さぁやってまいりました作者の突発的に思いついたネタをとりあえず文にしてみようというこのクソ企画。さて早速ですが本題に入りましょう。
今回僕が書きたいと思っているのはもちろんケモミミが生えちゃったパロです。そう!!バンタンにケモミミが生えたら絶対可愛い!(確信)
ということで概要を説明しようと思います。大体の内容は銀魂知ってる人なら知ってるであろうデコボッコ教のパロディみたいな感じです。
多分第一視点はジミンちゃんか、、、多分そう。それか縛らずに書いていくかも、、、。
ジャ、早速レッツゴー☆
夏も過ぎて秋へと差し掛かる季節。まだほんの少しだけ夏の香りが残っていてその日も室内が少しだけくぐもっているような蒸し暑いような気持ち悪さにジミンは目を覚ました。あたりは暗く隣を見ればホビヒョンが規則良い寝息を立てている。二度寝してしまえばいいかとも思ったが、じっとりと濡れたシャツをこのままにしておくこともできずけだるげに上半身を起こした。枕元においてあったメガネを掛け適当な服を戸棚から取り出す。服の袖に手をかけ頭を抜こうとしたタイミングでピタリと止まった。こういうときのジミンの感は鋭い。今ここで脱いだらきっと僕はそのまま二度寝する。そうすると必然的に今脱いだ服は床やらベッドの上やらに置きっぱなしになるわけだ。もしその様子をホビヒョンに見られたらどうなるだろう。規則正しい生活の彼は早朝には起きて布団も整えて下に行くだろう?そうすると僕の落ちているシャツにも気がついて眠気の中叩き起こされるということになる。、、、、それは、、嫌だな、、。はぁと誰に対するものなのかもわからないため息を吐き服を着直してベッドから立ち上がった。
なんだろう真っ暗なはずなのに今日はやけに目が聞くみたいだ。部屋の家具の配置からフローリングの模様まで全部見えている気がする。あまりにもよく見えるものだからの部屋でウロウロと歩き回った。(「わぁー、これどうなってるんだろ、、夜間カメラ越しに見てるみたい」)窓の外を眺めたり自分の手を眺めたり、次第に大胆になってゆく動きにホソクのまぶたがピクリと動く。
「んー、、ジミナァ?何してるんだよ、、こんなに暗いのに、、」
「あ、ごめんなさい起こしちゃいました?」
「んゃ、、別に大丈夫だけど、、で?何してんの?」
「いや、それがね?」
そう言われてはたと気がついた。そういえば僕は服を着替えに起きたんじゃなかったけ?このまま起きてもいいけど明日は明日で仕事がまだある。寝れるうちに寝て少しでも体力を残しておくべきではないのか?「ん?」というヒョンにやっぱなんでもないですと言って着替えだけ持って部屋を出た。
「やっぱりめっちゃよく見える、、どうなっとるんや?これ、、」あたりを見回しながらおもむろに先程から違和感のある腰の付け根を服の上から乱雑にかく。なにかに触れたような気もしたがおかしくなってしまった目に気を取られ気にもとめなかった。結構な時間をかけてバスルームまで到着するといつもの癖で電気をつけてしまった。チカチカっと電球の音がすれば突然の光の明るさに思わず目をすぼめる。眼の前が緑に染まってから段々と明るくなって元の景色に色がついていく。めまいにも似た感覚のまま切り替えようと頭を降れば風をきる音がした。服に手をかけて勢いよく脱ぎ捨てるとなんとも言えない開放感に包まれた。ひんやりとした空気を肌で感じながら新しい服に着替えて、さぁ!さっさと寝ようとバスルームを出ようとした時一瞬鏡の中自分に目が止まった。何ら変わらない、いつもの可愛いジミンちゃんだ。ファンのみんなが褒めてくれたぽってりとした唇に妖艶な瞳。鍛え上げられた腹筋。そう。いつもと変わらない、、はずだったんだけどどこか違和感を覚えた。言うなれば、部屋の家具を新しくしたみたいな、周りのインテリアとすごくマッチしていすごく満足に感じているのにまだその新しさに馴染めていないみたいな、、。分かりづらいかな?寝ぼけているのか、見間違えたのか。よくわからないまま部屋に戻って携帯をいじっていたらいつの間にか眠っていみたい。
起きているのか、寝ているのか曖昧なところで僕は夢を見ていた。いや、夢というより記憶を回想している感じ。夢の中の僕はバスルームにいて鏡を見てる。服を着替えて洗濯物を投げ込んで、電気を消した。そしてそのまま部屋を出て、不意に鏡を見たら頭に耳がついててーーーーはぁ!?
