テラーノベル
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佐為木、だっけ。あいつが昨日屋上に来いって言ってたから来たけど、屋上のどこを見渡しても誰もいない。そう思った後に佐為木が来た。
「ちゃんと来たんだね、偉いねー。」
「幼児扱いするなよ。で、何のために俺を呼んだんですか。」
「…お前を、『俺を虐めたやつ』にするため。」
「あの、何言って、ゔっ?!」
あいつと目が合った瞬間、心臓がドクンと大きく叫んだ。それと同時に身体の力が抜けて膝から崩れた。あいつの目は鋭く、どす黒い赤色に光ってた。しばらく息を切らしていたが、その後特に大きな変化はなかった。
「これでお前は偽善者だ。さァて、お前の歪んだ顔を見るのが楽しみだ…。」
「ひかるおはよ…ってあれ、ひかるいなくね?」
「マサおはー。ぴかるん学校にはいるけどどこにいるか分からんのよね。」
「そそ、やっぱ何かあったんじゃね。」
「みらい、ヘー子、おはよ!…やっぱりそうなのかな。」
「みんな、おはよう、、、。」
『りこてゃおは(よ)ー。(!)』
「多々くんなんだけどね、さっき校庭から屋上見た時にいたよ、、、。」
「え、ほんと!?今いるかな!?」
「でも一瞬だけだったから、多分帰ってくると思う。」
「ガ?なら大丈夫かな…。」
「だとええよね。」
「なぁマサ、ちょっといいか?」
「早川じゃん、どしたの?」
「隣のクラスの奴らの話が聞こえたんだけどさ、多々、って最近どう…?」
「ん-、別に何ともなさそうだよ?」
「それが本当の事か分からないけど、多々がいじめしてる、らしくて…。」
「…え、噓でしょ?ねぇ早川、それ誰が言ってた?!」
「おい、お、落ち着けって。佐為木とかいう奴だよ。能力は知らないけど。」
「佐為木…?ごめん、ありがと!」
「?おう、?」
「みらい、ヘー子、りこてゃ、大変だよ…。」
「マサどしたん、そんな青ざめて。」
「もしかしてぴかるんに関係すること?」
「うん、ひかるが、……いじめてるって、隣のクラスの佐為木って奴を。」
「噓、多々くん、、、!」
「…そ、そんなはず、ないでしょ…。」
「…!うちも信じたいけど、無理かもしれない…。」
「見えちゃったか、…ぴかるんの未来。」
「とりあえずどうしよ、何か方法は」
「おいお前ら、多々の話…。」
「…今マサから聞いた。佐為木って名前のクラスメイトいる?」
「佐為木?ああ、私の隣の奴か。そいつが多々にいじめられてるってことか…?」
「らしいけど…まだ確信はできない、どうにかし」
「だからさ?!俺お前に何かしたかよ?!」
『っ!?』
「…何もしてないけど。」
「じゃあ何で俺の友達をいじめるんだよ!?」
「知らない、そいつの所為じゃない?」
「おい多々、それ以上は…」
「早川は関係ないだろ、引っ込んでろよ。」
「っ、多々…。」
「てめぇいちいち癪に触る奴だ、覚悟できてんだろうなぁ?!」
そういって佐為木の友達らしい人に胸ぐらを掴まれた。それでも何故か恐怖も怯えも何もなく、ただ冷静にしている俺がいた。『人間の裏側を造る能力』ってそういうことか、と思っても何とも思わなかった。あいつの目を見てから感情が湧かない気がする。
「……。」
「あ”?何とか言えや!」
「お前に何を言うことがあるんだよ。」
「チッ、調子乗りやがってクソ陰キャがァ!!」
そう言って拳を振るってきたが、俺はよけずにそのまま食らった。バキッと大きな音がして、流石のこいつも引いている。まさか本当に食らうと思ってなかったんだろう。ゆっくり胸ぐらを掴む手を離すと、我に返ったかのように殴りかかってきたがそれを避けたどころか足を蹴って滑らせていた。
「っは?こ、こいつひょろガリのくせに強ぇ…!」
「ごめんけどお前の相手して疲れたんだ、早く帰ってくれない?」
「何でだよ、」
「早く帰ってくれない?」
そう言って目を細めたら怖気づいたのか、一目散に教室を出ていった。佐為木はというと、俺を『裏側がある人間』に出来て最初は喜んでたものの、後から顔が青ざめていた。何故かが俺には分からなかった。
「黒井達さ、何見てんの?」
「…ひかる、さっきのは流石に、」
「はぁー…。で、何?もう俺帰るわ。」
そういって自分の道具をカバンの中に入れて学校を出た。あいつらは俺を心配するかのような顔をしていたが、結局『人間の裏側を造る能力』で人格ごと変えられた。今更偽善者ぶる必要ないだろ、俺はこの瞬間で嫌われ者になったんだ。
コメント
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わぁぁぁ(泣 (嬉しいけど悲しいぃ…) ↑推しの嫌われ系(夢小説)大好き
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みう
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ひよこマル
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