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万事屋(キャラ崩壊) × 私 × 転生


目が覚めると、くもひとつない晴天が広がっていた。とてもきれいでそのまま二度寝してしまいそうな涼しい空。そして頬や手にあたる地面に生えている草がくすぐったい。まだ寝ぼけている頭を使い少しだけ考える。ここはどこなんだろう。

目の前が大空、涼しい風がなびき、ここが外だということが十分理解できる。だけど外で寝た覚えが全くない。とにかくこの状況を少しでも理解するため重い頭をささえて起き上がる。

ここは丁度丘の頂上らしくもし寝相がめちゃくちゃ悪かったら…と考えると寒気がしてきた。下を見るとここはゆるやかな山な為意外と近くに大きな町がみえた。なにも理解できずに引き寄せられるようにあの町を目指して一歩足を動かした。






「やっぱりおかしい…」

町まで歩き続けると、髪型や服装、建物のほとんどが江戸時代ににている人ばっかり。それだけならまだしも…とはならないが、なんと動物の顔をした人間や頭に触覚を生やした宇宙人がこの町を歩いていた。しかも周りの、普通の人たちはさぞ当たり前かのようにそいつらの横を通りすぎていく。もう意味わからなすぎて頭がいたい。

ついたところでここからどうすればいいのだろう、自分の帰る家がない、親が心配してるかな。なんでここにいるんだろう。私の頭の中は不安でいっぱいだった。

そう、道端で止まっても誰も足を止めない。

私なんて眼中にもなさそうに横を通りすぎてく。私は一人なんだ。そうどんどんマイナス思考になっていく私に誰かに後ろから話しかけられる。

「おめー家の前でなにぼーっとしてるんだ?」

聞き覚えないはずなのにどこか懐かしくて安心する声に思わずびっくりし、とっさに猛スピードで後ろを振り返る。

そいつの容姿は銀髪に天パ、そしてだるそうな黒い、赤い目をしていて妙に顔が整っている男だった。私をみて足を止めた。話かけてくれた。それだけで安心して涙が出てくる。

「え、えぇ…どうしんだよ、お前、とりあえず家にはいろうぜ、話はそれからだ」






「えっと、誰ですか?」

「は?冗談よせよ、なにかのモニタリングか?どうせそこら辺にカメラあるんだろ?どこだ?」

銀髪のその人はまるで身内のように敬語も使わず嘘だと思ってそこら辺のソファのしたや押し入れを覗いてカメラを探している。

「本当に知らないんです…。ここがどこかも、わからないんです。」

わからない、その言葉しか、口から出てこなかった。そもそも私がいた場所は目の前の人みたいに平然と着物をきて木刀を腰につけていない。私がいた世界では全体が木でできた家なんてド田舎でしかみたことがない。そう考えるとある言葉が脳裏に思い浮かぶ。


『        『      『 転生 』      』        』


とてもじゃ信じられないが、そう考えるしかない。目が覚めると見知らぬ場所、見知らぬ背景に違和感しかない。でも引っかかる。私はこの銀髪の人のことを知らないが相手の方は知っている。

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コメント

1

ユーザー

めちゃめちゃ最高です... !!! フォロー失礼します(♡)

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