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これ書くの楽しい、、てことで第2話後編!

頭フル回転で書くからよろしく✨


𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄


悲しそうな顔を浮かべ柳原は言う。


「今でも思い出すと胸が苦しくなる。でも、君たちは犯人を捕まえてくれるのかね?」


「あぁ、絶対捕まえたる。」


「誠一君は何もしないでしょう?」


「余計や!ボケ」

喧嘩のような喧嘩じゃないようなやり取りを見ながら柳原はクスッと笑う。


「こんなに仲がいい人たちを見るのは久しぶりだね。」


「はぁ?誠一くんと私が?冗談よしてください。」

険しい顔をした後すぐに目の奥が笑っていないであろう笑顔を見せる。

柳原はまたクスッと笑い


「冗談じゃ。話の続きをしよう。」


今回依頼してきた「一ノ瀬菜穂」と柳原との関係は無いが名前は知っていたらしい。

どうして名前を知っていたのかと健三が聞くと、どうやら一ノ瀬菜穂の父親である一ノ瀬明という人物がネオン株式会社で働いてたらしい。明からは何度か娘のことは聞いていたらしく、あったことは無いが名前は知っていたという。


健三の頭には疑問が残る。

一ノ瀬菜穂は母子家庭だったはず。

なのになぜ父親が?


「一ノ瀬さんは母子家庭じゃなかったんですか?」

健三が柳原に問う。


「離婚だよ。会社に入ってきてだいぶ経った頃、と言うと〜、、そうだね、菜穂ちゃんがちょうど4歳の頃かな?その頃離婚したって言われてね。私も一ノ瀬君も、結婚した時は本当に嬉しかった。だけど結婚から5年が経った頃奥さんから離婚したいと告げられたらしい。私もそれを聞いた時はショックだった、」

また柳原の顔には悲しさと寂しさ、虚しさが混じった顔を浮かべる。

だが再び口を開ける。


「一ノ瀬君が今どこに居るかは知らない。だけど1つの分かるのはあの爆破に巻き込まれたけど、生きていることだけ。」

その言葉に健三と、誠一は目を見開く。あの爆破で生きいる人は居ないと思われてたらだ。人々は逃げ遅れ、会社にいた人間はほとんど亡くなった。あの状況で生きていたのは一ノ瀬明と、柳原だけだった。柳原も後遺症は残り、右足は義足で杖を突いて歩いている。

「明さんは今何をしてはるんや?」


「さぁね、病院で退院したあとは私もよく知らなくてね、会ってもいないし連絡も取り合ってないんだ」


「そうなんですね」


「居場所さえ突き止められれば、、ごめんね。役に立たなくて」


「いえいえ!こうやって教えてくれるだけで嬉しいですから、、」

健三は目を見開いて弁解する。

申し訳なさが残る顔で柳原は謝った。


「では私達はそろそろ帰りますね。ありがとうございます。」


「こんなので良かったのか、、」


「十分です。私たちの探偵にかかればこんな事件すぐ解決しますよ。」


「、、、楽しみに待っているよ。」

優しい笑顔を見せて誠一達を見送る。




事務所に戻った誠一達はベッド座っているまどかを見て記憶に潜っているのを見る。いつの記憶に戻っているのか分からないが、誠一達が帰って

来る前から潜っていたのが分かる。


誠一達が帰ってきて数分後。まどかの目が開く。一瞬まどかの瞳が赤色に光ったが元の目の色にすぐ戻る。


「見つけた。」

そう呟くとまどかは誠一たちに「おかえり」といい、記憶で見たものを説明する。

まどかは記憶に潜り3年前に起こった事件を見ていた。生存者は少なく、死者は100人を超える。当然ニュースにもなった。警察は事故で爆破したと思い捜査を打ち切りにした。


