テラーノベル
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前回の続き
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「じーんと」
「ん~?」
「この後、飯行かない?」
「えぇ~、この間も行ったじゃん」
「お願い!1人じゃ入りづらい店なんだって!明日オフでしょ?」
「舜太とか誘えば?」
「今日行きたいの!舜太はこの後も収録だから。ね、じんちゃんお願い!奢るから。」
「もう…仕方ないなぁ。」
仁人をご飯に誘う。
仁人は1人の時間も大切にしてるから、頻度は様子見しつつ、負担にならないように気を付けてる。
その甲斐もあってか誘った時はなんだかんだ来てくれることが多い。
俺と2人だけの時はM!LKリーダーとしてのしっかりした吉田仁人じゃなく年下のふわふわと気の抜けた感じで、すぐボケて、小さないたずらをしかけてくる仁人になる。
もう、本当に愛しい。可愛い。
「よしっ!じゃあ行こ?」
俺は笑って手を差し出す。
「……」
「?…仁人?」
「その手、何?笑」
仁人が俺の差し出した手と顔をみて眉毛をくいっとあげて呆れたように笑う。
「あっ」
「俺はお姫様かなんかなの?」
別に仁人のことを女の子扱いしてる訳じゃない。ただ触れたくて、大切にしたくて無意識に手を差し出してた。
「つい!仁人が好きすぎて無意識にエスコートしようとしてたわ(笑)」
「はぁ?き~しょっ!ww」
俺の発言に笑う仁人。
合間合間に本音を混ぜて、俺がどれだけ仁人を好きなのかを刷り込んでいく。
お店につき、もぐもぐとご飯を食べてる仁人を見つめる。小さな口にいっぱいにご飯を詰めてて可愛い。
「…勇斗」
「ん?なぁに、仁人」
「そんな見られたら食べづらいんだけど。」
「あぁ、ごめん。可愛くてつい。」
「は?可愛くないから」
「俺にとっては世界一可愛いよ。」
頬杖をつきながら仁人を見つめて微笑んでそう言うと、仁人は驚いたように目を少し見開く。
「!?……お、お前さぁ」
「ん?」
「その、そう言うの良くないよ?」
「そう言うのって?」
「さっきのエスコート擬もだけど、勘違いさせそうな言動と行動。あと、その顔。」
「えー、勘違いってどんな?顔ってなに?」
「…や、その…なんか勇斗が自分のこと好きなのかなって思いそうじゃん。その、好きだよー?みたいに見える目?とか、…あっ、俺は思ってないよ!!?…でも、そのさ!女優さんとかにもやったら勘違いしそうだし、やめたほうがっ」
「ふっ、仁人にしかやらないよ?」
「………は?」
「仁人にしかやらないって言ったの。この業界どこをどう切り取られるかわかんないし、気を付けてるよ。仁人にだけだから安心して?」
「は?…え、あ、そう。……???」
混乱したように目を白黒させる仁人。横を向いた時にチラッと見えた耳が赤くなってる。
もっと俺を意識してね仁ちゃん。
それからの日々も、俺はどんどん仁人にアピールを仕掛けていった。
端から見ても分かりやすい、好き好きアピールだ。もちろん、時と場合は考えてるけど、俺の味方しかいない楽屋とかでは全力だよね。
太智はまたやっとるわって感じの呆れた目をしてるけど、柔太朗と舜太は生暖かい目で見つつ時には掩護射撃してくれる。
仁人は自分への好意には激にぶ人間だけど、流石に俺の好意は感じ取ってるみたい。俺の仁人への言動や行動に顔を赤くすることが増えた。
確実にいい方向に意識してくれてる。
これは、あと一押しだな。
告白しよ。もう、我慢の限界だし。
あの可愛い顔にキスしたい。
「ねぇ、仁人~」
「ん~?」
「昨日の現場でスタッフさんに桃貰ったんだけど、いる?」
「え、桃?」
嬉しそうにこちらを向く仁人。
かぁわいいねぇ。
「そう、なんかいいやつ。何個か貰ったんだけど、1個1個でかくてさ、1人で食べるのもあれだし腐らせたら勿体ないから。仁人、桃好きでしょ?」
「うんっ、めっちゃ好き!」
ぐっ…俺に向けられた訳じゃないけど、仁人のニコニコ笑顔の『好き』発言は破壊力がすごいな。
「家にあるから今日取りに来る?」
本当は今日持ってきても良かったんだけど、家に来てもらいたかったから持ってこなかった。
「取り行く!」
即答する仁人。
狼の巣に入る兎だね。
俺の好意は感じ取ってるはずなのに無防備過ぎてちょっと心配になるけど。
それから、俺らは収録を終え帰宅する。
マネージャーに送って貰う時に、俺の家で一緒に降りると言った仁人をみて他のメンバーが俺に目配せしてくる。
