🍆⛄️
初連載です
幼少期等あり、公式設定崩れてるかもです
なんでも大丈夫な方向け
初ノベルなので下手です
🍆「」
⛄️『』
あれはある冬の日の事だった。
俺がまだ中学生の頃
その時俺は虐めにあっていて学校に行けなかった
そんな日に君は現れた
珍しく雪が降った日の事
雪は随分積もって外出が困難なくらいだ
外に出る人は少なく周りは静まり返っていた
普段外に出られないからこういう日だけでも出た方がいいだろう。
そう思いドアノブに手をかけ外に出た
外に出て1番最初に目に入ってきたのは1人の少年の姿だった。
『あ!』
髪は雪のように白く目は綺麗な蒼色
背は俺より少し低くて…きっと年下の子だろう
『やっと出てきてくれましたね!』
「…え?」
まるで俺を待っていたかのような台詞に驚く
今の俺に仲のいい友達なんて居ないし、その少年とは完全に初対面のはずだった
「いや、誰…?
人違いじゃない?」
『え…ぼんさんですよね?』
「ぼんさん…?」
なんで俺の名前を知られているのだろうか…
それに呼び名まで決められていた
「まぁ…そうなんだけど…
なんで俺の名前知ってんのよ」
『ん〜…それは秘密で!』
「えぇ…」
人差し指を口の元に近づけ笑顔で答える姿が可愛らしくてそれ以上聞き出そうとは思わなかった
『あ、僕の自己紹介がまだやった!
僕はおらふくんって言います!』
「おらふくん…」
「…こんな寒い中ずっと外にいたの?」
『はい!
僕雪だるまなんで!』
おらふくんと言う少年は自分が雪だるまだと主張する。
…いや、どう見ても人間でしょうよ
これが厨二病ってやつなのか?
『細かい事は気にせずせっかくなんで遊びましょうよ、ぼんさん』
急展開すぎる。
正直知らない人と遊ぶのは気が引けるが…
『お願い!』
…そんな風に可愛くお願いされたら断れないでしょうよ。
「遊ぶって言っても何して遊ぶのよ
雪もめっちゃ降ってるし…」
そう言って周りを見渡した瞬間おらふくんは俺に雪を投げつけてきた
「冷た!?」
『ふふっ、油断禁物ですよ!』
「…やったな〜!」
俺はおらふくんに雪を投げ返した
意外と乗り気な俺を見て嬉しそうにおらふくんはやり返してきた
そのまま俺はしばらくおらふくんと遊んだ
…正直めっちゃ楽しかった。
普段人と遊ぶことなんてないし
友達が出来たみたいで…、
『は〜、めっちゃ楽しかった!』
「俺もめっちゃ楽しかったわ」
最初は怪しい人かと思ってたけどおらふくんは元気でものすごくいい子だった
こんな人が居るのか…と思うほど
…いや、おらふくんは雪だるまらしいんだけど。
『ぼんさん!
まだ時間はあるしお話しましょうよ!』
「いいよ、何話す?」
自然と俺はおらふくんに気を許していた
気づいたら長い間話し込んでしまった
話したのは学校の話とか…
自然と俺はおらふくんにいじめの事も話していた
おらふくんは笑ったりせず真剣に聞いてくれて…なんだか気持ちが軽くなった様な気がした
こんな時間が続けばいいのに。
『もう暗くなって来ちゃいましたね』
「そうだね〜…
…おらふくんそろそろ帰る?」
『そうします』
自分から言い出したが少し寂しい。
『…ぼんさん!』
そんな俺の様子を察したのかおらふくんは笑顔で俺の前に来た
『また明日も来ますね!』
「えっ、」
『だから明日も一緒に遊んでください!
約束!』
おらふくんはそう言って小指を俺の前に差し出す
「…うん、約束だよ」
次の日も、そのまた次の日も俺はおらふくんと遊んだ
そして次第におらふくんのおかけで学校に行けるようにまでなっていた
友達もできて…おらふくんにもその事を話して
…こんな時間が一生続くと思っていた
けど…
ある日突然おらふくんは俺の前から消えた。
コメント
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新連載だ〜! 絶対神作じゃん!続き楽しみにしています♪