滉斗side
文化祭2日目になりました
今日は俺と元貴はシフト入ってないのでね
一緒に回れたらいいな〜
滉斗『元貴!』
学校で厨房の手伝いをしている元貴に、
俺はエプロンを脱ぎながら声をかける。
元貴『ん?どうしたの?』
赤色のエプロンを着ている元貴。
新鮮だな…
え?みたいな顔してるの可愛い…
滉斗『一緒に回らない…?///』
やばいいつもの元貴と違うから意識しちゃう…
元貴『いいよ!』
元貴はにこっと笑ってエプロンを脱いだ。
滉斗『よっしゃ!行こ!』
昨日は少し元貴の前で怒鳴っちゃったけど、
今日はいつものように接せれるように
頑張っている。
元貴『どこ行く〜?』
俺の隣に並んで歩いている元貴が言う。
滉斗『う〜ん…涼ちゃんのところ行ってみる?』
俺はパンフレットを見ながら言う。
色んな出し物があるみたいで、
お化け屋敷とか、飲食店とか色々ある。
元貴『行きたい!』
滉斗『行こ!』
目を輝かせて言う元貴。
犬みたいで可愛いなぁ〜…
見えないしっぽがぶんぶんしてる。
涼架『こんにちは!写真撮りませんか!』
3階に行くと、甲高いほわほわとした声が
響いていた。
元貴『涼ちゃん!』
元貴が可愛らしい声で涼ちゃんの名前を呼んだ。
涼架『2人とも!来てくれたんだ!』
涼ちゃんの少し長い髪の毛が耳の前にかかる。
滉斗『暑くない?』
そう言って俺は涼ちゃんの髪の毛を
耳にかける。
涼架『ありがとう!』
涼ちゃんがにこっと笑って言う。
ふと下の方を見ると頬を膨らませて
俺を上目遣いで睨んでる?元貴がいた。
ぎゃああああああか”わ”い”い”((以下略
滉斗『ごめんごめん笑』
俺がそう言って元貴の頭を撫でながら言うと、
元貴は頬を赤くしながら不服そうにしている。
元貴『むぅ…///』
ぎゃああああああか”わ”い”い”((以下略
可愛いよぉぉぉ( ߹꒳߹ )
涼架『まぁまぁ!写真撮りに行ってきたら?』
涼ちゃんが元貴の頬を突きながら言うと、
元貴は目を輝かせて言った。
元貴『行く!』
元貴写真好きなんだろうな〜
こないだメルルランドに行った時に
隠し撮りしたんであろう俺の後ろ姿が
スマホのロック画面の背景になってたし…笑
可愛すぎるまぁ俺も背景元貴だけど
先輩『こんにちは!ここでは1ペア3枚
チェキを撮ることができます!』
元貴『ほぇ…』
んもぉ反応がいちいち可愛いんよ
先輩『机に置いてある小道具などは自由に
使ってください!』
滉斗『はい』
元貴『どうする?僕滉斗のチェキ欲しいな…///』
ぎゃああああああか”わ”い”い”((以下略
なんでこんなに可愛いの?( ߹꒳߹ )
滉斗『俺も元貴のチェキ欲しい』
俺がそう言うと元貴は顔を赤くしながら言った。
元貴『じゃあ最後の1枚は2人で撮る…?///』
はい撮らせてください
滉斗『いいよ!』
俺は元貴の頭に犬のカチューシャを付ける。
滉斗『いや可愛い?!』
元貴『なんで滉斗が驚いてんの笑笑』
えガチで可愛いから想像してみて?
まじ可愛すぎる
滉斗『わんって言ってみて?』
元貴『わんっ』
ぎゃああああああか”わ”い”い”((以下略
いや可愛い…可愛い可愛い可愛い可愛い
最高◯にそう
滉斗『撮るよ〜』
元貴『ど…どういうポーズを…』
頭に犬のカチューシャをつけた元貴が
あわあわしている。
可愛い…笑
滉斗『ハート作って欲しいな〜?』
元貴『はぁっ…?///』
滉斗『おねが〜い』
俺がそう言うと元貴が少し不服そうに
手でハートを作った。🫶🏻←これ
(写真のイメージ→🙂🐶🫶🏻)
〜写真撮り終わって〜
滉斗『いやぁ家宝にします』
俺がそう言うと元貴がさらっと言った。
元貴『滉斗にならいくらでも撮るよ』
…え?まじで?嬉しっっっ…最高
元貴side
元貴『次滉斗だね?』
滉斗『はい…』
僕がそう言うと滉斗は下を向いた。
元貴『なんか付ける?笑』
僕は小道具を見ながら言った。
滉斗『お好きなように』
元貴『猫似合いそう』
そう言って僕は猫の耳が付いたカチューシャを
滉斗の頭につける。
元貴『かわいー笑』
僕がそう言うと滉斗が顔を赤くしながら言った。
滉斗『元貴の方が可愛いし…///』
元貴『んふ笑』
僕は滉斗のムッとしている顔を撮った。
滉斗『…撮った?』
元貴『撮った』
僕がそう言うと滉斗は困った顔をして言った。
滉斗『いいの?それで…』
元貴『うん、いい』
僕がそう言うと滉斗はまた困った顔をした。
滉斗『ほんとに?』
元貴『うん』
滉斗の色んな顔が見れて僕は嬉しい。
(写真のイメージ→😕🐱///)
↑ちょっと顔赤い若井さん
滉斗と一緒の写真を撮ってもらった後、
担任の先生の声がした。
(写真のイメージ→😘🫶🏻🫣)
