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カクテルです。
あと、もう1本ノベルで投稿してこの短編集は終わらせたいと思います。
『不穏な雲』です。
主な登場人物・・・すみれ、大和
ATTENTION
短編集です。
1話ごとにパロが変わります。
苦手な方は避けてください。
似ている作品があったらすみません。
誤字脱字があるかもしれません。
本編どうぞ!
すみれ視点
今は、夜の9時。最近は仕事が忙しくて、日付の変わるタイミングで帰ることが多かったから、今日は早く帰って彼氏を驚かせようと思う。連絡をしておこうかとスマホを開いたが、それでは驚かせられないと思い直しスマホをバックにしまった。「喜んでくれるかな?」とワクワクしながら、帰路を歩く。その時の雲は、とても暗くよどんでいた。
家の前までついて、私はある違和感に気がつく。明かりがついていないのだ。私たちの家は、一軒家だから一目瞭然だ。
「何か用事があるのかな」とも思う反面、「もしかしたら…」と嫌なことも考えてしまう。私は、不安に抱えながら、家の鍵を開けドアをひいた。
すると目の前には私のものではない、見た事のないヒールが脱ぎ捨てられていた。
すみれ「え?…」
声が震える。目頭が熱い。視界が滲む。状況の理解ができず立ちすくんでいると、階段のほうからドタバタと音がする。
大和「はぁはぁッ、すみれ仕事は?」
着崩れた服を着て、焦った表情をしている私の彼氏。大方、何をしていたか想像出来る。想像できるからこそ、色々な感情が湧いてくる。
すみれ「早く終わったから、びっくりさせようと思ったんだけど…」
しばらく沈黙が続く。すると、沈黙と私の不安を切り裂くように2階から声が聞こえる。
?「やまとぉ〜?大丈夫〜?」
大和「ぃや、ぁ、あ…」
言いよどんでる私の彼氏に、私は投げかける。震える声を精一杯振り絞って、涙を我慢して、心からの笑顔で。
すみれ「ごめん、私じゃダメだった?」
大和「ぃゃ、違…」
?「やまとぉ早く続きしよ?♡」
タオル1枚を体に巻いた、私よりも若そうな女の人が2階から降りてきた。
?「あっ、これ私やらかしちゃった?」
大和「大丈夫、上行って待ってて」
?「わかった、待ってるね」
私は、確信した。もう、私の彼氏じゃないんだって。
すみれ「”雨音が響いてますね”」
そう言って私は、家を飛び出した。私の何がいけなかったんだろう。私は何をしてしまったんだろう。私は彼を信じていたのに。
暗くよどんでいた雲は、綺麗な藍色に染まり月が泣いている私の背中を見つめていた。
そういえば、告白してくれたのは彼からだったけ?嬉しかったのに。私は、最初で最後にして彼氏に告白した。
彼から始まって私で終わる物語。
以上です。
意味はこちらです。
「雨音が響いてますね」
愛していました
なんかめっちゃ切ない感じになりました。
これからも頑張りますのでフォローとコメント、ハートをお願いします。
最後まで読んで頂きありがとうございました!