「耳!?」
「うわぁぁぁー!!!」
え、今の声って
「テヒョア!?、、、、」
大慌てで階段を駆け下りる。今の叫び声はどう考えても普通じゃなかった。声が聞こえたあたりから多分洗面台辺りだろう。虫か?それとも何か怪我をしたんじゃないか。様々なパターンが浮かび上がっては消えていく。まだ他に寝ているメンバーがいるかも知れないのもお構いなしに大きな足音を立てて部屋を走る抜けた。
「テヒョンっ、、何があっ、、はぁ!?」
バンッと勢いよく洗面台のあるバスルームに入り込むと床にテヒョンが尻餅をついたような形で座り込んでいた。流血している様子はないから怪我をしたわけではなさそうだ。ほっと心をなでおろしたのもつかの間、僕の視線はテヒョンの頭の少し上、転んでいるから見下ろすような形になるのだが本来あるはずのない、しかし確かに存在しているふわふわとした”それ”に釘付けとなってしまった。
ピコピコとテヒョンの頭の上で動くそれはまるで獣の、、しましま模様で少しオレンジがかった、まるでトラの耳のようだった。
「え、テヒョン、お前そんな趣味があったんだ」
驚くあまりとはいえ第一声がこれとはいささかどうかと自分でも思った。だけどそんなことかまっていられないほどに内心僕も相当焦っていたのだろう。
「ち、違うよ!!どう見たって生えてるじゃん!?」
「いや、いいよごまかさなくても、人それぞれいろんな趣味があるもんだよ」
寝起きだったこともあって頭が回っていなかったのかもしれない。眼の前のテヒョンが違うんだよ、、とつぶやきながら必死に腕を交差させたりして訴えているが、今やそんなこと僕にとっては目に入っていないも同然だった。だってよく考えてみてよ、そもそも人体の構造上人間の頭の上に動物の耳が生えているはずがない。ましてやその耳がピコピコと動いているはずもないんだ。だから今目の前のテヒョンの尻の付け根辺りからこちらも頭の上のそれ同様しましま模様の長い何かが、タシンッタシンッと床の上を苛立たしそうに動いているような気がするのも気の所為に決まっている。
「それにジミナだっておんなじ風になってるじゃん!!」
「はぁ?お前何言ってるんだよ、、僕はお前みたいなそんな趣味はないって、、、、。」
そう言ったものの僕は鏡を見れなかった。だって鏡を見たら受け入れることになってしまうじゃないか。昨日見た夢のようで夢じゃないような映像も、先程からどこか窮屈に感じる昨夜履き替えたはずのショートパンツも、、。だってこれはありえないことなんだし、、、、。
「ヤー!!ジミナだってホントは気づいてるんでしょ!」
「ほらっ鏡見て、現実を受け入れろって、、!」
「やめろ!はなせっ、、てッ」
テヒョンの手がジミンの顎と頭をガッシリとホールドし力任せに横を向かせる。ジミンも負けじと奥歯に力を入れ必死に抵抗したがどうしようもなかった。
ギギギっと音がしそうな動きで鏡の方を向かせられ薄っすらと目を開くとそこには確かに自分が写っていた。まぁテヒョンに顔面を掴まれているせいで歪んでいるが相変わらずのセクシーキュートぶりだと思う。そう。自分の姿が鏡に写ったということはやはり”それ”がジミンの頭にも付いているのがしかと目にしてしまうことになる。
「ほらぁ!!」
「はぁぁぁ〜〜〜〜」
ジミンは大きなため息を付いた後やっぱり僕が言ったとおりだろうと言葉で言わなくてもわかるくらいのドヤ顔を決め込んでいたテヒョンに一発足蹴りし
まるで元々ここにいましたけどというような様子で己の頭の上に居座っているそいつにチッと大きな舌打ちを決めこんだ。
