テラーノベル
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‥どんな反応をするのか‥
通話ボタンを押した携帯を差し出す。
微かに聞こえる、祐希さんの声‥。
戸惑いながらも携帯を受け取り、震える声で話しだす貴方をただ見つめる‥
‥その身にまだ僕自身が挿入されているというのに‥。
「もしもし‥」
「あっ、藍?ごめん遅くに‥。起きてた?声聞きたかったから掛けてみたんだけど‥良かった」
「そ‥そうなんや‥起きてたよ‥」
そう話しつつ‥藍さんがチラリと俺の方を見上げる。
そして、上の方にと動く素振りを見せる‥
そうか‥
僕が挿入してるから‥引き抜こうとしているのか‥
‥‥‥あんなに自分で欲しがっていたくせに、愛しい恋人からの電話で放棄しようなんて‥
僕はそこまでお人好しではないのに‥
引き抜こうとする藍さんの腰を掴み、少し抜けかけていた自分自身を遠慮なく最奥へと挿入する。
ぐちゅ‥。
「あっ‥‥」
慌てて口元を押さえている‥。
“どうかした?“と‥祐希さんの声が聞こえてくるが‥
「な‥んでも‥ない‥だい‥じょぶ‥」
ふぅふぅと息を吐きながら‥涙目の藍さんがこっちを睨む。
怒っているだろうか‥
‥まぁ、それもそうだ。普段の僕なら‥藍さんに忠実でいるだろう‥
だが‥今は‥違う。
獲物を目の前にして大人しくなんていられるわけがない。
途切れ途切れになりながらも‥通話を続ける健気な藍さんの腰を掴み、揺さぶる。すると、
慌てながら手で静止するが、構うことなく藍さん自身にも愛撫を施した‥。
触れる前からそこは熱く屹立していて、上下に扱くと腰が浮き立つ。
何度も俺の手を払いのけようとするが‥その手を逆に取り押さえられ‥
可哀想に‥僕の下で快楽に耐えるしかない藍さんは‥
苦痛な表情を浮かべたまま‥それでも、祐希さんとの会話を続けていた。
しかし‥
時折、挿入しているものを動かすと、抑えきれない吐息が漏れ藍さんの足が‥ガクガクと震え出す。
‥もう無理。
涙を浮かべる藍さんが俺を見つめ‥訴えているかのように頭を振る‥
意地悪しすぎたかな‥
そっと‥目尻に残る涙を舌で舐め取った。
その後もしばらく祐希さんとの会話は続き‥もう眠くなった‥と白々しい嘘を藍さんが告げたところで通話は終わる。
勿論通話中も、胸元にキスを施す度に‥我慢を強いられている藍さんの身体が否応なしに反応していた‥。
通話が終わると‥藍さんが携帯を放り投げる。
「‥そんな扱いしていいんですか?祐希さんが泣きますよ‥」
「誰のせいやと思ってるん?携帯、勝手に出たんは甲斐やん‥」
涙目でキツく睨まれる。
「はい‥すいません‥でも、祐希さんと話してるとき‥いつもより感じたんじゃないですか?‥
凄い締め付けだったから‥
食いちぎられるかと思いました‥」
俺の一言に‥途端に顔を紅潮させる。
正直な貴方‥
「なっ‥んなわけないやん‥」
「そうですか‥でもそれなら‥これは何?」
しらを切る藍さんの中心部分を強く握りしめる。
通話中から‥屹立していて秘める欲望をさらけ出している。
「出したばかりなのに‥もうこんなに興奮してますよ。
本当は聞かせたいんじゃないですか?
他の男に組み敷かれている自分の声を、
祐希さんに‥」
くすくすと笑うと‥もういいと僕の胸を押し、逃げようと起き上がる‥が、その腕を逆に取り押さえ‥頭の上で押さえ込む。
「藍さん‥怒ったの?ごめんなさい‥言い過ぎました‥」
「もうええから、どいて」
‥これは怒っている‥口調や表情から表れているが‥
何故だろう‥
僕の熱はおさまらない‥。
「どく?‥どうして‥まだこれからなのに‥」
そう言うと‥藍さんの片足をぐいっと広げ‥今だに挿入している自分自身を‥深く突き刺す。
「やっ‥あっ」
「まだ僕、満足してないんです、藍さん‥付き合ってくれますよね‥?」
ニコッと笑うと‥そのまま荒々しく突き上げた。
ローションが泡立ち、水音が部屋に響く。
「ま‥待って‥は‥激し‥むり‥」
言葉を紡ぐ唇を半ば強制的に塞ぐ。僕を静止しようとする両手は頭の上で取り押さえられているため‥
藍さんは逃げられない。
やだ‥だめ‥。
何度も懇願し涙を流す藍さんをそれでもキツく抱きしめ上下に動くと‥
身体が痙攣し、腹部がびっしょりと濡れる。
潮吹きか‥。
「たくさん出ましたね‥こんなに漏らして‥恥ずかしいですか?‥」
腹部を撫でながら微笑むと、イヤイヤと頭を振る。
まるで子供みたいだ‥
‥最初の余裕はどこにいったのか、俺の下で喘ぐ事しか出来ない藍さんを妙に冷静な気持ちで見つめる自分に気付く。
形勢逆転かな‥。
欲望に従順で淫らで‥愚かな‥
滑稽にも思えるほどに快楽に弱い。
それなのに‥
僕の心を掴んで離さない‥
愛しい存在であることにも変わりはない。
その後も、満足するまで‥そう言いながら藍さんを乱暴に犯した。
足がガクガクと震え、もう許して‥と訴えても僕は止めなかった。
自分の欲望を吐き出すまでは‥
汗とむせるような雄の匂いが部屋に充満する。
奥深くに欲望を吐き出しても‥
満足しない。
もっと‥
もっと、注ぎたい。
ああ‥
いつからこんなに欲にまみれるようになったんだろうか。
最初の頃は優しく抱いていた。
丁寧に、痛みがないようにと‥。
傷をつけないようにと‥
でも‥
一度だけ‥
情事の最中、藍さんが口走った言葉‥
“ゆうき‥“
達する寸前に呼んだその名前‥。
そうか‥と思う。
僕が抱いているのに‥
藍さんは祐希さんを思い浮かべているんだ‥
僕じゃない‥
祐希さんを‥
口走ったことすらもきっと藍さんは気付いていないだろう。
でも‥
それならば‥
優しく抱くことはしないと‥
感情全てをぶつけて抱くのだと‥
僕は決めた‥。
そして‥
そう‥あれは‥いつだったかな。
祐希さんがイタリアへ戻り‥
数ヶ月経った頃だろうか‥。
初めて‥
貴方を抱いた夜を‥
何故かふと思い出す‥。
あの日から‥
僕の人生は狂い始めたんだ‥
‥続きを書くか、また違うストーリーにするか迷っている所です🤭
コメント
6件
コメント失礼します😊 甲斐くん以外に積極的に藍くんに手を出しててびっくりしてしまいました♪ 大人な甲斐くんもいいですね😊藍くんが甘すぎてて可愛いです😊 祐藍もいいけど他のペアもいいですね これからも頑張ってくださいね♪ ゆうらんさんのお話は最高なので! 応援してます📣
あら、甲斐くんったら大人しそうにみえて意外と大胆!でも藍くん見てたらそうなってしまうのも頷ける😊お肌真っ白でスベスベ、ムチムチやもんねー、美味しそうってたまに私も思います(笑)続くかも?なんですね!らんゆうも好きですが藍受けなら私はなんでも大好物です!