ぴーんぽーん


事務所のチャイムがなる。

誠一が「今出ますー」といい玄関に向かう。ドアを開けた時。そこには依頼人である一ノ瀬菜穂がいた。


「中へどうぞー!」

誠一が明るい声で一ノ瀬を中へ入るよう促す


一ノ瀬が中へ入るとまどかと健三がいた。


「やぁ。久しぶりだね。一ノ瀬菜穂さん。」

やけに落ち着いた口調で話すまどかに一ノ瀬は危機感を持つ。


「僕らは新しい情報を得た。それを伝えようと思ってね。」


「え?新しい情報?」


「うん。」


「君は母子家庭と言ったね。父親の存在は知ってたの?」


「家、母親からは天国に行ったと言われていたので、、」


「嘘だ。君の父親。一ノ瀬明は生きてる。今もTOKYO   CITYのどこかに住んでいる。」


「、、!でも、どうして、、」


「一ノ瀬は爆破に巻き込まれて死んだと思われていた。だが気を失った状態で瓦礫に埋もれているところを捜索隊に発見された。幸い息はあったからそのまま病院に搬送されて一命を取り留めた。」


「どこでそんなことを、、」


「柳原さんだよ。」


「柳原、、?」


「あぁ。君の父親は「ネオン株式会社」に務めていた。そして、そこの会社で一緒に働いていた柳原さんに話を聞いてね、」


「、、、」


「柳原、、」


「その名前に心当たりはない?」


「ない、、訳ではなないですけど、、小さい頃父親から少しだけ名前を聞きました。ただそれだけです。」


「あぁ、やっぱりそうか。」


「え?」


「君の父親も君のことをよく話していたらしい。」


「私の事を、、?」


「あぁ。君のことを話している一ノ瀬は、キラキラした目をしていたそうだ。そして、君が小さい頃、母親と離婚した。理由は分からないけど、多分原因は父親だろう。」


「なんで、、!お父さんは私を優しくしてくれた、私に悪いところなんて見せなかった、、」


「本当にそう思うの?君は。 」

鋭く冷たい尖った視線を菜穂に向ける。菜穂は少し冷静になり正気を取り戻す。

「親っていうのはね、子供の見えないところで何かをするものなんだよ。子供にこの世の醜さを教えないために、ね。」

これを話すまどかは、少し虚ろな目をしていた。まるで誰かを想像しているような。そんな目をしていた。


「、、、この世の醜さ、、」


「あぁ。また4歳だった君に醜さを教える訳には行かないだろ?離婚した理由はだいたい想像つく。どちらかの浮気かそこら辺だろうね」


「浮気、、そんなことする人じゃありません、、!」


「言っだろ?もう忘れたのか?親は子供にこの世の醜さを見せないようにするんだよ。だから君のしらないところで何かしていたんだ。」


絶対子供に向けていい目ではないと誠一と健三は思う。

まどかは年齢関係なくズバッと切り捨てる。本当に最低だと思った人間にはきっちり叱り、手に負えないと思ったら大人を泣かすほどの言葉を投げつける。毎回その場を見ているが、毎回思う「怒らせらダメなタイプ」


「また進展があったら言うよを。次わかる時は犯人は割れているだろうね。」


「、、、!ありがとうございます。」


「あぁ。」



菜穂を見送った後、誠一はまどかに目をやる

「あんな言い方してよかったんか?」


「いいよ、僕は子供だからといって特別扱いはしないし甘やかしたりもしない。」


「はぁ、ほんまにこいつは、」


「、、、引っかかりますね、」


「あぁ。引っかかるね」


「何がや?別に普通やろ」


「これだから単細胞は」


「なんやて?!」


いつも恒例の喧嘩が始まる。まどかはその様子を見て呆れた表情をする。


「はぁ、全く。」


「誠一も健三ももうやめ。」


「誠一も喧嘩を買わない。健三も誠一に喧嘩売るなよ。」


「はい。まどかさん」


「ん”ん”ぅ」

まどかは咳払いをする。


「引っかかること。それはなぜ菜穂の家族はネオン株式会社に行っていたか。別にあの日は特別なイベントもやっていなかった。父親に会いに行ったと考えると何が変なんだ。どうして父親に会いに行ったのか。だって、離婚したんだろ?だったら会いに行く必要も無い。」


