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「あー…」

「暑いですねぇ…」


夏。


さすがに、エアコンのない倉庫は

暑い。


「あー…部員欲しいなぁ」

「話し相手がぺいんとさんだけとか」

「文句あるかよ」


ガラッ


「「!!!!」」

「ハイッ、誰ですか!?」


「え?あー」


「2年のトラゾー…」

「あ!一組の…」

「!あ、同年か」


「名前紹介するわ」




自己紹介中…



「…で、悩みは? 」

「色々あるけど…」

「俺の悩みは……」



俺は、演劇部に入ってる。

彼女もいるし、結構幸せだと思う。


でも、親がすごくキツいんだ。



何か気にくわない事があったら、

すぐに暴力を振るう。


物を投げてきたり、なんでも。


俺は、それがすごくーーー


怖い。



家にいたくない、って。


学校での生活が幸せであれば

あるほど…

家での生活が辛くなる。

「…」

「それって虐待…」

「でも、何も出来ない。」

「きっと、警察も相手にしない」

「結構深刻…」

「あのさ」

「ん?」

「トラゾーは、そいつが好きか?」

「っ、えっ、と…」

「言えよ。」「っ…」

「好きじゃ、ない。」

「嫌いだよ。彼奴なんか。」

「そう。それでいい。 」

「え…?」

「しにがみくんにも言ったけど…」

「自分の気持ちに正直になる」

「これが一番大切だ。」

「お前みたいな悩みは聞いたことないし、お前の気持ちもわかんねーけど… 」

「俺は、いや」

「俺達は、お前の味方だ。」

「お前が、まず親に伝えろ。」

「その気持ちを。」

「それでなんかされたら…」

「俺がブッツブス!ニカッ」

「…ぺいんと」

「…わかった!やってみるわ!」

「ありがとな!…あと」

「俺、日常部入るわ!」

えええええ!?

「…てか」

「解決して良かったですよねぇ」

「そうだなぁ」

その後トラゾーは、

親に嫌だという気持ちをぶつけた。

全部の気持ちを。

親は、ただ謝ったらしい。

謝って許される事では無いけど…

これで、良かったんだ。

と思う。

現在:部員・3人

日常お悩み解決部

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