side らっだぁ
怪しまれないように他のみんなは会場に戻った
俺が寂しい(?)と言ったのでぐちつぼが残った
仲はいいが話題がなく沈黙状態
何話そう…???
多分ぐちつぼも内心焦ってるな
俺が運営国じゃなくなったじゃん〜
みたいな会話は
できるだけ避けた方がいいのか?
ぐちつぼが気を使ってるからな〜変に
その話題にしてみよう!
「俺が運営国のリーダーじゃ無くなったって聞いてなんか思った?」
「いや、リーダーじゃ無くなったってとは聞いてないんだよね〜…みどりくんが俺たちに誤情報を流さないようにただ「運営国にはいない」って言ってたから」
最初話題を出した時は驚いていたけど
その表情もすぐ無くなって答えたぐちつぼ
そっか…誤情報流さないようにしてくれたんだ
「おかげでぺいんととぐちつぼは勘違いせず俺を見つけて日常と限界と我々だの数名は味方になったわ」
「らっだぁが森の奥で凍え死にそうになってびっくりした(笑)」
「えーそんなに?」
確かに今の季節は冬だし風は強かったけど…
俺めっちゃ暖かい格好してるよ…?
「らっだぁの格好温かいの?」
「暖かい!」
「の割には肌色白になってたけどなぁ」
「それは…知らない。なんでだろう」
温度が気になったのかぐちつぼがマフラーに
手を突っ込む
「あったけぇ!」
「でしょ」
その後に俺の手の温度を調べる
「………冷たい(笑)」
「マフラーは首だから!手じゃないから!」
首と手の温度は違うよね多分!
「どこ寒くて冷たい?」
「手と足先が寒い。顔と首は暖かい」
ぐちつぼが確かめる
「…首は暖かいな!」
「てかぐちつぼの手暖かいんだけど…俺より薄着のくせに」
「いやーやっぱらっだぁさん、しっかりご飯食べないとダメっすよ〜。身長も伸びないしあったかくもならない」
にやにやしながら言うぐちつぼ
「お前ちょっとディスったな?」
「え?(笑)どこどこ?」
半笑い状態で言ってきやがった
「身長だよ!!」
俺がちょっと怒りながら言うと
ぐちつぼが
「らっだぁ身長いくつだっけ?」
と聞いてきたので
「え?176ですけど???」
ちょっと圧掛けて答えた
「俺182〜!(笑)」
煽りながら身長言ってきたのでめっちゃイラッときた
「うわうっざぁ〜。やっぱ会場行ってこようかな」
俺が立ち上がって言うと
「ダメダメダメ!(笑)」
と、ぐちつぼも立ち上がって俺を止める
「冗談ね冗談(笑)」
「冗談?冗談だよね?そうだよね?」
こんな会話をしていると
あっという間に時間はすぎて時刻は22時を回った
集まったのが20時、解散が15分。
「めっちゃ話したな俺ら」
「ね。」
時計を見ながら言うぐちつぼと相槌を打つ俺
ドアが3回ノックされる
「……?はーい誰ですか?」
ぐちつぼが俺の方を見て人差し指を口に当て
静かにと行ってからドアに向かって言う
「あ、ゲラです〜♡体調どうかなぁって思って来ましたぁ♡」
よりによってゲラですかぁ……
「あ〜…大分休んだから良くはなってきたな……でもやっぱり優れないから今日は帰って休むかも」
察したぐちつぼは答える
「えっと…ゲラさん?は運営国の新しい幹部だったよね」
「あ、はい♡新しく運営国の幹部になりましたぁ〜♡」
「そう、運営国のリーダーのらっだぁ圧強いから気をつけてな〜」
ぐちつぼは俺がリーダーじゃなくなったことを
知らない体だ。
だから俺の事情は一切知らないかのように話す
「あ、実は…らっだぁさんリーダー辞めちゃったんですよォ…」
「えぇ…!?そうなんだ…なんで?」
まずい…能力発動させられるぞ
「ぐちさん〜体調大丈夫〜?どうでもいいけど。帰ろ〜?」
たらこが助け舟を出す
「あ、会話途中ごめんね〜ぐちさんもう帰るから!また!」
「あ………はい……、じゃあまた〜♡」
ゲラは少し残念そうに悔しそうに去っていく
「危なかったァ〜…」
「たらこサンキュー…」
たらことぐちつぼが部屋に入って、一言こぼす
確かに危なかった
「2人ともありがとね?」
「今度なにか奢ってもらうから大丈夫」
確定された…
まぁいいや、助けてくれてるし
「帰るって言ったから帰る?」
「そうだね…らっだぁを上手く連れ出せたら100点」
「みどりくんから透明感ポーション貰ったかららっでぃが飲めば大丈夫なはず」
「さっすがみどりくん!」
俺は透明感ポーションを飲む
ぐちつぼとたらこがドアを開けて出口へ向かう
出口へ向かう道中数名すれ違ったけど
俺には気づかず
2人に挨拶してすれ違うだけだった。
案内人はショッピくん。
「あ、たらこさんは知ってると思うのでもう知ってるかもしれませんがぐちつぼさん知ってますか?らっだぁさんゲラさんに暴言暴力してリーダーやめさせられたって話」
「え!暴言暴力したんすか!?」
あの時いなかったから多分ゲラに俺の事は
伝えられてる。
だから真実は伝えられない
だからぐちつぼは演技をしてる
「…俺らっだぁさんがそういうことする人とは思えないんすけど、運営国全員が言っててやめさせられたくらいなら本当なのかなって疑ってきてますね。…ぐちつぼさんとたらこさんはどう思います?」
ショッピくんは伝えられただけか!
わんちゃん仲間にできないかな…?
「らっでぃは暴言暴力する人って言うより圧掛けだからなぁ…嵌められてるとしか思えないかな俺は」
「ん〜たらこと同じ意見……かな〜。らっだぁは意味無く暴言暴力をガチのやつでしないからな」
「そうっすよね」
ショッピくーーーん!
俺を信じてくれーー!
いやでも俺ならしないって言ってくれてて
集団で言ってるしやめさせられたのも事実だから
ちょっと揺らいでんのか……
「…我々だや他の国とも話し合ってみますね」
「あー、いいね。はめられてた場合伝わるとまずいから運営国にはバレないようにした方がいいかもしれないっす」
「そうしてみます。お疲れ様でした。お大事に」
俺たちは無事外に出ることが出来た
「ゲラにも能力の限界はあるっぽいね」
ちょっと離れてから俺は2人にそういう
「「うわぁッ!?」」
「…らっだぁさ、透明化してること忘れてない?」
2人は驚いて
ちょっと間が空いた頃にぐちつぼが俺に確認する
「忘れてーーーた。」
「牛乳無くない?」
「これ効果は…あと何分もあるし限界国泊まらせて?」
俺がそうお願いしてみる
「最初っから泊まらせるところは日常国か限界国のどっちかだったしこのまま限界国に行くか」
ぐちつぼは限界国のある方向を指して言う
「らっでぃの場所わかんないからちゃんと着いてきて〜」
たらこがそう言って限界国のある方向へ
歩き出す
みどりくんも日常も限界も
我々だの1部も仲間……
ショッピくんも話してくれるみたいだし
上手く行けば沢山仲間がいる!
大丈夫。みんながいるから大丈夫。
自分にそういいきかせ、
ぐちつぼとたらこについていく形で歩いていく
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ええなぁ