TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

零番線特急

一覧ページ

「零番線特急」のメインビジュアル

零番線特急

41 - 41 誰かの家

♥

114

2022年06月17日

シェアするシェアする
報告する

 その期待は、あっという間に打ち砕かれた。

 焼け野原ではない。ひしゃげた鉄骨も、くすぶる煙も見えない。

 そこには、ただ、真っ黒に塗りつぶされた窓があるだけだった。手のひらを床に押し付ける。

 振動は感じない。既に電車は停止しているのだろう。

 幸造さんの手を借りて、俺はふらふらと立ちあがった。

 アンデッドやら車掌やらに散々汚された服からは、何とも言えない臭いが漂ってくる。その匂いとチクリと刺す痛みに眉を寄せると、幸造さんが俺の顔を見て「君の番か?」と聞いてくる。

 俺は小さな痛みがゆっくりと消えていくのを感じながら、首を横に振った。

「俺じゃ、無いと思います。ちょっと頭が痛いのは確かですけど、この間のとは違う気がする」

 この痛みは多分 一過性(いっかせい)のものだろう。

 実際、水を貰って半分ほど飲み干す頃には、痛みも随分と小さなものになっていた。

「……*********************

******************

********************

********

******

**********

*************

**********************

続きはVIPプランで読みましょう

今なら7日間無料
  • メリット

    10,000以上のストーリーが読み放題

  • メリット

    VIP限定ストーリーが読める

  • メリット

    広告表示なし

いつでもキャンセル可能。

この作品はいかがでしたか?

114

コメント

1

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