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下校
日本「ふふ、今日は楽しかったですね」
日帝「内容は地獄だったけどな」
3組との合同授業は体育で1000メートルマラソンをした。
風が強いなか走りきり、汗だくな俺たちを見て満足げな顔をしていた体育教師は本当にキモかったし、何がしたいのか分からなかった。
ソ連やナチスは弟達と競争をしており、イタ王も弟とピザの良さの山手線ゲー厶をしながら辛そうに走っていた。
俺と日本は同じペースで効率よく走り、途中の会話は少なかったが、割とみんなよりも早くゴールできたほうだ。
日本「合同授業なら家庭科がいいですね〜」
日帝「いや、家庭科は呪われたやつ(イギリス)が居るからだめだ」
日本「イギリスさんは二組ですよ?」
日帝「たまーに2組の奴らが加わるときあるだろ?」
日本「あー、」
俺ら1組と3組が一緒に授業をしているとき、突然2組の奴らが「混ぜてください」と割り込んで来たことがあったのだが、それは少なくなく、1年の合同授業5回中3回入ってきた。ちゃんと2組とも授業をしているが、先生が先生だからしかたがない。
名前は忘れたが、元気なノリの良い先生だった。
日本「2組の先生、授業が楽しそうですよね」
日帝「うるせーもんな」
日本「口悪いですよ」
日帝「てかお前体力落ちたな」
日本「一応毎日貴方より歩いているんですけどね」
日帝「まぁ、休みもちゃんと運動しろよな」
日本「日帝さん」
日帝「、なんだよ改まって」
日本「私、ずっと待っているんですけど、まだですか?」
日帝「えぇ、まだ待ってくれ」
日本「もう、またですか?私が貴方に告白したの小学二年生ですよ」
そう、日本は小2の頃俺に告白をしてくれた。
初めてこの恋に気づいたのは小1だったそうで、好きになった理由はわからないが好きらしい
俺も日本が好きだ、しかし、俺と日本が付き合ってその関係が一生続くのかが分からない、当たり前のことだ。
逆に知ってしまったら面白くないだろう。
だが、俺は物事ははっきりはっきりさせたい性格だ、まぁ心配性と言うのだろうか
好きな人とはずっと居たいし、一生愛してあげたい。
もうここまで考えてしまうなら、いっそ断ってしまったほうが良いのだろうか
モヤモヤがずっと頭の縁に張り付いたようで
嫌気がさす、
日本「日帝さん、嫌なら嫌、ムリならムリと言ってください、私もモヤモヤは嫌なんですよ」
日帝「何で全部否定の言葉なんだ」
日本「貴方の返信が遅いからですよ」
日帝「質問だ、お前は俺の傍に一生おれるか?」
日本「そ、それは、、、」
日帝「じゃあ、無理だな」
日本「 そんな…」
日帝「前にも言ったが俺ずっといてくれるやつとがいいんだ」
日本「き、気持ちだけは私が一番ですからね!」
日帝「てかお前男じゃん」
日本「恋愛に性別は関係ないと言いましたが」
日帝「俺常識人なんだが、」
日本「てか貴方、かなりモテていますよね」
日帝「ただ女子共が勝手に来るだけだよ」
日本「うざいですね(じゃあなんで告白されないんですか?」
日帝「…お、おお、言いたいことはわかった」
日帝「告白は断ってるだけだ」
日本「えー、そんな勿体ない」
日帝「、お前どっちなんだよ」
日本「告白を受け取ってなくってよかったと安心していました」
日帝「好きでもない奴に告白されて受け取る奴は居ないだろ」
日本「貴方がそんな性格の持ち主でよかったです。」
日帝「は?」
日本「世の中にはクズ男がいますからね〜」
日帝「ちょっと何言ってんのか分からない」
日本「…面白くなッ」
日帝「お前…」
日本「私はここまでですね、お気おつけて
また明日」
日帝「あぁまたな」
日帝(そういえば今日は神様に人柱を与える日だったか。)
今日の夜は出ては行けない
外食も外の散歩もどんな理由があろうと関係者以外は出ては行けない夜だ。
母さんが言うには、今夜宴会が開かれ、人柱を喰らう神々のお声が外に響く。その声を聞いてしまったら人柱と同じように喰われ、消えてしまう。らしい
気になるなるが、昔外へ出ようとすると母さんに鬼の形相で怒られたので今日の散歩は辞めとしよう。
家に帰りスマホを開くと心配性な日本から「外へは絶対出ては行けませんよ」とたくさんのメールが届いていた。
きっと俺は幸せ者だ
こんなにも大好きな幼馴染が俺のことで心配してくれて、ご飯はいつも美味しい。家族からの愛情もそそがれすぎている。
なんて幸せな人生なんだ!
と、そのときは思っていた。
人柱なんて気にもしていなかった
生贄の気持ちなんて考えたことがなかった。
今日、その供儀が行われるのに、