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🌷聖獣ルナ ティアは今日も本を読んで過ごしていた。本が好きだった。それでも、何よりも束縛を嫌う自由奔放な心はどうすることもできなかった。
(落ち着いて、落ち着くのよ、本当は楽しいことがしたいだけなのに、どうして大人になるにつれて変わってしまったんだろう?どうしてこんなにイライラするの?)ティアは落ち着こうと目を閉じて、精神を集中した。ティアの全身が光をまとった。ティアの部屋の床に光の国のシンボルである星とそのまわりに宝石をあしらった絵が描かれた魔法陣があらわれ、光を放っていた。その光が消えた時、あらわれたのは黒い毛で全身が覆われ、大きなフサフサの耳とカールしたしっぽ、オレンジ色の瞳の生き物だった。「聖獣?」ティアはその姿を図鑑で見たことがあった。聖獣は、ティアにすり寄ってきた。聖獣は、雑食でなんでも食べるらしい。ティアは今日のおやつのビスケットが白いテーブルに乗っているのを見た。「食べる?」ティアは聖獣にビスケットをあげてみた。聖獣はおいしそうに食べた。そしてなぜかビーズを放出したのだ。「きれい」お礼だろうか?
こうしてティアは光の力に目覚め、聖獣を召喚できるようになった。聖獣の名前はルナにした。
ルナがティアの心の支えになり、ティアはルナが生成してくれるビーズでアクセサリーを作って過ごすようになった。ビーズは宝石のようには高価じゃないのに見た目がきれいでティアの自由奔放な心を満たしてくれる。ティアのイライラした気持ちは消えて、ビーズ細工を心から楽しんでいた。
召喚獣は普通の生き物と違って召喚されていない時は食事がいらないのでティアは部屋の中だけで楽しむことができたのだ。召喚している間ルナに愛情をかけるとビーズを生成してくれるらしかった。