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戦場に響くタクトの声。彼の異能「警告」が戦局を変える。
ミカエルが光の剣を構え、一直線にタクトへ向かって突進する。
その瞬間、タクトの「警告」が発動した。
「突進するな!」
ミカエルの足が一瞬止まる。しかし、その隙を狙うのではなく、タクトはさらに声を続ける。
「次の動きを考えろ!」
ミカエルの表情が歪む。思考を制御されたかのように動きが鈍る。
ミカエルが空中で手を広げ、周囲を覆うほどの光の波動を生み出そうとする。
「範囲を広げるな!」
その言葉が響いた瞬間、光の波動が収縮し、周囲に被害が及ばなくなる。
「代わりに集中しろ!」
収束したエネルギーが一点に集まり、ミカエルの手元で暴れる。
タクトがミカエルの一瞬の隙をつき、間合いを詰める。しかし、そのタイミングでミカエルが反撃に出る。
「剣を振るな!」
ミカエルが剣を振り下ろそうとした腕が止まり、次の動きに迷う。
「一歩下がれ!」
その言葉に従うように、ミカエルが後退し間合いが広がる。
タクトが深呼吸し、戦いを終わらせるべく最大限の「警告」を放つ。
「迷うな!今すぐ決断しろ!」
ミカエルの目が鋭くなる。彼は何かを決意したようにタクトを見つめる。
「でもそれは俺の計算通りだ!」
タクトが最後の言葉を放つ。
「自由に動くな!」
ミカエルの動きが完全に止まり、場が静寂に包まれる。