この作品はいかがでしたか?
802
この作品はいかがでしたか?
802
赤血吸人ヴァンパイア
~読み進める前に~ ※必ず読んでください!!※
結構長い文章が
1行丸々書かれていることが多いです。
読む場合はiPadやパソコンを使用することをお勧めします。
まぁ携帯とかでも決して読めないことはないです。
・・・・・・
ノート見開き2ページを越えるほどの量です。
長ぇよとか言うな( ‘-’ )
あと連載です。多分。
読切とか言っといてすいません。
では!!
ꔛattentionꔛ
abbreviation
血表現有
少し早いハロウィンをお楽しみください。
Welcome to the
ILLUSION WORLD !!
*あかひな、ももばな*
(苗字の読み方です)
他に出てきた場合は
後ろに括弧(かっこ)つけて読み仮名振ってます。
「こんにちは、遠い地域から引っ越してきた赤雛りうらです。よろしくお願いします」
急に始まった。なんだなんだ。
…あ、転校生か。前あのクソ教師がちらっと言ってた気がする。
否、記憶にはあまりないが。
変な時期の転校だな…そう思いながらも自己紹介に耳を傾ける。
少ししたあと、ぱらぱらと拍手が起こる。どうやら自己紹介が終わったようだ。
「じゃあ赤雛の席は……桃花の隣な」
……は?あの教師の野郎が。角だからって。
「桃花?手挙げろー」
えぇ、怠すぎる。急すぎるし。
まぁでも従わないとそれはそれで面倒なので渋々手を挙げた。
俺の隣に座った彼―赤雛は、ふんわりとした笑みをこちらに向けてきた。
「よろしくね、ぇーと…桃花くん」
「っあ、うん、こちらこそ…」
彼からは花のような甘い香りがした
昼休み。
「どこから転校してきたの?」「やばい、かっこよすぎる」「美人同士並ぶとか神でしかない」
これだから転校生の横は嫌いだ。とにかくうるさい。
俺は逃げるようにして教室を出た。そして、『いつもの場所』へ向かった。
-裏庭。
そこが俺の、唯一独り占め出来る大好きな場所だった。
しかも嬉しいことに、日当たりが丁度良く、此処を知ってる人も少ない。
極端に言ってしまえば『秘密基地』だった。
俺は芝の上に座り、弁当を広げ始めt-
「ばぁっ!」「わぁぁぁぁぁぁッ!?」彼は意地悪い笑みを浮かべていた。
その表情はどことなく楽しそうだった
「なッ、何?」登場怖すぎやろ。もっとなかったんかな。
「教室から出てくの見かけてさ。俺もここで食べていい?」
いいよ?いいけどさ??いいけどね???(^ω^)
あの人混みからどうやって抜けてきたのか、なぜ俺のいる場所が分かったのか。
くそほど謎だ。うーん……
……考えてもわかんねぇや。諦。
どーでもいいか。
そう考えながらこくりと頷く。
それを見た彼は嬉しそうに微笑んだ。
「やったぁ!じゃ隣失礼っ」彼は軽く飛び跳ねた。
いや喜び方小学生かよ。可愛いかよ。
彼は隣に座るなり、楽しそう、いや嬉しそうに弁当を開けてぱくぱくと食べ始めた。
めっちゃ美味そうに食うじゃん。
「なぁ、赤雛?」「りうらでいいよ」「じゃあ…りうら?」「何?」テンポ良すぎ。
「お前さ、香水かなんかつけてる?」
「いや、ばか、この学校香水禁止でしょ?」そーなんだよ。
俺めっちゃ香水つけたいのに。禁止なんよ。腹立つ。
なんでだめなんだか。
こうちょぉぉぉぉぉ!!おっけーしてくれよぉぉぉぉ
って毎日思う。
「じゃあなんで甘い香りするんだ…?」俺は呟き程度にそう言った
彼から返ってきた言葉は
「なんでだろーねっ」不思議な回答だった
ひと段落着いたところで、
「弁当食うか………ッたぁ!?」指に激痛が走る
あー、またやっちった。たまにやるんだよね。木の皮で。
なんでかうちの学校木の皮…あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!
