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7 - 第7話戻ってきて(キヨ牛)

♥

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2022年08月03日

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1人電車に揺られ


気づけば知らない駅



u:(ここどこだ?)

ぼんやりそんなことを思った




ポケットには財布

手の中のスマホにはメッセージが

何件か届いていた




衝動的に電車に乗り

適当に乗り継いで気づけば

駅のホームに降りていた



u:………



ホームから見える空は雲ひとつなく

太陽は眩しくて蝉が鳴いていた


時刻は

10時25分



~その頃 kは電話していた~


k:もしもし、レトさん?


r:どうしたの?電話なんて珍しい


k:レトさん、うっしーと一緒にいる?


r:いや、いないけど。どうしたの?


k:朝気づいたらいなくて

一緒か確認したかっただけだから


r:ちょっと、まt


レトさんは、何か言いかけていたが

電話を切ったので聞こえなかった


k:うっしー、、、


スマホを取り出しメッセージを送る


朝から何度も送っているが

返信は無し


着信も入れているが

もちろん出ないし折り返しも無い


ガッチさんにも電話したが

返答はレトさんと変わらなかった


時刻は12時40分


~その頃 uは、、~


ジリジリと焼けるような暑さの中

当てもなく歩いていた


額からツーっと汗が流れ

それをTシャツの袖で拭った



u:このまま溶けてなくなりたい

そんな言葉が口をついてでた


近頃、上手くいかないことが続いている

仕事しかりプライベートしかり


u:(昨日は、キヨと喧嘩したんだっけ…)


喧嘩の内容は、

暑さで頭がボーッとしているせいか

しょうもなさすぎたせいか思い出せない


u:(、、、もう限界)


1時間ほど歩いていたが

暑さに限界を感じ目に止まった

コンビニに入った


冷房の効いた店内


買った飲み物を

イートインスペースで一気飲みする

身体全体に水分が行き渡るのを感じた


u:(そろそろ帰ろ)


コンビニを出るとまた灼熱地獄

運のいいことにすぐ目の前に駅が見えた


スマホを見ると時刻は12時40分


タイミング良くスマホが震える


ディスプレイには「キヨ」の表示


ピッ


u:もしもし?


k:もしもし、うっしー?

今どこにいるの?


少し声が震えている


u:今?〇〇駅?


k:〇〇駅?どこそれ?調べる


u:さー、どこだろ?


k:‪✕‬‪✕‬県じゃん!?!

なんでそんな遠いところまで、、、


u:気づいたらここにいて、、、


k:、、戻って来るよね?


u:今から帰る


k:よかったぁ;;;;

このままうっしー居なくなったら

どうしようって不安だった


u:ごめん、、


k:途中まで迎えに行く


u:1人で帰れるから大丈夫だって


k:ダメ、絶対迎えに行くから!

〇‪✕‬駅で降りて待ってて

もう、どこにも行ってほしくない

早く会いたい


u:わかった

待ってる、早く迎えに来て



-end-


kとuは同棲してる設定

kにuは、お家でお説教されました

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