そこなのかー!?」←
だがジンペイは気付かず、辺りをきょろきょろと見回す←
そんなジンペイを呆れてみる4人
マタロウ「いやいや、ジンペイ君…」
フブキ「話聞いてた?;」
アゲハ「いや、皆の後ろ…;」
「「「「え?」」」」
4人が振り向こうとしたところで古時計がじれったそうに声を上げた
?「おおい!ここだよ!っていうか話の流れで分かれよ!
気付いたのはそこの女だけだぞ!」(そこの女=アゲハ)
フブキは頭に怒りマークをつけながら古時計に向かって怒鳴る
フブキ「あんた!なんであんなことすんのよ!!」
?「退屈だから暇つぶしにいたずらをしてやったのさ!
どうだ?ウンチを踏み続ける1日、楽しいだろ~?」
古時計はふざけた口調でそう言う