↑左 若井さん 右 大森さん
大森さんはすこし恥ずかしがってます
先生『元貴いるか?』
先生の大きな声が3年生の教室に響く。
元貴『あっ…はい!』
僕は滉斗と一緒に先生の元へ向かう。
先生『ごめんな、回ってる最中に』
元貴『大丈夫です』
僕がそう言うと先生は申し訳なさそうに言った。
先生『すまないんだがもう一度メイド服に着替えてもらえないか?』
元貴『え?!』
先生『人手が足りなくて、すまない頼めるか?』
僕は滉斗の方を見て、お互いに頷いてから言う。
元貴『分かりました』
先生『すまない…!』
そう言って先生は早足で帰っていった。
元貴『ごめん滉斗…』
僕がそう言うと滉斗は優しく言った。
滉斗『全然!大丈夫だよ!』
元貴『あっ…あのさ…!』
僕が慌ててそう言うと、
滉斗は笑いながら言った。
滉斗『どうした?笑』
元貴『キーホルダー…交換、したいっ…///』
僕がそう言うと滉斗は一瞬驚いた顔を
して笑った。
滉斗『もちろん笑』
元貴『ありがと!またね!』
僕は滉斗に手を振ってから早足で教室へ向かう。
更衣室で急いで着替えて、廊下に立って看板
を持つ。
本当はもっと滉斗と一緒にいたかったけど、
しょうがないよね…
滉斗は今頃誰かと回ってるんだ…
そう考えると少し寂しくなる。
僕がそう考えていると、サングラスを付けた
2人組が声をかけてきた。
??『お姉ちゃん元気ないじゃんどうしたの?』
??『へいへーい』
いきなり話しかけられてびっくり
したけれど、冷静に対応する。
元貴『大丈夫です ありがとうございます』
僕がそう言うと、サングラスをかけた2人組が
僕に近づいた。
??『可愛いね〜』
元貴『ありがとうございます』
僕は少し勘づいた。
声と身長が滉斗っぽいのだ。
僕は1人のサングラスを取る。
??『あ〜あ笑』
滉斗『バレちゃったよ笑』
??『早いね笑』
元貴『やっぱり笑』
ほらね?
滉斗でしょ?
やる事が可愛くて愛おしい。
滉斗『もう1人誰だか分かる?笑』
元貴『涼ちゃん』
涼架『正解笑』
そう言って涼ちゃんもサングラスを外す。
滉斗『可愛いね〜』
滉斗はそう言って僕の頭を撫でた。
元貴『おさわり厳禁です』
僕がそう言うと滉斗は笑いながら言った。
涼架『はぁ可愛い( ´ཫ`)』
滉斗『俺でも駄目?笑』
その言葉になんか少しドキドキした。
元貴『…後でね、///』
僕がそう言うと滉斗は言った。
涼架『最高( ´ཫ`)』
滉斗『今は駄目?笑』
元貴『駄目です 僕一応仕事してるもん』
僕がそう言うと滉斗は僕の胸辺りにある
リボンを触った。
知らない人に触られるのは嫌だけど、
滉斗に触られるとなんだかドキドキしてしまう。
元貴『っ…///』
僕の様子を見て滉斗が笑いながら言った。
滉斗『おさわり厳禁なんじゃないの?笑』
滉斗にそう言われてなんだか恥ずかしくなる。
涼架『あシフトやばいから帰ろ…またね、
(小声)』
元貴『んや…///』
滉斗『スカート短いな…』
そう言って滉斗が僕のスカートをめくる。
元貴『ちょっ…変態!///』
そう言って僕は滉斗の頭に看板をぶつける。
(看板は紙っぽいのであんま痛くないです)
滉斗『いでっ』
元貴『もぉ!///』
僕がそう言うと滉斗が僕を廊下の柱の
後ろに連れてきて、僕の頬を両手で包み込んだ。
元貴『滉斗…?///』
滉斗『ごめん1回だけ』
そう言って滉斗は僕に口付けをした。
元貴『っ〜///』
滉斗『んはっ笑 可愛い笑』
元貴『おさわり厳禁です…///』
僕がそっぽを向きながら言うと滉斗は
笑いながら言った。
滉斗『嬉しかった?笑』
元貴『別に…///』
僕はその後少しだけ仕事をして、
滉斗とキーホルダーを交換した。
僕と滉斗のカプセルの中のビーズ?の
色は一緒だけど、リボンの色が違う。
僕のは赤で、滉斗は青。
だから僕が持っているのは青で、
滉斗が持っているのは赤。
滉斗っぽい色でなんだか嬉しい。
初めての文化祭で滉斗とたくさん
良い思い出が作れてよかった。
ナンパ?されたりもしたけれど、
滉斗が助けてくれたし、
笑い合えたから良かった。
これからもよろしくね、滉斗。
コメント
6件
えちょっと言いたいことが山ほど…… もっくん素直に「わんっ」って言うの可愛いすぎるし、若井さん相変わらず大森さんの可愛さに叫んでるし、涼ちゃん優しいし気遣い出来すぎだし、花粉先生二人の邪魔を…と思ったら意外とナイスなことしてるし…オーバーヒートしそうなのでこの辺にしときます🥹とにかく最高でしたっ!!
なんて天使…読んでて「???」のところでちょっと鋭いものが出かけたけど誰か分かった途端急いで引っ込めました🤭
涼ちゃん空気読める〜