テラーノベル
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ふと、白石さんの視線が、僕の腰元へとゆっくり落た。
「……もしかして、こんなところで興奮しちゃったんですか?」
「……っ!」
羞恥心で身体中の血が沸騰する僕をよそに、彼女は満足げだった。
「……ふふ、陽一さんはずーっと私のものだからね♡」
彼女は潤んだ瞳で「痕跡」を愛おしそうに見つめる。まだ少しだけ痛みの残る場所に、今度は触れるような優しいキスを落とした。
「あ、ちなみにここ、防犯カメラの死角なので安心してくださいね♡」
(どうしてそんなことまで知ってるんだ……?)
彼女は何事もなかったかのように、優雅な手つきで停止ボタンを解除した。
芙月みひろ
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