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抹茶猫
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どうも!ヌッシッシです!
今回は、いつも温厚な日本が怒るそうですよ
一体、何があったのでしょうか?
では、本編どうぞ!
金曜日の午後4時55分。
オフィスの時計を見上げ、日本は小さく息を吐き出した。
🇯🇵「よし……これで今週のタスクはすべて完了、ですね」
机の上の書類は美しく整えられ、パソコンのフォルダも完璧に整理されている。今週は一度も定時で帰れていない。今日くらいは早く帰り、お気に入りの緑茶を淹れてゆっくり過ごそう――そう思いながら、日本が引き出しから鞄を取り出した、その時だった。
バタン!と、いかにも品のない音を立てて社長室のドアが開く。
社長「おい、日本! ちょっといいか」
現れたのは、この会社のワンマン経営者であるモブ社長だった。その手には、見るからに分厚いファイルが握られている。
社長「これさ、新規プロジェクトの企画書とデータ分析。月曜の朝イチの会議までに完璧に仕上げといてくれよ」
🇯🇵「えっ……? ですが社長、それは営業二課の案件では……。それに、もうすぐ定時ですし、今からでは休日をすべて潰さなければ間に合いません」
日本は丁寧な口調を崩さないまま、困惑したように眉を下げた。いつも通り、波風を立てないための穏やかな「お断り」の姿勢だ。
しかし、モブ社長はフンと鼻で笑い、日本の肩をいかにも親しげに、しかし強く叩いた。
社長「何言ってんだよ。お前は我が社の『優秀な右腕』だろ? 真面目で、ノーと言わないお前だから任せてるんだ。会社の利益のためだよ、なぁ? 嫌なら別にいいんだぞ? “代わりなんて、いくらでもいるんだからさ”」
社長はそれだけ言うと、ファイルを日本のデスクにドサリと乱暴に置き、そそくさと退勤の準備を始めてしまった。
🇯🇵「代わりは、いくらでもいる……ですか」
ぽつり、と日本が呟いた。
その瞬間。日本の頭の中で、何かがプツンと音を立てて切れた。
🇺🇸「……JAPAN? どうしたんだ、そんな暗い顔して。また社長に押し付けられたのか?」
🇩🇪「そうだぞ日本、お前は真面目すぎる。そんな理不尽な命令、断ってしまえばいいものを……」
隣のデスクから心配そうに声をかけてきた同僚のアメリカとドイツ。だが、二人は途中で言葉を失い、完全に凍りついた。
オフィスの空気が、ガクンと冷え切ったのだ。
🇺🇸「……え?」
アメリカが思わず声を漏らす。
いつも少し猫背気味で、ペコペコと愛想笑いを浮かべている日本が、すっと背筋を伸ばして立ち上がっていた。
ゆっくりと上げられた顔。そこには、いつもの温厚な笑みは微塵もなかった。
さらに、その瞳は、ハイライトが完全に消え去り、深淵のような漆黒に染まっている。触れた瞬間に指が切れそうなほど、冷酷で、圧倒的な威圧感(オーラ)が、日本の背後から立ち上っていた。それはまるで、”大日本帝国”の時のようだった
🇺🇸「J、JAPAN……? その目は一体……」
🇯🇵「お二人とも、お先に失礼して構いませんよ」
日本の声は、いつもより3オクターブは低く、冷徹なエリートそのものの響きを持っていた。顔には微笑みを浮かべているが、目は一切笑っていない。
🇯🇵「少々、社長室に『ご挨拶』へ行ってまいります」
日本はデスクのファイルを手に取ると、足音ひとつ立てずに、引き留める隙すら与えない速度で社長室へと歩き去っていった。
残されたアメリカとドイツは、ガタガタと震えながら
🇺🇸「……昔のあいつ(大日本帝国)の影が見えた気がしたんだが……」
🇩🇪「触らぬ神に祟りなし、だ。早く帰ろう……」と、荷物をまとめて逃げるように退社した。
月曜日の朝、午前8時。
何も知らずに「ふんふふーん」と鼻歌を歌いながら出社してきたモブ社長は、自分のオフィスに入った瞬間、心臓が止まるかと思った。
社長の椅子に、誰かが座っている。
足を組み、冷たい手袋をはめた手で、何らかの書類を優雅に眺めている男――日本だった。
社長「ひっ!? お、お前、何して……っ」
🇯🇵「おはようございます、社長」
日本は書類から目を離さず、冷徹な声で告げた。
🇯🇵「ご命じられた新規プロジェクトの件ですが、土曜日の午前3時に『完璧』に終わらせておきました。社長のパソコンの共有フォルダに格納してあります」
社長「お、おう、そうか! さすが日本、やればできるじゃな……」
🇯🇵「――話は、ここからです」
日本がパタン、と手元の書類を閉じた。その時の「目」を見た瞬間、モブ社長の背筋にドッと冷や汗が吹き出した。蛇に睨まれた蛙のように、一歩も動けなくなる。
日本はデスクの上に、数冊の新しいファイルを静かに滑らせた。
🇯🇵「こちらは、社長が過去3年間で行ってきた労働基準法違反の記録、経費の不正利用(私的流用)の領収書のコピー、そして私を含めた社員へのパワハラ発言を録音した音声データ一式です。非常に、美しくまとまりました」
社長「な……、なん、だと……っ!?」
🇯🇵「今から私の有給休暇申請書(2週間分)の承認、および労働環境改善書にサインをいただけますか? さもなければ……このデータを、今から私の手で『然るべき機関』へ直接提出いたしますが。……いかがなさいますか?」
日本はにっこりと、最高に綺麗な笑顔を浮かべた。
だが、その目は完全に凍りついており、拒否権など1ミリも存在しないことを物語っている。もし断れば、この男は文字通り自分を「社会的に抹殺」するだろう。モブ社長は直感でそれを悟った。
社長「す、すぐ書く! すぐサインするから、それだけは勘弁してくれえええ!!」
涙目でガタガタと震えながら、猛スピードで書類にサインする社長。
それを冷ややかな目で見届けた日本は、書類をスマートに回収すると、スッといつものお辞儀をした。
🇯🇵「ご協力、感謝いたします。では、失礼いたします」
🇯🇵「おはようございます! アメリカさん、ドイツさん」
午前9時。自分のデスクに戻ってきた日本は、いつもの優しい、ちょっと気弱そうな笑顔で二人に挨拶をした。先ほどまでの禍々しいオーラは綺麗さっぱり消え去っている。
🇺🇸「え、あ、あぁ……おはよう、JAPAN……。体調は大丈夫か?」
🇯🇵「はい! おかげさまで、明日から2週間ほど、実家に帰省を兼ねて有給休暇をいただくことになりました。今週も、お互いお仕事頑張りましょうね!」
日本のあまりの切り替えの早さに、アメリカとドイツは顔を見合わせ、「……日本だけは、絶対に怒らせるな」と、心の中で固く誓い合うのだった。
どうでしたか?
これでも結構頑張った方なんですよ😭
リクエストがあれば、コメントに書いて貰えるとありがたいです!
では、Byヌッシッシ!
コメント
1件
いや〜、最高でした!😊 普段は温厚で気弱な日本が、あの「代わりはいくらでもいる」の一言でプツンと切れるシーン、鳥肌立ちました…。前髪の奥のハイライト消えた目、めっちゃ怖いけどカッコよかったです!週明けの有給取得までの流れもスカッとするし、最後はいつもの優しい笑顔に戻ってるギャップにやられました。アメリカとドイツが「絶対に怒らせるな」と誓うの、めっちゃ分かる〜😂👍