シェアする
わたしは名探偵ミミ。
特性は危険予知。
今日も転がって来る岩石を自慢の推理でかわすのよね。
「ミミ。そんなあなたに商談よ。」
「それは、お値段設定次第ね。ユウイさん。」
ユウイさんは布地をパッとめくって。高級感溢れる土管を見せびらかしてきた。
「今なら、3000円よ。ミミ。」
「3000円あれば、コーヒーが飲めるのよね。」
話しはまとまった。二人は今日もスーパーのレジに並んでドトールのコーヒーを買って帰る。
仲良くお手てをつないでルンバラランとね。
街には西陽が差し込み。景色を綺麗に染め上げ始めていた。