この作品はいかがでしたか?
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ものすごい激痛が走った。
鋭いもので刺されたような激痛だ。
ーー場地母「ケースケ!!お前何やってんだテメェ!!」
お袋が大声を上げ。おれに怒鳴りつける。
俺はただ、言われたことをやっただけなのに、
ーー場地「いってぇ、…涙」
視界がぼやけ、手を押えて、
その場でうずくまる俺を見て、焦るお袋。
ーー場地母「とにかく病院行くぞ!!」
血まみれで、傷なんて見えなかった。
手にタオルを巻いて、車に乗り込む
病院に着き、医者から
ーー医者「手術しましょう。」
と言われ、手術を受ける。
麻酔を5本刺す。
ーー場地「いでぇぇ、」
その後、腕の感覚がなくなり、手術を受けた。
ーー医者「傷口を糸で縫いました、取れてしまうかもしれないので、3日間入院しましょう。」
まさか、怪我で入院することになるとは思わなかった、。
ーー場地母「ごめんな。着替え持ってくるから、病室行っててくれ。」
ーー場地「おう…」
俺の病室は205号室。
[ガラガラッ]
俺のベッドは、ドアのすぐそば、
窓際が良かったなぁ、、。
俺の他には誰もいねぇのか?
キョロキョロと辺りを見渡す。俺の隣のベット。窓際に誰かがいた。患者だろうか。
ーー場地「…。」
[ガラガラッ]
ーー看護師「すみません。失礼します。」
看護師が入って来た。
ーー看護師「奥の子、君の1つ年下だから、仲良くしてあげてね。」
そういうと看護師は仕事場に戻って行った。
仲良くしろっていったって、…
“ 仲良くしろ ”その言葉に戸惑いを覚えるが。言われたとおり、話すだけでも…
そう思い、隣を見るが、カーテンが閉められていた。
声をかけずらい…、
[ガラガラッ]
ーー場地母「着替え持ってきたぞ。」
ボストンバックには3日分の服が入っていた。
ーー場地「ありがとな。お袋。」
ーー場地母「私仕事あるんだよ、ごめんな。」
ーー場地「おう。いってら。」
現在、正午過ぎ。どうやら、昼食を持ってきてくれるらしい。
[ガラガラッ]
ーー看護師「失礼します!昼食を持ってきました。」
今日の昼食は肉じゃがと、サラダ、お米、
味噌汁、ヨーグルトだった。
ーー場地「あざッス、、」
看護師はにこりと微笑み。
カーテン越しでしか見えないが、俺の隣の患者に配りに行ったが、
ぺこりと頭を下げるだけで、礼は言わなかった。
ーー場地「…。」
なんだこいつ…。声とかが出ないのか、?
そんなことを考えながらご飯を黙々と食べ続けた。
深夜…。トイレに行きたくなった俺は
部屋を出た。トイレの場所はわかる。
入口のすぐ隣。
すませてから、目が覚めてしまったため、
病院を深夜2時にまわってみる事にした。
ーー場地「すげぇ、、」
どこも全部暗くて、
車椅子が勝手に動いてたり、
電気が着いたり消えたりしていたり。
ナースコールが鳴っていたりと、
楽しかった。不思議なことを沢山学んだ。
廊下を歩いていると、病院の地図のような
ものが貼ってたあった。
ーー場地「…ん?」
屋上…。病院の屋上に行ってみたい。
その好奇心が出た。
階段を登り、
屋上に着き。ドアを開ける。
ものすごい風邪だった、
ーー場地「ぐっ…!!」
なんだよっ!!これっ!!
ーー場地「はっ、…」
トラウマが俺を襲う、
昨日…俺は…
ーー場地「っ、」
座り込んでしまった、怖かった、
怖くて、仕方がなかった、
部屋に、戻るべきだろうか…。
屋上の方に顔を向ける、
男の子が立っていた。俺と同じくらいのやつが。
金髪で、ツーブロック…。
患者だ。
それしか分からない、
それより、あいつ。危ねぇ。
こんな嵐の中に、1人でしかも、深夜。
ーー場地「おいっ、そこ、のゴホッゴホッ…」
あいつ、聞こえてねぇっ!!!!
上手く声が出ねぇ、!
上手く体がコントロールできねぇ!!
体は硬直したように固まり、座り込んだまま。
声はかすれた声でしか出なかった。
ーー場地「お前っ、、あぶねっ…ゴホッゴホ」
それでも必死で叫んだ。
俺にもわかる。風が強くなってきてる。
怖い、…。もう、あんな思いしたくねぇっ、
ーー場地「くそっ、…」
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記憶がループする。
ずっと、俺の頭の中で映画のように流れる。
呼吸が荒くなって、息が苦しくなる、
ーー場地「っはぁっ、はぁっ、はぁっ」
戻りたい、でも、あいつがっ、
助けたい。救いたい。
あいつを連れ戻さなきゃいけねぇっ、
ーー場地「っっ…」
もう、無理、か、…。
俺はそこで、意識を失った。
最後に聞こえたのは、
優しく、落ち着く声、そして、焦っている声、
ーー??「大丈夫ですか!?」
コメント
11件
うわぁぁぁ!面白かったです!
おひさしぶりです!!!やっぱりストーリー作るの上手ですよね…
めちゃ面白かったです!続き楽しみ!!楽しみが増えました🐰💖