テラーノベル
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『また明日』ですが、
また少しの間書き溜め期間入ります…!
⚠監禁
共依存 💛⇋💜
side.💛
💜「…ねぇ、これ外してよ、」
ベッドの上で、ふっかが手首の手錠を引いた。
カチャリ、と金属音が響く。
俺はその音を聞くたび、胸が痛んだ。
けれど、鍵を渡すつもりはない。
💛『ごめんね。笑』
反省はしてるよ?
💜「だからって、監禁するとか…最低。」
彼は睨みつけてきた。
当然だと思う。
やっぱり俺は、そんなふっかが好き“すぎた”。
俺の知らないところで笑うのも、俺以外の誰かと楽しそうに話すのも嫌だった。
世間体では重い、メンヘラ、なんて呼ばれる。
いつか俺から離れていくくらいなら、最初からどこにも行けないようにしてしまえばいい。
そんな歪んだ考えに、俺は従った。
💛『いひッ…俺のこと、嫌いになった?』
尋ねると、ふっかは顔を背けた。
💜「…大嫌い」
心臓が、ぎゅっと締めつけられる。
それでも俺は、彼の頬に触れた。
💜「っ…」
もう慣れたのか、
抵抗する素振りを見せなくなった。
💛『それでもいいよ。
俺はお前が好きだから。』
少し爪を立てて、
自分のモノという印をつける。
💜「…ほんと、勝手だな」
ふっかの声が震えた。
怖がってんの?
…かわいいね。
俺は彼を抱きしめた。
1ヶ月後。
ふっかは、以前よりずっと穏やかになっていた。
食事を一緒にしてくれるし、俺が話しかければ返事もしてくれる。
時には、自分から俺の手を握ることさえあった。
💛『…ふっかぁ、もう俺のこと怒ってない?』
そう尋ねると、彼は呆れたように笑った。
💜「…怒ってる。
こんなことされて、許せるわけないじゃん」
💛『…そ。』
俯いた俺の頬を、ふっかが指先で持ち上げた。
💜「もし俺がいなくなったら、
照はどうすんの?」
💛『死ぬ。』
考えるより先に答えていた。
💛『冗談じゃない。』
💛『睡眠薬でもイッキ飲みするよ。』
💛『…お前がいないと、俺は駄目なの。』
彼は黙って俺を見つめた。
そして、ふっと笑う。
💜「…じゃあ、此処にいてあげる。」
💛『…本当に?』
嬉しくて、涙が出そうになった。
💜「本当。」
首に腕を回される。
💜「でも、約束ね。」
💜「ずっと俺の傍にいること。」
💜「俺以外見ないこと。」
💜「…俺と一緒に死ぬこと。」
ふっかは満足そうに笑った。
その笑顔を見て、俺はようやく安心する。
💛『…当たり前じゃん。笑』
もう、彼はどこにも行かない。
俺を選んでくれたのだから。
だから俺は、その日のうちに手錠を外した。
もう手錠なんかで縛らなくたって、新しい約束と関係が、俺たちを結んだのだから。
もう鍵なんて必要ない。
ふっかは自分の意思で、
俺のそばにいてくれるのだから。
side.💜
その夜。
隣で眠る照を起こさないように、俺はそっと目を開けた。
彼の寝顔を見つめて、髪を撫でる。
💜「んふ…笑」
💜「…ほんと、馬鹿だなあ、」
小さく笑った。
俺は最初から、照が自分を閉じ込めることなんて、恐れていなかった。
逆に、縛ってほしかったから、♡
恐れていたのは、照がいつか俺から離れてしまうこと。
だから、少しだけ抵抗した。
興味を持ってもらえるように。
泣いて、怒って、拒絶して。
貴方が悲しむのを観たかった。
照が罪悪感を抱くように。
貴方の心の中を、俺だけで満たしたかった。
…照が自分を手放せなくなるように。
そして最後には、
俺から照のそばにいると言った。
そうすれば、彼は安心してくれる。
💜「…これからも、俺以外見ないでね。」
眠る照の額にキスを落とした。
気づかないなんてさ、危なっかしい。
俺もまた、照に執着していた。
ただ、照より少しだけ賢かっただけだ。
照は俺を監禁したつもりだったはず。
けれど、本当に閉じ込められていたのは、照のほう。
手錠はもうない。
鍵も必要ない。
―全ては、俺の掌の上だった。
fin.
junp_
6,389
#めめこじ
junp_
1,280
はれる。
12,612
コメント
5件
さすが💜さん……はぁ…好き。:(´ཀ`):
💜のことを監禁する💛だけど、本当は共依存関係になりたかった💜の思うがままだったって… この世界は、美しいことなんてないんだって知らしめるような、ドロドロしたお話✨
美月ゆめかですっ🌸 第38話読了〜「鍵を握るのは…?」💛⇋💜 もうね、1話目からこの歪な共依存関係にどっぷりハマってたんだけど、今回もヤバかった…!“手錠”で繋いでたと思ったら、実は💜の方がずっとずっと深いとこで💛を掌の上で転がしてたの…天才すぎるでしょこの構図😭💕 「一緒に死ぬこと」って約束の交換、甘くて狂ってて美しすぎる…ふたりとも完全に離れられない体になってるね…! 次も待ってます!