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休憩時間になり、事務所でエプロンを外し
百瀬「休憩入りまーす」ニコッと笑って元気よく言った
笹野「お疲れ様でした」
百瀬「ケーキ屋での仕事いいねー!オレこの仕事好き❤️」
賞味期限が近くてなかなか売れないクッキーやシュークリームの袋を開けた。
今まで人を殺してきたとは思えないぐらい、とびっきりの笑顔で黒い目を大きく丸め
笹野「ふふ。ならよかったです。美味しいんですか!?」
緑茶のペットボトルを開けながら、百瀬に聞いた。
百瀬「やばい!すごく美味しいよ。あみちゃんちゃんも食べてみてよ。ホイップクリームとレモンピールとカスタードの相性は凄いよ!」目をキラキラさせ上機嫌にニコニコ笑いながら、左手で後ろにある冷蔵庫に手を伸ばし開けて、シュークリームを一個取り笹野に渡した。
笹野「ありがとうございます♪」
笹野が食べて「美味しい」と感想を聞くと嬉しそうにニンマリと笑顔を見せた。
食べ終わるタイミングで百瀬のスマホに一件のメッセージが入った。スマホを取り出し、内容を確認する瞳は、さきほど嬉しそうに目をキラキラさせていたのとは違い、目からハイライトが消え黒い瞳でスマホを見ていた。
笹野「、、、百瀬さん?どうかしましたか?」
躊躇いながらも、さきほどまでとは違う百瀬の雰囲気に気づき声をかけた。笹野のが自分を見て声をかけてくれたのを見て、すぐに笑顔を見せて、スマホをズボンのポケットにしまった。
百瀬「ごめん、、あのね、オレの知り合いのおじさんが、心臓発作起こして病院に運ばれたんだって、、、だから今日上がっていいかな?」
目をキュるんと潤ませ大型犬のように後ろに尻尾が見えた
笹野「それは、大変ですね!大丈夫です。店長には私から言っておくんで」
優しい笑顔と言葉で百瀬に伝えた。
百瀬「ありがとう!あみちゃん!そうだ、あみちゃん今日何時に終わりなのー?」
笹野「19時です」
キョトンとした表情で業務終了時間を百瀬に教えた。
百瀬「了解〜、ありがとうね。じゃあ、おつかれ」
荷物を持ち事務所のドアを開け、あみにバイバイと手を振って出た。
笹野「、、、ん?閉店作業だけ手伝いに来てくれるのかな?」