「桃花くん、血、出て……」
まーいつもの事だしいっか、と思い始めた時。
りうらが俺の指を手に取って、……
「ッばかぁぁ!!」俺は思いっ切り叫んでやった
「ハッごめん…」
彼は今、
-俺の指から出た血を舐めようとした。
…こいつ怖…。
まじでこいつの正体はなんなんだ。
「桃花くんの血、すげぇ甘い香りする…美味そう」そう聞こえた……ような気がした
「…りうら、なんか言った?」「ううん、、何も」
そう言って彼は裏庭から去っていった。
俺の頭の中は「??」でいっぱいだった
それから何日か経ったある日。
「桃花くーん!」彼の元気な声が聞こえた
「いや、ないこでいいよ」「じゃあないくん!」今日もテンポ良いやりとりだ
「はいはい、今日もね?」「うん!」彼は元気よく返事した
教室を出ようと思った、その時。
「え~、桃花くんずる~い」
げっ。この声は。関わり始めると死ぬほどだるいやつ。
誰だっけ。宮里(みやさと)と言ったか。下の名前は覚えていない、いや、覚える気がない。
「珠埜(じゅの)も赤雛くんと食べたぁい。ね、友葉(ともは)?」
あぁ、そうだ。 じゅの だ。まぁめっちゃどうでもいいが。
「うんうん、桃花くん、独り占めはだめだよ?」
、、、、
いや、あのね?俺は独り占めしてるんじゃなくて、されてる側。りうらに。
知らんけど。
俺は無視して今度こそ教室を出ようと思っ-たけど、
そうは行かなかった。
「え、桃花くん、無視?」「うっわ、感じ悪ッ」
こいつらも結構執拗いな。いや、結構どころじゃない。厄介だ。
まるで某ゲームのボスキャラみたいな。
「はぁ、……もういいよ。りうら、行こ……って、りうら?」
、、、、、、
違う。こいつは普通のりうらじゃない。
目の色が赤く染まっている。いつもなら落ち着いた黒茶色なのに。黒寄りの。
赤く、と言うよりも真っ赤、の方が表現技法的に合っている。
「ないくん、教室から出て!!!!」張り裂けそうな叫び声が聞こえた
とりあえず、りうらの指示に従う。
俺が唖然としていると、魔法の呪文みたいなのが聞こえた
「此場皆動停止!!」Move stop ! って言ってる……?
Move stop…は、動きよ止まれ、だった気が…
外国語でやったっけ。
……!!もしかして…!!
恐る恐る教室の方へと体を向ける。
「……ッ!!」教室の中の生徒の動きが皆んな止まっていた
なんてことだ。
考えられもしないことが立て続けに起こり、大パニックの俺に、
更に考えられないことが覆い被さる
「空中浮飛!!」Sky fly 、え、かっこよ。
空を飛べ……?てことは…
…やっぱり。皆んな天井にくっついてる。
………どちらかと言うと飛ぶと言うより貼り付けるだが。天井に。
「……ふぅ、……」どうやらひと段落着いたようだった
「……りうら?」俺は恐る恐る彼に声をかける
彼ははっと我に返った。
そしてこちらへと顔を向けた。
目の色はいつもの色に戻っていた
「ないくん、はさ、」
-皆動停止が効かないんだね。
……はい?
「今、何が起きたか分かる?」彼はいつもの優しい声で聞いてきた
表情も元に戻っていた
「ぇ、っと、りうらが…むーぶ…なんちゃらっつったらみんなの動き止まってぇ、」
「Move stopね」こいつ。英語の発音が良いんよ。なんか腹立つ。
「そうそれ。んで、ふらいすかい 、だっけ?」
「Sky fly ね。順番が逆」いや細かっ。てか発音……:( ꐦ´꒳`;):
「そうそう。Sky fly ってりうらが言ったら皆んな天井にくっついた」
「ほんとは浮くって意味なんだけどね。英語で言ったら飛ぶだけど」
うんなんか色々違くない????(^ω^)
(桃花くんは英語が苦手なのです。)
英語分かる人が英語の意味を英語わからない人に説明しても意味ないんよ。
(赤雛くんは英語が大の得意です。)
…あれ、で、なんだっけ??ワァオワタ。\(^o^)/
「それ、全部、」
-俺の力なんだ
意味不明でしかなかった。
「つまりはだよ?」「いやまだ何も言われてないですけど」放課後、誰もいなくなった教室で2人話す
「俺が、皆んなを操ったの」「……は?( ˙꒳˙ )」
どういうことぉ???頭おかしくなりそう…
「まぁ、知らなくていいよ」彼は背を向けた
えええええ、そこまで言われたらめっちゃ気になってくるんですけどぉぉぉ!!!!
「気になるってぇぇぇ……」
「いや、やめた方がいいよ?」彼は振り向く
「なんで?」「いや、正体知ったらないくんに嫌われる気がするから…」え、それ嫌われるやつなん?
正体行ったら嫌われるって…
「まるで正体がヴァンパイアみたいじゃん…アハハ」苦笑した
途端、りうらの顔が青く染まった
「……りうら…!?」「ッやめてッッッ!!」俺は突き飛ばされた
「お願い……今は触れないで…」彼の声は震えていた
え、何が起きてるの?
パニック状態の俺に聞こえた言葉は、ただひとつ
俺、ヴァンパイアだから__ッ
続き欲しい人がいれば書きます!!絶賛スランプ(嘘やんけ
コメント
2件