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「なぁあの子転校生?」「超ギャルじゃん!」「この学校にギャルってすごい組み合わせだな」「でもなんか可愛くね?」
???「何の騒ぎ?」
???「茜ちゃんの事じゃない?」
???「一時間目が終わった瞬間、雪崩のように男子たちが押し寄せてて……」
「雨花」、「橙」、「桃時」は「茜」を噂する男子たちをみていた。
雨花「まぁ転校生が女の子なら男の子がテンション上がるのも無理ないけど……」
橙「まぁこれが男子なら女子がテンション上がるでしょうし……」
桃時「そう考えると夏休み明けとか学期の途中で転校してくる子って大変ね」
すると、教室から誰か出てきた。
茜「あのさ。うるさいんだけど」
雨花「あっ茜ちゃん」
出てきたのは茜だった。
茜「ワタシあんたらの見世物じゃないんだけど、つうかキモイからどっか行ってくんない?」
橙・桃時「…………?」
雨花「わたしたちには友好的なのにどうしてあの男子たちには冷たいのか……って言いたい顔してるよ?二人共」
橙「えぇ。想いました」
桃時「何でかしら?」
雨花「前に「性的な目でみる目はダメダメなんだけど」って言ってたからそれも関係あるんじゃない?」
茜「ハイハイどっか行った行った」
茜は男子の波を凌ぎながら雨花たちの方へ向かう。
茜「雨っち〜ヘルプミ〜!」
雨花「うーん……そうだな」
雨花はそれでも追いかけてくる男子たちの前に立つと……
雨花「それ以上茜ちゃんに近づいたら……ね?」
雨花はどこからか包丁を持ってくると、刃先を鈍く光らせ、男子たちに圧をかける。
「ひぃぃぃぃ!!!!すみません!!!!」
男子たちは散っていった。
橙「雨花さん!包丁なんて持ってきちゃ……!」
雨花は橙に包丁で刺す。その包丁はぐねりと曲がった。
桃時「まぁそりゃあおもちゃよね」
茜「だっちゃん。怯えすぎ〜」
橙「だって雨花さんですよ?やりかねないじゃないですか」
四人で話していると……
???「雨花さんたち!」
???「どうも」
雨花「おっ!きゃわうぃ〜女の子がまた増えた〜」
橙「こんにちは。紅緒さん、海音さん」
現れたのは「紅緒」と「海音」だった。
桃時「久しぶりね。二人共」
茜「へぇ〜雨っちたちと友達なんだ!しくよろ!紅っち、海っち!」
海音「う、海っち?」
紅緒「よろしくお願いします!」
桃時「それで話戻すけど、茜。あんた男子苦手なの?言いたくなかったら大丈夫だけど」
茜「あぁ……実は苦手なんだ。男子って信用できなくて……前に付き合ってた彼氏たちは暴力振るうし、暴言吐くし、金ちょっぴいてくるし、性的なことを無理やりしてこようとしてくるし、もう嫌なんだ〜」
橙「思ったよりひどい理由だった」
紅緒「そんな理由が……」
海音「クズめ」
雨花「それで茜ちゃんにとって男子たちが苦しい対象になるのは辛いね」
桃時「うちの兎白と瑠璃人は平気そうなのに」
茜「だって雨っちたちの友達でしょ?悪い人ではないでしょ」
橙「!、ふふっそうですね」
キンコンカンコン
桃時「あっもうすぐ二時間目が始まるわね」
橙「では、私たちはこれで!またお会いしましょう!」
雨花「茜ちゃんたちも何かあったらいくらでも生徒会室までおいで〜」
茜「うん!あんがと〜!」
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茜「うーん……お腹空いたぁ」
紅緒「茜さん!一緒にお昼食べませんか?」
海音「うん。良いと想う」
紅緒「あっでも一人男子がいるんですけど、大丈夫ですか?」
茜「きゃはは。そんな気を使わなくて大丈夫!紅っちたちの友達なら大丈夫だよ」
海音「じゃあいつもの空き教室まで行こ」
茜たちは空き教室まで向かう。
???「海音。紅緒ちゃん。待ってたよ」
目の前には「小春」がいた。
小春「ん?その人は誰?」
茜「しくよろ〜ワタシは茜って言います!あかにゃって呼んでも良いよ?きゃはは」
小春「あ、あぁ。考えとくよ。おれのことも好きに呼んで」
茜「じゃあ春っちで!」
紅緒「じゃあ早速お昼食べましょう」
海音「うん。食べよ」
茜たちはお昼を食べ始める。
紅緒「でも、茜さんって恋愛経験豊富なんですね」
小春「そうなのか?」
茜「嫌だな。ろくな恋愛経験してないよ〜。一度で良いから純愛な恋愛してみたぁい〜」
紅緒「純愛……ですか」
海音「純愛……」
小春「純愛か……」
茜「そう純愛。……例えば海っちと春っちみたいな……ね?」
海音「ひゃ////」
小春「ば、バレてたのか」
茜「あっやっぱり付き合ってるんだ。二人共きゃわ♡」
海音「恥ずかしいやめて」
茜「ハイハイ。きゃはは!」
紅緒「でもからかいたくなるのも分かります。私もお二人みたいな恋愛してみたいです」
海音「妖魔……」
紅緒「今ボソッと言いましたけど、聴こえてますからね?あいつは論外です!!!!」
茜「え!何の話?!」
小春「実は……」
紅緒「あいつの話は結構です!!」
茜は無事に友達ができたのであった。