うん、今日決めます。
検討を祈っててくれ。
「お邪魔しま~す。」
律儀に挨拶して家にあがる仁人。
俺が恋を自覚してからは家には呼んでなかったから、完全に自分のテリトリーな空間に仁人がいるの、久しぶりだな。
さて、どうやって告白しようか。
俺は告白のシュミレーションをしながらも、表面上は普通に接する。
桃だけ貰ってくのも悪いと思ったのか、ご飯を作ってくれると言う仁人に有り難く甘えて一緒にご飯食べてテレビみながらだらだらする。
こういう時間も本当に幸せ。
「仁人、桃食べようか」
「!!うんっ」
パアッと顔を綻ばせて、こちらを向く仁人。可愛すぎ。
「俺が剥いてくるね」
「え、いいの?桃剥くのめんどいよ?」
「いーの、いーの。お客さんでしょ。ご飯作ってくれたし、これくらいは。」
「まじか、ありがと!」
俺は立ち上がりキッチンに向かった。
冷やしてあった桃の皮を向き、食べやすいようにカットしていくと、桃のいい香りが広がる。
透明の器に入れていき、小さなフォークを用意する。
「お待たせ。」
自分用と仁人用の2つを持ってリビングに戻ってきた。
「さんきゅー」
「黄金桃?ってやつだった」
「え、いいやつじゃん。うれしっ。」
コトリ、と仁人の前に桃を置く。
それを嬉しそうに眺めてからいただきますと言って口に桃を運ぶ。
「~~~!あまぁ!上手すぎ」
目をカッと見開いて、美味しいことを表現してる。
「ふはっ。うまそーに食うね(笑)」
「めっっちゃ上手い!」
「それは良かった、仁人の美味しそうな顔が見れて嬉しい。可愛い。」
そう告げると、もぐもぐとしてた仁人が蒸せる。
「んぐっ、げほっ」
「大丈夫?ほら、水」
「…だいじょーぶ。」
桃が入った器を置いて水を飲んだ仁人の耳は赤くなっていて、目がちょっと泳いでる。
前は可愛いって言っても、可愛くないとかキショいって騒いでたのに。
まぁ、今も普段はそうなんだけど、俺と2人しかいない時だけ、こうやって動揺が顔にでる。
仁人、もう俺のこと好きでしょ?
「ねぇ、仁人」
「……なに」
俺が仁人の名前を呼ぶと、一瞬だけこちらを見て、すぐふいっと視線を逸らして返事する。
「こっちみて」
「やだ」
視線を下に向けてる仁人に顔を近づけ、もう一度名前を呼ぶ。
「ね、仁人」
声の近さに驚いたのか顔を上げる仁人。
「わっ、ちかっ!なにっ」
思ったよりも近くにいたことに驚いたのか、仁人はじりじりと後退りをするがソファの淵にぶつかる。
そんな仁人を追い詰めるように、俺は仁人に近づき、逃げ場をなくす。
「ちょ、まじ何?近いって!」
「仁人、気付いてるでしょ?」
「え、なにを…」
俺の問いかけに少し怯えたような顔をする仁人。…その顔しちゃダメだよ。食べちゃうよ?
「可愛いね」
「は?可愛くないから…」
「可愛いよ、世界一。」
「意味、わかんないし。」
「俺、」
「ちょ、勇斗待って」
俺が告げる言葉を察知したのか焦りだす仁人。
仁人は臆病だから、俺の気持ちも仁人の気持ちも、言葉にさえしてなければ関係は変わらないと信じてる。
だから、明確に関係を変えてしまう言葉を言われそうなことに焦ってる。
「仁人、好きだよ。愛してる。」
「あいっ、!?…」
俺の言葉に顔を真っ赤に染め上げる。
「仁人は?俺のこと、好き?」
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#ご本人様には関係ありません
透楽※お知らせ必読願います
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#そのじん
笑う門には福来る
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ゆき.
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コメント
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美月ゆめかだよ〜🌸💕 ちょっと待って、このエピソードやばすぎるんだが!?!?!? 勇斗くんのジワジワ仁人を追い詰めていく感じ、もう完全に恋愛ホラーだよ笑 でも「仁人にしかやらないよ」って台詞が刺さりすぎて死ぬかと思った😭💘 「あいっ、!?」って仁人の動揺、脳内で再生されすぎて寝れんわ。桃のシーンから告白までの流れが完璧すぎて、キュン死寸前です…続き読みたい!!!!!