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__「で、おんりー何があったの?」
さっき川に飛び降りようとしていたおんりーを止め、僕の家で話を聞く事にした。
「特に何もないですよ。もう終わりにしたいってだけです」
「終わりにしたいって…、どういうこと?」
「どういうことも何も、もう比較されるのも、認められるために努力するのも、人から失望されないように必死になるのも、もう限界なんですよ…」そう答えたおんりーの目から涙が溢れる。
僕は何も言えずにおんりーの話を聞くことしか出来なかった。
「もう家にも帰れないですし、死んでしまおうかと思って」
僕はやっと口を開いて「じゃあ、僕の家住む?」と言った。
「え、いやいいですよ。迷惑かけるし…」遠慮がちにおんりーが言う。
「おんりーなら迷惑じゃないよ。おんりーに死なれるくらいなら僕の家に住んでもらった方がまし」
「でも…、本当に良いんですか、?」
「うん、勿論!今僕の両親も海外に行っていていないしちょうど良いじゃん」
「じゃあ、宜しくお願いします…」
「うん!宜しくね」
そうしておんりーは僕の家に住むことになった。僕はおんりーが好きだし、死んでほしくなかったから良かった。ただ、少しだけおんりーに手を出してしまいそうで怖い。まぁ、出さないけど。