あの後ジミンとテヒョンはとにかく自分たちに何が起こっているのかを確認することにした。といってもなんの動物なのかそして構造上身体に影響はないのかという表面上のことくらいしか分からなかったのだが、、、。テヒョンに合体?というか融合しているのはどうやらジミンの見立て通りトラで間違えなさそうだ。オレンジがかった耳にところどころ黒のシマ模様が入っている。耳だけではシマ模様かわかりにくいかもしれないが尻尾を見ればより顕著に現れていた。先端が丸いそれは以外にもなかなかな質量感がありジミンの手首くらいの太さ、、もしくはそれ以上かもしれない。それなのに以外にも邪魔になるほどではないらしくテヒョン自身自分でほわほわだーと随分満足気に触っていた。
一方ジミンはテヒョンほど大きな尻尾はしていなかった。テヒョンの尻尾よりも一回りは細く先もほんの僅かに尖っている。毛並みもテヒョンのように外向きで質量感のあるポワポワした感じではなく滑らかでそれなりの毛量がある上品さが漂う真っ白な毛並みだ。彼の耳はテヒョンのよりほんの少しだけ大きい。朝日に当てられたそれは血管が透けているの薄っすらとピンク色が白い毛の内側から除いている。ピンっと立てられた耳はジミンの意思とは関係なくピコピコとはねたり震えたり軽快に動いていた。
要するにジミンにはいわゆる猫耳と尻尾が生えていた。
「なんでこんな事になったんだ、、」
ジミンは思わず頭を抱えてしまった。頭の上の耳はジミンの気分に装用にぺたりとへこんでいる。
「別にそんなにするほどでもないじゃん!」
「だって困るでしょ!僕らまだ仕事もあるのにこんな姿じゃ出してもらえるか、、、」
「カワイーって人気ものになっちゃうから?」
「それもそうだけど、そういうのじゃなくて、例えば科学機関とか?の人にも興味を持たれちゃうけどね」
ジミンは今日何度目かもわからないため息を吐き出した。
その時風呂場の扉が勢いよく開かれた。勢い余った扉はガンッと強く当てられる音がして反作用で少しだけ扉が戻ってきた。
うちの寮でこんな力ずくで破壊的なことをする人はただ一人しかいない。
「ふぁ〜、、、。あれ?お前らここで何してるの?」
やっぱりそうか、ここまで来るとジミンも驚かなくなっていた。口が裂けるんじゃないかと思うほど大きなあくびをしながらナムジュンが洗面台に入って来る。ナムジュンの犬歯がいつもよりも長く鋭くなっていたような気がするのは気の所為なんかじゃないんだろう。
その姿に一方はキラキラとその瞳を興味心で輝かせ、一方はまたかと眉間のシワを深くした。
「ドーベルマン、、いや毛が短いからラブラドールかなぁ?ナムジュにヒョンにぴったりですね!!」
「触っていいですか」
「おいテヒョンそんなに一気に詰め寄るなって、ほらナムジュにヒョン情報量過多で目が点になってるから
「え、、、、あ、、はぁ?」
ナムジュンはわけがわからないと腕をあたふたと動かすことしかできなかった。
「ヒョン。わかりますよ、その気持ち。でも一旦何も言わないで鏡見ましょう」
え、ううんと言いながらナムジュンを鏡の前に向かせるとまぁその先を言う必要はもうないだろう。見事先程のジミンと同じ反応をした。強いて言うなら勢い余って洗面台の戸棚に手があたりコップが割れたぐらいだ。この状態に比べればコップ一つ割れたぐらい大したことではない。
「え、なにこれどうなってるんだ?俺?」
「さぁ、僕にもよくわかんないんですけど、とにかく耳と尻尾が生えましたね」
「あと音に敏感になったかも、、」
そういうテヒョンは先程のコップが割れる音に相当びっくりしたのか尻尾の毛がボワッと逆立っていた。
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