「それは、、久しぶりに会って見たいとかそんなんちゃうんか?」


「さぁね、全ては明後日だ。」


「もしかしてもう分かったんか?」


「だいたいねただ1つのどうしても分からないところがある。」


「分からないところ?」


「あぁ。一ノ瀬は今何をしているか、ね。」


「明日ネオンビル爆破事件について調査していたハウスに情報をもらおう。」


「はい。ネストに要請を出しておきます。」


「じゃあ僕は寝る!頭使ったから疲れた」


「あ!飯食わんかい!」


「おや。手遅れなようですね」



次の日


誠一と健三はネスト本部へ行く。そこには待ち合わせしていたハウス《フューチャーアイ》の探偵。「榊原陸斗」の所へ向かう。榊原陸斗。未来視の天才。相手の未来を見ることが出来る。探偵たちの異能としてはトップレベル。今の序列は12だが3年前はスワロウテイルと同じ17位だった。


「榊原さんでよろしいですか?」


「はい。えーっと、、神柴さんと、、誠一さんでいいですか?」


「えぇ。」


「早速伺いますが。3年前の事件。ネオンビル爆破事件についてお聞きしてもよろしいですか?」


「あー、、僕たちもあの事件について調べました。これが調べた結果の資料です。」


榊原は、自身の端末を立ち上げ3年前に調べた資料を誠一達に見せる。


「、、、!」


誠一と健三は目を見開く。

榊原の見せた資料には、「一ノ瀬  明  死亡

と書かれていたからだ。その他にも一ノ瀬の年齢、3年前に住んでいた家の住所、経歴、、、などが書かれていた。

一ノ瀬はネオンビル爆破事件で生きているはずだった。今もTOKYO  CITYのどこかで生きている。そう柳原が言ったから。


「明さんは生きとったんとちゃうんか?」


「え?一ノ瀬明は亡くなったと知らされましたけど、、」


「私達が聞いた話だと一ノ瀬さんは生きていると、、ネオン株式会社の社長であった「柳原律」さんに伺いました。」


「柳原律?」

榊原は首を傾げる。ネオンビルの事について調査をしていれば「柳原律」のことは頭に入るはずだ。彼はネオンビルの社長だから。


「覚えておりませんか?」


「覚えてないというか、、その名前を聞いた事ないです、、ね。」


「え?社長やで?名前、聞いとるはずやろ?」


「いえ。聞き覚えのない名前ですね。僕が忘れているだけかもしれませんが、、」


誠一達の頭には疑問が残る。なぜ名前を知らないのか。そして、なぜ一ノ瀬明は亡くなった事になっていたのか。いや、遺体が見つからなければ亡くなった事になるのが当たり前だ。でもどうして柳原は一ノ瀬が生きていることを知っているのか。


「そしてこれが2つ目の資料です。」

榊原が見せてきたのはネオンビルの構造50階建てのビルの構造が書かれていた。資料の右端には、社員の避難経路などが書かれていた。


「それで最後の資料がこれです。」

最後の資料を見せてきた。

そこには社員のアレルギー表、持病、怪我について書かれていた。

そこには一ノ瀬のことについて書かれていた。

─一ノ瀬明   足   骨折─

と書かれていた。一ノ瀬は事件当日。足を骨折していた。骨折した状態で爆発に巻き込まれたんだ。避難するにも逃げ遅れている可能性がある。まさか本当に─。


「ありがとうございます。」


「いえ、また何かあったらお手伝いします。」


「では。」


誠一達は榊原に軽く頭を下げそのままネスト本部を出た。


事務所に帰ってきた誠一達はまどかに榊原に聞いたことを話す。


「パーツは揃った。」


「答え合わせをしよう。」

𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄

ぁ”ぁぁあ!!!疲れたぁぁぁ!!!お疲れ様!!てか長すぎん?!詰め込みすぎた、、、

あ、ちなみに《ヒューチャーアイ》の探偵の名前の読み方は「ささきばら  りくと」です!

そんじゃさらばだー!

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